「――僕は どっちでもいいよ」
(略)
「これは君の問題だ」
祝の中に、まだ女王の残滓が残っている。
切からすれば、確かに切った手ごたえはあったから、それはおかしいという話をしていましたが。
女王がかつて祝の父から聞いた言葉によって、その理由も明らかになり。
祝の気持ちが女王に近しくなっていた部分があり、その感情に惹かれて残ってしまったのではないかという事ですが。
解けない呪いに対し、怯えている祝。それに対して、切が自分の判断を押し付けるのではなく、祝自身に悩ませる方法を選んだのは良かったと思います。
これで、切が決めて行動をしていたら、祝は最後躊躇ってしまったかもしれない。
でも自分でやると決めたからこそ、覚悟が決まり、女王を真に追い払うことができたと思いますので。
呪いの道具と髪の女王を巡る物語は之にて閉幕。
……他の人々の様子もちょっと描かれてましたが、銃の子に対してはうん、彼今後どうなるのかなぁ、という不安しかない。まぁ、ウィッチ―が上手く対応すると信じよう……。
それぞれにその後の話はあるでしょうが、まぁ、ひとまず難題が解決したところですし、戦いを超えた二人なら、これから先もなんとかなるんじゃないかと思います。