気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

川口士

魔弾の王と戦姫16

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「統治者にとって大切なのは、先人の遺志を受け継ぐことだったのだ。いや、逆か。先人の遺志を受け継ぐ者こそが、次代の統治者たり得るのだ」

 

フィグネリアがリーザを、ヴァレンティナはソフィーを襲撃。

前者はかなり危ない状況になっていましたが、幸い市街にいたティグルが駆けつけてギリギリ助かって。

後者に関しては王宮でやっていたため、ルスランによって止められた。

この時、自らを快復させた立役者であるヴァレンティナに対してしっかり罰を与えてる辺り、ルスランも王の器があるのかなぁ、という印象を抱きました。

                                                          

目下、ヴァレンティナの暗躍でかなり荒れている国内を落ち着かせる可能性もあったのでは、と思いましたが。

竜具の偽物を作っていたり、手を変え品を変え情報収集して人を動かしたりとヴァレンティナが暗躍好きすぎて怖い。

 

ティグルはブリューヌの人間として、ジスタートの安寧を望み状況改善に努めようとしますが。

ささやかな宴をルスラン王子の協力のもと開催しようとしたら襲撃があって。

ルスラン王子が寝込みがちになるなど、状況は落ち着かず。

他国の軍や、ジスタートの王位回りでいざこざが生じているのを好ましく思わない国内勢力の蜂起まで起きて。

エレンとフィグネリアの戦姫同士の決戦まで起きてますからね。

代理統治者に謀反の疑いまで出て来て、ジスタートが一気に状況悪化してて乾いた笑いが出ました。



魔弾の王と戦姫15

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「この国の王になってください、ティグル」

 

ムオジネルの撃退に成功したブリューヌ。

ティグルは秘密裏にレギンからの想いと政略について聞くことに。

まぁ、自国から出た英雄を放っておく理由あんまりないですしね。他国からも注目されているとなればなおさら。

 

魔物関連の騒動もあるので時間が欲しいという事で、いったんは保留。

ブリューヌの書庫を解放してもらって、女神や魔物についての情報収集を行ったりもしてましたね。

戦争続きではありましたが、相手が難敵なのもあって、空いた時間を有効活用しているのは好ましいですねぇ。無駄にしてる余裕がないとも言いますが。

 

直ぐに決められる話ではないのはもちろんですが。

ミラやソフィーと言った戦姫たちも彼を逃す気がなくてアプローチが凄い。

魔物側やガヌロンも、状況が揃いつつあるためティグルを襲撃したり。

ヴァレンティナが、病に伏したジスタートの王子ルスランを表舞台に引っ張り出すなんて爆弾を持ってきたりと、各国が落ち着くのにはまだまだかかりそうな感じ。

というか、ヴィクトール王の朝令暮改っぷり、ヴァレンティナ側についた新しい戦姫フィグネリアの襲撃と、ジスタートがヤバい。


魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉15 (MF文庫J)
川口 士
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-08-25


魔弾の王と戦姫14

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「勝つための手は打っています。ただ、それを成功させるためには皆の力が必要です。守りたいものを守るために、力を貸してください」

 

ムオジネル軍に対抗するために策を練るティグル。

数で劣る状況を覆すために、敵の指揮官を狙うという危険な案を出して。

敵の警戒が甘ければ完全な奇襲になったんでしょうけど……ティグルに「流星落者」の称号をおくったクレイシュはティグルを侮っておらず。

自分を狙ってくるだろう、と予測しているあたり難敵ですね。正直、もっと長引いてもおかしくない感じではありました。

 

ミラが協力してくれているとはいえ、ティグル無しで防戦することになってもレギンが王として覚悟を示してくれたことも大きいですね。

あそこで空気が変わったのは間違いない。王族として、確かに成長しているのが分かる。

 

とは言え敵の数が多く、手も策も練ってきているのでかなり苦戦を強いられていましたけどね。

弓を忌避しているというのもあって、遠距離攻撃の手段が無いのもかなり痛い。それでも少しずつ変化が生じているのも見えて良かった。

ティグルの方も、ギリギリの状況でさらに限界を超えてくるんだから怖い。「怪物」って零す敵兵が居ましたが、うん、間違ってないよな……

 

魔弾の王と戦姫(ヴァナディース) (14) (MF文庫J)
川口 士
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-03-25


魔弾の王と戦姫13

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「ティグル! あなたに任せるわ!」

 

一敗地に塗れた月光の騎士軍。

道中の川に毒を入れられたり、敵が軍の運用に長けていたなどの要因から手痛い損害を被る事となったようです。

 

