気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

戸部淑

なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う

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「この世には“流れ”がある。人が流れのままに生きるのが最良とは言わん。しかし流れに逆らう事が良でもない。肝要なのは唯一つ」

(略)

「受け入れることじゃ」

「受け入れる……」

「望まぬことも、何かの縁だと思うてな」

 

縁を結ぶうさぎと、それに振り回されるお人よしの大学生。

……縁が結ばれてカップルになった人の近くにいる学生ってことで、疑いの目を向けてくる人が出てきたり。

ハイスペックの西院さんも色々思う所がありそうな感じで見守っていますが。

今回も、色々な縁を結んでいく……中で、他の「縁結び」が彼らの前にたって。

 

ヨーロッパ出身の縁結びの少年ローランと、長い年月縁結びをしている兎ユリシーズ。

彼らはどちらがより良い縁を結べるのか、と勝負を申し込んできて。

最もローランは縁を見る「目」がまだ発展途上の段階でゆかりよりも曖昧な形でしかとらえることが出来ぬ状況。

そんな彼がゆかりたちの前にやってきたのには、ユリシーズの事情も絡んでくるわけですが。

 

今回は、世知辛い展開が多かったかなぁ。

夢破れる話や、「最も見るのが難しい『見えてはいけない縁』」の話なんかも出てきました。

登場時から好き勝手言って、引っ掻き回してくるローランは余り好ましい感じではありませんでしたが。

ゆかりと交流していき、ユリシーズの事情なんかを知り、最後にはわりと成長出来ていてほっとしました。

……動き回ってたゆかりが追試の海に沈んで、彼の大学生活を案じずには居られぬ終わり方でしたが。

……なんだ、きっとその内良い事、あるといいね……


ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル5

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セルヒオ ……本気で戦乱の神だなァ、マキシム! でも、そこが好きッ! だからプリースト技能取り上げないで(笑)。
ネダ いや、そこはよく考えて、ダメな神だと思いましたと言えば、許されるだろう(笑)。

第十三話 憎悪な石剣!
第十四話 最後な決戦!

リプレイ完結。
確かに、今回の悪役倒して、NPC救ったら伏線は大体回収し終えてしまうわけですが。
ちょっと駆け足気味だったかなぁ、と楽しんでいた分残念なところがあります。
このリプレイの主役は、実はリディウスじゃなくて、二ノンだったんじゃないだろうか。
こじらせると乙女は怖い。よくわかった。

一方で、囚われのアーセナルはかなりの火薬庫ですよね、本当に。
滅びた雷穿国の妾腹の王子。他国のお偉いさんにも知り合いがいる。
彫刻家として一流で、神器の一つのレプリカを作った経験もある。
どれだけ国家機密と絡めば気が済むんだっていうレベルの重要人物。
事件に巻き込まれたことを言い訳にさくっとやっちゃうのが、後腐れ無いんじゃないか、と夜テンションなセルヒオには言われてましたけどね。

この地方のぎすぎすした空気を作り上げた一因というか主な原因は、本当にマキシムですよね、コレ。
いやマキシムいなかったらまだ蛮族領だった可能性がありますけど。
決意とかの神様のはずが、このリプレイを読むと本当に戦乱の神の類なんじゃないのかと思えてしまう。
トラブルに愛されている体質の人だったんだろうなぁ、といいますか。
ともあれ、前回のようなハプニングが起きずに、無事に事件を解決できたのはよかったですね。
一人エンディングで無事じゃなくなった奴がいますけど。
あのお母さんは怖い。本当に何者ですか。さらばセルヒオ、永遠に。
いつかリディウスに助けられると・・・いいね・・・

 

ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル④

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セルヒオ ……うわー、よく考えたなァ、マキシムさま(笑)。
ヴィート 本気で狙われる存在にする代わりに、本気で護られる存在にしたと(笑)。
リディウス マキシム本人はよく考えてるんだろうけど、こいつ戦乱を起こす天才なんじゃね?(笑)


第十話 虜なプリンセス
第十一話 トラブル続きの救出劇! 前編
第十二話 トラブル続きの救出劇! 後編

封印されたはずの神器。
しかし、ユーシアニの神器は既に封印から解放されていて……?
リディウス達の新上司、腹ぐろウサギはその秘密を狙っていた。
どうやらそれ以外にも色々と後ろ暗い事をやっているようで。
つーか、保護しているはずの少女を人質にして父親脅したり、その少女にエグイことしたりするっていうのは「後ろ暗い」通り越してただの犯罪、悪事だよ!

