気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

志瑞祐

聖剣学院の魔剣使い2

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「――我が〈王国〉に手を出した罪、贖って貰うぞ」

 

1000年の時を超え転生した魔王レオニス。

今の時代で得た配下を指導しつつ、自分でも情報収集を始めて。

権限がない書庫に入ろうとして止められて、レギーナの助力を得たりしてましたが。

彼女も色々背負ってるんだなぁ、と言う感じ。

 

それを言ったら咲那の隠し玉も不穏な気配しかしませんし、ヴォイドなんてものと戦い続けて来た人々の重さを感じた。

先の騒動の慰問を兼ねて、第四王女が来訪する事になりましたが。

王女を狙った勢力によるテロ行為まで発生。裏でテロを煽った輩までいて、面倒事の種が尽きませんな。

 

いろんな思惑の中戦っているのを、レオニスが「俺の王国に手を出すな!」と一蹴してくれるのは分かりやすく爽快でいいですね。

もう事情があるのは結構ばれて来てるし、早々に事情を明かして味方増やしてもいいのでは。彼が魔王になった経緯と言うのも、なんか厄ネタの臭いしますしね……情報共有大事よ。

さて、レオニスの影の中にいるというもう一人が出てくるのが先か、事情を打ち明けるのが先か。コミカライズも決定したそうですし、順調に刊行続けて欲しいですねー。


聖剣学院の魔剣使い

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「――貴様は、打ち滅ぼすべき敵だ」

 

『精霊使いの剣舞』の著者が送る新作。

最強の魔王は勇者たちに倒される前に、自らを封印し1000年後に復活。

しかし、天性の秘宝が上手くいかなかったのか、10歳の少年の姿に戻っていて。

封印されていた遺跡を探索していた少女たちに救助されていましたが。

 

知識の断絶や、かつては存在しなかった敵対種「ヴォイド」や、今を生きる人類が扱う武器「聖剣」など変化は著しいものがあって。

表層を取り繕いながら情報を集めたり、発見者の少女に事情を打ち明けて共犯者にしたり。

最初こそ能力を隠そうとするつもりも散見されましたが。

終盤、大規模な襲撃があってかなり派手に失われたはずの魔術を行使したりして、この後の言い訳大変そう。

状況が変わりすぎているので、事情を知ってる相手を増やした方が、動きやすくはなりそうですけどね。

 

ラノベらしいラノベと言いますか。

あらすじから想像できる通りの世界観を描いていて、面白かったんですが。

難をあげるとするなら、情報量が多いってとこですかね。

魔王時代、勇者に「貴様までが人の身を捨て、神々の使徒に堕するとは」とか零してる辺り、一概に勇者をたたえられなさそう、というか。

レオニス自身に出来る事が多すぎるので、それの説明。変化した今の時代の事情。キャラクターも多いので、薄味になってる場面もあったかなぁ。
伏線が多いから次回以降に期待が持てる、ってことの裏返しでもあるんですが。




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