エレンが囚われの身となり、ティグルは単身それを追うことに。

道中、魔物ヴォジャノーイと戦う羽目になっても居ましたが、竜具の導きによって駆け付けたミラに助けられて。

視野狭窄に陥っていたティグルの目を覚まさせてくれたことが、本当にありがたい。

ここに彼女が来ていなかったら、どこかで失敗していたでしょうし。

 

英雄の消息が不明で、さらにはムオジネル群による侵略も重なって。

ブリューヌが思いっきり狙われてますねぇ。手が足りていないというのを見透かされている。

エレンに執着し、月光の騎士軍に打撃を与えたグレアスト軍。

二度もやられるティグル達ではなく、見事蹴散らしてましたが。

グレアスト自身の末路は、意外なところからやられたなぁと言いますか。過去の行いが跳ね返ってきたという事でしょう。

 

今回の出来事で傷を負ったエレンを癒すために、ティグルはついに想いを告げることに。

それぞれに立場があるために、そう簡単に公的に結ばれることは叶わない。けれど、絶対になんとかするというあたりティグルも男の子というか。



魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉(13) (MF文庫J)
川口 士
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-11-25


魔弾の王と戦姫12

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「そうすることで、オレに何の利益がある?」

「俺と戦わずにすむ」

 

シリーズものを4年も詰むなよ……ちゃんと新刊で買ってたので許してください……

オマケに新シリーズが既に三冊出ているという。そっちも買いましたけどね。えぇ。

この記事作成時点で、一念発起して積んでた戦姫と新作の雪姫の方まとめて読み終えたので、近日中に感想上げます。

 

ブリューヌ王国に侵略したザクスタン軍撃破の為、戦姫たちともに王都ニースの下を訪れて。

しかし、レギンを認めない勢力による暗闘が進み、さらにはガヌロンまでもが動いていてかなり状況はややこしくなっていますね。

 

その戦果から評判が高まりつつも、反感を買いジスタートの走狗と化したのではなんて噂も流れるティグル。

味方してくれる人も居て、宣伝のための詩歌が作られたりして、小領地の貴族だったというのが信じられないくらいの変化ですねぇ。

レギンから応急に努めて欲しいなんて話も出たり、どんどんと外堀が埋められていってる感じもあります。

 

その期待に応えるだけの成果を上げてるんですけどね。

ザクスタンに呼応してアスヴァールが攻めてきたときも、上手くあしらっていましたし。

それだけに、最後の展開には驚きましたね。まさか、ここで敗北する事になろうとは。

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉12 (MF文庫J)
川口 士
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-07-24


魔弾の王と戦姫11

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「野心がない。欲がない。それはそなたの重大な欠点だが、そのことを率直に出しすぎるのはなお悪い。多くの者は、かえってそなたを疑うであろう。野心や欲がないように見せかけて、本当は誰にも言えない程の野心や欲を抱えているに違いないと」


ヴィクトール王のイメージが変わりましたね。
乱心したらしい王子をどうするでもなく、後継者を指名したことで、他のキャラの思惑があったとはいえ、戦姫同士がぶつかる一歩手前まで騒動を転がしたこともありましたか。
他国の客であったはずのティグルを、使者として派遣したり、結構無茶しがちというか、傀儡とまでは言いませんがどこか歪な状態で王座に在るのではないかと少し思っていた部分がありました。
けど、彼は、まさしく王であった。
ティグルと対談していた時の様子、助言をしつつも、油断ならない存在感がありました。

一貫して故郷の領主である、という立場を崩さないティグルでしたが。
オルガは彼に王の素質を見たり、他の面々には結婚を勧められたり、彼の将来が、今後の大きな転換点になるんじゃないですかね。
戦に置いて、多くの功績を挙げ、隣国の戦姫のほぼ全てと交友関係がある。
オマケに母国では、称号も貰ってましたよね、確か。
ここまでくれば、もはや地方の一介の領主なんて立場には戻れるはずもなく。
魔物どもも暗躍していますし、ますますこの大陸は引っ掻き回される流れになりそう。

戦姫にあいさつ回りしていたら、いつの間にか大所帯になっていた、という最初の場面がなんとなく笑えた。
アレ、どんどん重要人物が増えていくから、周囲からかなり注目集めたというか、ティグルの名前がまた広まったんだろうなぁ、と思うと。
戦姫同士での情報交換の場面とか、挿絵は中々いい味出してました。
ついにヴァレンティナとの接点もできて、相変わらずの流れに持っていってるティグルがさすがすぎる……
彼女は彼女で、魔物に対してある程度知っていて、暗躍していてと怪しさ満タンですが、何を考えているやら。