リディウス わかった。その答えに揺らぎがないってのなら、お前は死ね。宗教的に。鉄槌神への信仰を捨てられないってのなら、今度はマジ殺す。身内として、他に迷惑が掛からないように俺が何処までも追いかける。 


何やら暗躍していた兄、ユルを確保しました。
その時リディウスが会話をした結果言い放つんですが……格好良かったですね。
なんちゃってリーダーとかとりあえずリーダーとかそんな感じで始まっていたのに、良い演出をしたよなーという感じ。 

腹ぐろウサギに痛い目見せるために、反撃を始めるわけですが……
話が進むにつれて、ウサギの悪事が少しずつ明らかに……ってもう真っ黒じゃないですかー。

まさかまさかの大参事。凄いところで1ゾロが出たものです。
しかも2連続とは。
まぁ、そもそもGMの想定すっ飛ばして、最短ルートに入ったりしているあたりは流石というか。
雑談混じりで、ふっと気になったことを聞いたらそれが手がかりになるんだから、TRPGって怖いというか凄いというか。
それをなんとか修正きかせながら運用しているGMが凄い。

最後の大騒ぎはアレで通ってしまうんだなぁ。
確かに追跡は人が盾になって難しいだろうけれど、あそこまで派手にやったら、面が割れるどころの騒ぎでもないですよね……

 

ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル③

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マキシム よく考えた結果ならありなんじゃァ?
GM 「いや、よく考えてナシだろ」と慌ててエドワード氏は言い返しますよ。
セルヒオ だって、マキシムさまはよく考えた結果「俺が武器を落とせば戦争が終わるはずだー!」って神器を撒き散らした結果、この社会なんだよォ、お兄ちゃん!
旅中リディウス ひでぇ主張だ!(笑)


第七話 炎な殺人事件!?
第八話 ウサギな無理強い!
第九話 聖女な取り引き

まさかのパーティー分裂の危機。
いや、確かにPC的にはそういう行動をとるんでしょうねぇ。
GMもそれを想定して色々と手を打っていたようですが。

さて、事件が起きてまた事件というか。
地方的に仕方ない事ですけど、随分と厄介な状況になっているなぁ。
蛮族が残るなかで、隣国を信じられないっていうのは大変そうです。
国の裏事情に巻き込まれそうになっているといいますか、半分くらい足引きずり込まれてますけど、嫌味な新しい上司をどうか見返してやって欲しい。
 
ユーシアニを目指す途中で村で起きた火事と、殺人事件。
その犯人を追い込んだり。

山で目撃した不思議現象を確認にいったら、なぜか自国の軍人と出会ったり。
何やら思惑があるようで、上司として振舞ってきますがね。
仕事の管轄ってものもあるようです。いけ好かないうさぎだ……

面倒事に巻き込まれ、密命を帯びてユーシアニへ。
密命っていうのも結構面倒くさいというか、やってもやらなくても色々と手間がかかるものですねー。
他国の情報探るのとか、この地方じゃ茶飯事だろうけど、ばれたらやばいよなぁ。
 
そして、刃神マキシム。
セルヒオにも言われていますけど、結構、決意とかの神様っていう割には、手抜きっていうか、予防がなっていないというか。もうちょっと「よく考え」たほうがよかったんじゃなかろうか。
妹は鉄槌神エセルフィンになってるみたいですし。
珍しい第一の剣系列に属する邪神。
マキシムの実の妹で、同じように蛮族と戦う武器を作っていた鍛冶師。
平等のもと平穏を形成するって教義を持つが、嫉妬に結びつきやすく、皆金一に、同じように平均化された社会を理想としているそうで。お前ら兄妹そろって……


ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル②

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ヴィート てゆーか、考え方が間違っています! 逆だ逆! 感情が待芽生えたからこそ、そういうシチュエーションになるんですよ! シチュエーションが感情を作るわけではないんです!

第四話 メイドな野郎ども!
第五話 独りよがりなセンチメンタル!
第六話 混沌なプレリュード!

