弥咲:私、そろそろ因習に満ちた屋敷を調べて無惨に殺されたいです!(一同爆笑)
シキ:いや、いくら《リザレクト》があるとはいえ、もっと命を大事にしたまえ。
はやか:おめーが言うなよ天!(笑)
GM:(ちょっと考え)うす、理屈は思いついたのでOKです。
久しぶりのダブルクロスの商業リプレイ! 堪能しました。
『ダブルクロス』と『クトゥルフ神話』をブレンドした特殊ステージを舞台とするサプリメントとして『クロウリングケイオス』並びに『ネームレスシティ』が刊行されたわけですが、このリプレイはその世界を舞台としています。
通常ステージではレネゲイドの働きによってオーヴァードになっているわけですが、この世界のオーヴァードたちは大なり小なりクトルゥフの邪神との縁によって超常の力を得ていて……それゆえに、発狂したときの被害も甚大である、と。
それでも初期はまだ公権力と協力体制もとれていたけれど、ダブルクロスシリーズを知る人なら『そりゃそうなるわ』という人物の裏切りによって、UGNが力を弱めている世界。
そんな独特の世界で活動するPCたちの格好良い姿だったり、クトゥルフ要素であるおどろおどしさなんかを上手く見せてくれるリプレイだったと思いました。
第一話「夜の淵よりまだ昏く」は、PC1である田伏葉月が祖父が亡くなったことで、故郷である田舎の村……戻里村に足を運ぶことになって。
異変を感じ取ったUGN関係者もやってきた中で……葉月の想い出の少女との再会も待っていた。けれど、否応なく事件は加速していって……という展開。
このステージの設定でオーヴァード配信者やってる弥咲、メンタル強すぎでしょ……とか。83Pでプレイヤーの天さんが衝撃を受けているシーンとか、凄い笑ってしまった。
第二話は「闇黒の海より出でて ――海御前弥咲故郷に帰る」。
一話からPCは弥咲だけが継続して、天さんはPCを変更。PLも2人変えた上で、海御前弥咲の故郷について深掘りしていくエピソードでしたが。
天さんの新キャラ・ナインが「人は守るが邪神は殺す」という自身の軸に素直なキャラで、結構好きでした。
リプレイの1話は因習の続く閉ざされた村だったので、ある意味狭いエリアでしたけど。2話では規模が大きくなっていて、邪神の怖さを感じたので良い構成だと思いましたねぇ。
ダブルクロス、久しぶりにやりたい欲高まってきたな。