さて、魔物たちだけではなく他国までまた侵略を始めて面倒なことになっていますが。
レギンに対しての暗殺騒動とかもあって、かなり不穏な状況です。
ティグルはいつも戦姫たちといるように見えるからそのことに対しての不信とかもあるだろうし、中々先行きは明るくなりませんな……

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉11 (MF文庫J)
川口 士
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-03-24

銀煌の騎士勲章3

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「あなたは、騎士なのですか?」
いえ、と首を振る。
「ですが、いつか騎士になるつもりです」
言ってから、怖くなった。騎士になるな、と言われたりしないだろうか。強制力があるわけではないが、心に重いものは残る。
「それでは、あなたの望む騎士になってください。兄がそうしたように」

イングリドが、アウレリアとカインの旅路を心配している場面が、なんか心温まる感じがしていいですね。
アウレリアさんが、良い人なんですよね。本当に。夫に対してはアレですけど。
一方で、カインたちはようやく王都に到着。
皇女は相変わらず、勝手気ままにうろついていますけど。

カインが因縁の相手であるアリキーノと思わず鉢合わせたり、そこにバルトまで合流してしまって、中々修羅場っぽかった。
なんだかんだで、アリキーノのこと嫌いじゃないんですよねぇ。
国では、平民取り立てて……とかであまり好意的じゃない意見もあるようですけど。
暗躍して、調べてはいたけれど。
いざ事件が起きた時。王都で他国の皇女やその従者に危害が加わるようなことがあってはならない、と責任を果たそうとするあたりとか。
それだけに、彼がここまでだっていうのが惜しいなぁ。

今回もアヴァルたちのエピソードが間に挟まっています。
こうやって、別の視点が入ると、物語の枠がしっかりするのでいいと思います。
この描写がないと、カインたちのいるところにいきなり敵が登場して、ってことになるのでかなりご都合に見えてしまいますし。
伏線というには堂々としてますが、前振りを受けてちゃんと話が展開してく安定した作品ではありますね。

カインは、この出来事からいろいろと吸収して成長していけると思うので頑張ってほしい所。
ファンタジア文庫版は読んでるんですが、だいぶ前なもので。
あぁ、そういえばこんな展開だったなぁ、とぼんやり思ってました。今度読み返そう。


銀煌の騎士勲章2

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「諸君は帝国の騎士だ。それらを守らなければならない。平和を守る盾であり、平和を脅かすものを討つ剣でなければならない。諸君が騎士としての任務をまっとうできることを祈る」


ライタークロイス新装版の2巻ですねー。
ファンタジア文庫時代は5巻で止まってしまいましたが、順調に行ってほしい所です。
扉絵はファンタジア文庫時代の方がいい場面抜いてた気がしますが。
……それだけに、兼ね合いとかあって変わったんだろうか。

皇女に協力していた、オームスが帰還し、カインを歓待しています。
奥さんがまたいい性格をしていて、オームスさんに対して毒を吐く。
まぁ、本人たち分かり合ってて、楽しそうだしアレはアレでいいんじゃないでしょうか。
カインがちゃんとイングリドのことについて聞いているのは、彼なりに真剣だってことで、まだまだ青いですけど、

自分なりの正義感があるのは好感が持てます。
それにのっとって行動した結果、騎士試験は残念な結果に終わったわけですが。
本人満足しているならいいんじゃないでしょうか。
カインは納得したことについては力が入るけれど、不満があると気が抜けるっていうあたりも、まだまだ幼稚さがあります。
先輩のクローディアに短剣での戦い方。槍が使えなかった場合の対処法について教わりますが、槍に専念したいと、気もそぞろで。
幼さがあるっていうことは今後、成長できる可能性が残ってるってことで、主人公らしいよなぁ、と思いますが。

カインの幼馴染の騎士になったアヴァルサイドのエピソードとか、隣国の要人で暗躍している人々の話とか。
世界が作りこまれていて、決して主人公たちだけで話が進んでいくわけではないっていうのは割と好きです。
描写する人や場面が増える分、勢いが殺されたり、ともすればパッとしない印象にまとまってしまうものですが、割と上手に、それぞれの立場の違いが描かれているんじゃないかと思います。

暗躍しているらしい隣国に、皇女たちが赴くことになってますが。
道中怪しい奴に襲われ、危機的状況になったりと、皇女とその従者がそんなことしてていいのかって感じですが。
出会いからして相当でしたし、今更治らない関係か、これは。

1、2巻同時発売だった割に、3巻との上下巻なんですよね。
……1巻とりあえず出して、どうせだから2、3巻同時発売とかじゃダメだったんだろうか。


魔弾の王と戦姫10

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バーバ=ヤガーの挑発を、エリザヴェータは笑い飛ばした。
「おまえの言う通りよ。ずいぶんと無様な姿を見せてしまったわ」
エリザヴェータの怒りを反映し、黒鞭の戦端が激しい雷光を帯びて輝く。
「だから、おまえを滅ぼして何もかも取り戻すことに決めたの」


