気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

新しいゲーム始めました。

新しいゲーム始めました。@COMIC1

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「って我どこかに連れてかれてる!?」

「このまま持ち帰ろうと思って」

「役目があるといっておろう!」

 

コミカライズ作品。

高度なAINPCに搭載した自由度の高いVRMMOゲームを舞台にした作品。そのゲームの名は『異世界』とシンプルなものでしたが、作り込みはかなりのもので。

隠し要素として「世界の謎」というものがあって、必要な条件を満たすと特殊な報酬を貰えるが、事前に答えを知ってしまうと報酬を貰える資格を失う、みたいな制限が掛けられていたりして。

そういう検知技術がしれっと導入されているあたり、いろんな技術が発展していてそれを押しまず注ぎ込んでるなぁって言うのが分かる。

 

主人公のキャラネーム・ホムラは昔からのゲーム友達と一緒にプレイすることにして。

仲間内でワイワイプレイを楽しみつつ、それぞれソロでプレイする時間もとっており……ホムラは一人で動いている時にやたらと世界の謎だったり、隠し要素を拾い上げていって。

運営本部のキャラクター、黒影にABCと書かれている手抜きデザインでしたが、運営側もびっくりするような展開を、早々に引き当てていったの、笑えるんですよね。

彼と契約することになった獣、白のコミカルさもコミカライズでより伝わりやすくなっていて良かった。

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運営C「だって住人に配慮してるなんて、それだけ自分らがつくった世界がよくできてるってことじゃないッスか」

運営B「……本音は?」

運営C「ここまで突き抜けてるともういっそ応援したくなるッス!」

 

大会でバハムートの存在を示してしまったことで、カイル枢機卿から勧誘を受ける羽目になっていましたが。

そうでもしないと他の組織からの干渉もあるだろうし、名義貸しみたいなもので特に制限も受けないということでホムラはそれを了承。

クランメンバー以外の仲が良い一部のプレイヤーに、ホムラ=レンガードという情報を打ち明けていましたが、神々の装備による隠ぺいが強力で暫く信じてもらえなかったのはコントのようで面白かったけど、くどさもあった。

 

ホムラと接触したことで様々な真相に気付き、国元から逃げてきたガラハド達から助けを求められて、カルの秘密を知る住人が増えることになったり。

救助にかこつけて神器のパンツをガラハド達に押し付けてた強かさは愉快でしたね……案の定、挿絵つけられてましたが予想以上に酷い絵面になっててなお笑えた。

あれで神器で高性能じゃなかったら、誰も装備しなかっただろうに、神器なばっかりに……。

 

あとは好き勝手行動している中でまた新しい獣の情報をゲットしたどころか、最速で入手に到達してて、さすがホムラというか。今回はペテロも巻き込んでたし、最少人数クリアというか、狙っていないのに獣入手RTAみたいになってるの、ついてるとしか言えないというか。

巻末オマケにコミカライズ8話が載っていましたが、白が好んでいた磁器の店について探す話で、絵がついているとなお味わい深くなってて良かったですねー。

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ホムラ:登録はレンガード。粗相をしてパーティー戦にソロ参加、五十二ブロックです。

シン:ぶっほ!

ペテロ:どうりで個人戦にいないw

 

レンガード名義で店舗を持つことになり、縁のあったスラム街の獣人の子たちを店番に雇うことになったりしてましたが、営業は順調で。

有用なアイテムを扱っていることもあって、日々好評を博していて、NPC達に取り入ろうとしたり、レンガードと接点を持とうとするキャラも多いみたいですが。

なんだかんだ関係者の好感度高いから、色々フォローしてくれて助かりますね。

 

中盤からは開催されることになった闘技大会について。

住人達も参加するタイプの大会でしたが、プレイヤーも各々奮闘するわけですけども。

ホムラが白のちょっかいによって、ソロ+召喚獣でパーティー戦に参加することになって……。

「神が封じた獣」系だったり神様系だったり、他のプレイヤーの先も先に進んでいるだけあって、圧倒していたの正直おもしろかったですね。

 