四話。
第一話で出会ったNPCの父親がかなりの重要人物だった件。
前回起きた事件でその護衛とかもやられてしまったため、とりあえず安全な場所を用意しようという事で、一路連れて帰ることに。
娘を故郷に送りに行ったはずなのに、帰り道も一緒なんだぜ……?
まぁ、何の問題もなく帰れるはずもなく。豪雨によって途中の村で足止めを食らいます。
で、その村ではちょっとした問題が起きていて・・・しかし、そこでどうして「女装メイク判定」になるんだ。
口絵で吹いた。GMもびっくりだ。
本当にバラバラに行動することが多いPCたちですね。
でも、仲間内ではそれなりに仲良くなってきているんじゃないですかねー。
女装組とかアイコンタクト技術上昇してましたし。

五話。
凄く残念な迷宮というかアトラクションがあったりして、笑える場面も多かったですね。
あのアトラクションはいい迷惑だ……

リディウス ……あのさ。多分な? たぶんだけど、これ、俺たちが思っているようないわゆる苦役系、謎系、戦闘系の試練じゃないんじゃねえ?
ヴィート リディウスくんのいいたいこと、わかります。苦役というか、むしろ……羞恥系(ぼそ)。

ポリアンナがこっそり? 登場したりとイベントは発生してますけどね。
あの人捕まえるのは無理なんじゃないかなぁ、という鮮やかさでしたけど。

六話。
冒険者の店から「ちょっと深刻そうな依頼」を持ちかけられる一行。
北西の街で蛮族が出没しているらしいという話。
しかもそこはリディウスの故郷だったりして。
そういう縁もあって、依頼を受けて町まで赴くことに。
まぁリディウス、実家の兄弟間宗教戦争に嫌気さして逃げ出したから、微妙に気まずそうですけど。
妹にあったときに土下座してるし。
そして最後ちょっと事件が起きての引きになって、動き出しそうな感じですねー。

 

ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃クロニクル①

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GM では悪に手を染めた神官ですが。「よく考えた! よく考えた上で、こうするしかないと決意したのだ!」
セルヒオ OK! じゃあ仕方がない、俺様もよーっく考えて……この蛮行を許しちゃいけないって決意したよ! 戦おう!(笑)


第一話 孤島なサバイバル!
第二話 果実な追跡者!
第三話 秘密なガーディアン!
 
シエナクェラスという新しい地方が舞台ですねー。
かつて蛮族に支配され、後に小神となった鍛冶師によって与えられて神器を用いて、国を興した地方。
神より7つの神器を与えられた勇者たちはそれぞれ国を興す。
だが時間の流れの中で国は、気がつくと8つになっていた。
偽物を持っているとされた国は滅ぼされて、それでギスギスしているところもあるようで。

この地域で新興されている小神マキシム。
大破局が終わっても収束しなかった蛮族の支配を破るべく立ち上がった反抗部隊に武器を与えたものの、反抗は失敗。
「武器を与えたことが正しかったのか、間違っていたのか」と悩むようになり、その声を聞き届けたキルヒアの手によって神の階梯を登った鍛冶師。
武器や鍛冶の神と解釈されがちだが、実は決意や誓いの神様だそうですよ。
「よく考えましょう。よく考えたら頑張りましょう」的なものだとGMに言われてましたね。

冒険者がこの地域では、少しかわった立場になってるんだとか。
試験を受けることで、登録した冒険者に国から依頼を出すこともある、っていう仕組みが入っているようで、
その辺は面白いかなーと思った。
登録すると、通常の冒険者業務をしながら、国から依頼を出したときは優先的に受けて欲しいという形式。
まー冒険者を傭兵として、予備軍扱いにしている感じなんですかね。

第一話はその登録をするための最終試験をするために、孤島でサバイバルをする話。
重要そうなNPCと出会ったりとイベントもこなしていますけどね。
暫定リーダーになったリディウスがなるほど結構残念な感じで。頑張ってほしいものですけど。

第二話は、腕試しとしてちょっと近くの村の野菜泥棒を捕まえに行く話。
第三話は、第一話で出会ったNPCの事情を知って、ずぶずぶ深みにはまっていく話。
あながち間違ってはないない。ヴィートが判定失敗してうっかり覗き魔になってしまったシーンには笑った。

しかし、本当に分散行動が多いな、このパーティー。
何のかんので、しっかりチームではあるようですが。
 

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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