記憶を失い、ウルスとしてエリザヴェータの下で過ごしていたティグル。
見知らぬ森の中でであったのは、ティグルの消息を探っていた他国の密偵で。
一方で、ティグルの姿を求めて、マスハスやティッタ、リムもルヴーシュの街に到着して。

エリザヴェータが本当にいい子だなぁ、という感じです。
幼少期の経験から言えばもっと歪んでしまっていてもおかしくないだろうに。
魔物の力を借りているようだ、っていう情報が出てきた当初はすわ敵側のキャラクターなのかと思っていましたが。
今回それを振り払って、戦姫として敵と対峙した姿は格好良かった。
というか、幼少期にエレンとあっていて影響を受けて、立ち向かう強さをそこから学んで。
そうして戦姫となった果てに、巡り合わせが悪く、仲が険悪になっていたのを彼女はいったいどう思っていたのだろうか。

バーバ=ヤガーを打倒するために。
前回、自分のところの騎士に攻撃を受けたこともあり、一人で敵を探していますが。
不器用だけど、彼女は結構誇り高いんですよね。もうちょっと我が侭になっても罰は当たらないと思うがなぁ。
エレンなんか結構自由な性分だと思うんですけどね。
オルガみたいに旅に出ちゃう戦姫もいるわけですし、もうちょっと軽く考えてもいいんじゃないかと。
……オルガがまるで考えなしみたいに見えますが、彼女は彼女で悩んでたんですがね。

そして騒動の中でティグルの記憶は無事に戻り。
客分だったのに使者として派遣され、行方不明になってしまったとか、中々ない問題だと思います。
そのこともあってマスハスはヴィクトール王と謁見し、ティグルの処遇について話す予定だそうですし。
10巻をもって、第二部が終了だとか。一席が空いてしまった問題こそあれど、あとがきに遭った通り、戦姫たちについて描かれていたというのは疑いの余地なし。
黒弓やら魔弾の王については第三部での予定だってことですが……随分と贅沢なつくりをしているよなぁ、と思います。
これが普通だったら10巻行くまでに、黒弓とかについてはとっとと明かされたりして、一つ大きな事件を解決したところで、シリーズ終わっててもおかしくないと思います。

10巻まで書いてなお、謎も問題も多く残っています。
それこそティグルの黒弓だったり、タイトルの魔弾の王という存在だったり、暗躍する魔物たちの目的だったり。
あるいは、他国の間諜の存在や、裏で動いている上に魔物たちの事情を知っているようなガヌロン。戦姫でありながら、暗躍して事態をかき回しているヴァレンティナのことも忘れてはいけないでしょう。
これらがどんな結末を導くのか、今から気になって仕方がないです。

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉10 (MF文庫J)
川口 士
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-10-23

銀煌の騎士勲章1

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「君の用事がどんなものかは知らない。だが、君の師は理解を示すのか」
「先生は口を一切出さずに手を百倍出すようなひとですが、分かってくれると思います」

リメイク版。ファンタジア文庫版は既読。
既読とはいっても、昔のことなのでさすがに記憶薄れて生きていますね。
とはいえ、5巻のあの終わり方には納得がいかなかったのは覚えてます。
是非続いてほしいものです。

大筋は覚えていたんですが、細かい部分は忘れてましたね。
問題なのはこれがすっかり忘れてたのかリメイクで浮いてきた部分なのかがよくわからないってところですか。
……原作の方読み返そうかなぁ。
なんでも、担当と作者が、復刊にあたって本編を読み返したところ「あれ、こんなんだったっけ」となったので加筆修正とかは結構されているらしいですよ。

大陸の東からは魔獣がやってくる。
帝国の騎士は、その魔獣から国を守るために、勲章を用い聖獣を駆って戦う。
要するにわかりやすい騎士というか、子供があこがれるのには十分という存在。
幼少期に騎士を見た田舎育ちのカインも同じように騎士に憧れ、登用試験を受けるために帝都までやってきた。
そこで彼はいくつかの出会いを得てそれによって、色々と面倒事に 巻き込まれていく。
 
同郷の知人が絡んできたり、ちょっとお気楽な知り合いができたり。
槍の師匠を知っている相手と語り合ったり。
行動派の姫様と知り合ったことが一番の不運だったんじゃないのかなぁ。
まぁ、そこから道がつながっていくんだから災い転じて福と為せればいいのか。 
カインのまっすぐさが主人公らしくていいんじゃないでしょうか。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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