表に出てる情報だけで判断しようとしても、そりゃ見抜けませんわというか。掲示板の民たちが大混乱してるのも頷ける。

ホムラの友人たちも類友というか、暗殺者プレイしているペテロも運営の注目対象みたいですし、ホムラがいなくてもなんだかんだ悲鳴上げ続けることになったんじゃないかなぁと思う今日この頃。

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「ホムラはまず、普通を知った方がいいと思うぞ」

 

ガラハド達に乞われて一緒に迷宮に挑んでいるホムラ。

バハムートがシステム的にもペットとして認められて、ホムラに懐いているっぽかったの良かったですね。

まさか封じられた獣だなんて思わなくて軽口を叩いたガラハドに対抗して、本気出してボスを一蹴した後、自慢げにふんぞり返ってるの想像すると可愛いな。

……ホムラにも言われている通り、負傷している体で無茶するのは良くないですけどね。

 

帝国出身だと明かしたガラハド達は、自分たちの国に「白き獣ハスファーン」の脅威が迫っていると語っていましたが。

すいませんバハムートだけじゃなくて、その白き獣もホムラのところにいるんですよ……。

4巻の運営達が「話振られたらバレバレ」と語っていた通り、誤情報バレするの早かったな。RTAレベルなのでは。

 

ガラハド達が求めるドロップアイテムが出ないよう工作してる輩までいたし、問題は根深そうですけど。

運営の想定すら超えてイベント進行している感があるから、なんとかなりそうではある。

 

騎獣欲しいなぁって足を運んだら金竜と仲良くなるし。以前縁があった、負傷しつつも確かな実力を持つ人物を護衛に雇おうとしたら、トンデモ過去を抱えていたことが発覚するし。

イベント吸い込む掃除機でも持ってるのかってくらい、驚きの吸引力。

ホムラが突き抜けすぎてていっそ応援したくなってる運営いるのが笑える。



新しいゲーム始めました。~使命もないのに最強です?~4

 

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「うっかり開きました」

「なんでじゃ……」

 

スラム区域を整備して、プレイヤーが店舗を持てるようになったVRMMO「異世界」。

以前、獣人の孤児を押し付けたエカテリーナが、その仕組みが作られることと子供の教育が進んだことを合わせて、ホムラにスタッフとして雇うように持ち掛けてきて。

押し切られる形にはなっていましたけど、いざ店舗経営の準備を始めたらそれはそれで楽しんでるのが、実にホムラらしいなぁって思いました。

 

いつもの仲間と遊んだり、新たなNPCとの交流が発生したり。

実に自由にゲームを満喫していましたが……NPCAIの自由度が高すぎる、というか。神々に振舞った手料理の評判を聞いて、別の神が会いに来たのには笑っちゃいましたね。

異世界の神々に会うたびに祝福だったり寵愛だったりもらってるし。

ネタバレ食らうと報酬が下位互換に置き換えられる設定のゲームで、さらにホムラがこれまで大暴れしたことで運営も色々対策を取っているのにコレだからもう止まらないんじゃないかな……。

 

今回なんか「異世界」の八柱の神々がそろって、試練を課されるまでになっていたし。八神がそれぞれに封じている獣の封印が解けかけている、という重大イベントの内2つを開放して従えることになってるのもとんでもないですが。

 

巻末の掲示板回では、レンガードとして売り出した「帰還石」の存在で、他のプレイヤー達も試行錯誤して……全く別のイベント発掘したりしてるし。

運営目線は今回も悲鳴あがっていたし、ホムラの影響力も凄まじいですね。笑う。



新しいゲーム始めました。~使命もないのに最強です?~3

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「そなたは私の心にかなう、そなたはそなたの王であれ。巨木のように揺らぐことなかれ。束縛や支配は無いと知れ」

