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「今こそ言おう」
(略)
「……佐山の姓は悪役を任ずると!」
電子専売タイトル。
「文字が力を持つ」概念世界である、1ST-Gとの交渉。
1・上巻でのエピソードですけど、弾丸に「弾丸・当たりもう一発」と書いて一発当たったら次からホーミングかかるとか、概念の活用方法が多様で面白いんですよねぇ。
各ギアと行われることになる、全竜交渉。
その最前線に立つのは、概念戦争当時の様子を知らない佐山御言たちで。
さらに佐山くんの祖父である佐山薫から、当時を知る人々も最低限の情報しか与えてはならないなんて条件が付けられているあたりハードモード。
1ST-Gの生き残りの描写も増したことで、ハーゲン翁の想いだったり、新キャラである王権派の代表であるガルムの存在だったりが、刺さるんですよね……。
滅びた世界。全竜交渉に臨むUCAT側の人員が佐山たち若い世代に変わっているように、各ギアの中でも世代交代は行われつつある。
ブレンヒルトとかは長命種なので当時を知ってますけど、彼女は彼女でギアを滅ぼした当人である司書ジークフリートとの決着に執着してるので、ギアの方針からは一歩引いてますしね。
かつて1ST-Gを滅ぼしたと語るジークフリート。言葉少なで、何かを抱え込んでいそうではありましたけど……。自分に求められた役割を貫き通そうとしたの、不器用すぎるけど嫌いじゃないですよ。
御言は過去の出来事から、自分が本気になれるだろうか、というと言うような迷いを抱えていて。
分からないことが多い中で、UCATに協力的な派閥との交渉に参加してみたり、全竜交渉体験みたいなことをしていたわけですが……。
ついに正面衝突が起きそうな局面にいたり、決断を迫られることになって。
アイコンが「ANOTHER」表記のシビュレとの通信シーン、好きですねぇ。御言が迷っているときに、しっかり必要な言葉をかけてくれる新庄の存在が本当にありがたい。
……一番近くにいるせいで、佐山くんの奇怪な行動の犠牲者になりがちなのは……お疲れ様ですって感じですけども……。