 

イラスト担当がりりんらさんから、塩部緑さんへと変更になってスタートした3巻。

自由なプレイをしていたホムラは、Cランクに昇格できる機会があったのにうっかり忘れていて。納品依頼でポイント稼いで受けなおしてるのはちょっと笑った。

今度は無事に昇格できて、その結果神殿から他国への転移することが可能になったのは驚き。

ホムラ、ワールドアナウンスが入るフラグ踏みすぎなんですよねぇ……。

 

攻略組によって迷宮都市の迷宮が解放されたり、他のプレイヤーも色々とイベント発生させて入るんですけどね。

そのダンジョンは、これまでゲーム的に制限が掛かっていた【痛覚制限】を外すことができるようになる、という効果があって。外すことで部位破壊が可能になったり、色々と効果もあるみたいでしたけど、ゲームでその縛りを取るかどうかって言われたら悩むなぁ……。

制限付きでダンジョンに入ると鬱陶しいモンスターに絡まれたりして、入るなら外せとばかりに環境が出来てましたけど。外して戦闘してると耐性スキルが生えるとか対策もあるのが救いか。

 

仕事が忙しくてあまり頻度は多くないですけど、友人たちとパーティープレイを楽しむこともありますが。

ソロプレイの時間が多い中で、有力住人との接点やら神々との交流を重ねていってるのが面白い。

 

巻末に運営の悲鳴が載っているんですが。

ホムラが何柱もの神々に出会い、祝福や寵愛をもらっているのにも関わらず、対の存在であるはずの「使命」については授かっていないことを疑問に思って調査したとか。

……その結果、ゲームのメインストーリーが進行してないせいで、「使命」として下されるミッションが無かったっていうオチになるあたり、やっぱりホムラは特殊何だなぁと実感した次第。

 

「異世界」が異世界として作り込まれていて、ホムラみたいにフラグ立てれば先のイベント進行できてしまうのも善し悪しですなー。

違反はしてないから没収こそしないけど、適度な調整を行い続けないといけない運営は本当にお疲れ様です。

あとはコミカライズの1話もお試し的に乗っていましたね。この作品らしいノリを味わえそうな雰囲気は伝わってきました。

新しいゲーム始めました。~使命もないのに最強です?~2

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「いや、失礼。私達は新しい敵やボスを倒すことが楽しくて、それを冒険だと思っていたんですが、そんな冒険もあるんですね。街道での野宿よりも楽しそうだ」

 

VRMMO「異世界」を気ままに楽しむホムラ達。

森を突っ切って進むという方法で新しい街に到着したことで、黒百合っていう面倒なプレイヤーと遭遇したのは難アリでしたが、まともな感性を持ってるロイ達との縁も出来たので悪いばかりでもないか。

 

フォスの街を歩いているときに、もふもふを堪能するために白を呼び出して。

白用の食事皿でも用意しようかと思ったら、かつての記憶を頼りに白に案内されて……しかし、時の流れによって既に途絶えてしまっていた。

この世界の住人たちの作り込みしっかりしてるのを感じられてよかったですね。時間の無常さも感じましたが。

まぁ、ホムラもそのままにしておかず、古物を扱う露店でばら売りしていた品を集めてそれっぽいセットを作ってたのは良し。

白はそっけない態度ですけど、なんだかんだ良い関係じゃないですかね。

 

ゲーム「異世界」は、名前通り異世界として作られていて、住人たちによって色々とルールも制定されてるんですよね。

プレイヤーが何気なくやっていた広場での物の売買にも良い顔してなかったし。たまたまホムラが良い結果引き寄せてましたけど、事故も起きそうな設定だなぁとは思いました。

それに限らずホムラ、独特のプレイスタイルのせいで有力住人達との縁が出来てたりしますし。

読者目線で主に見えてくるのがホムラばかりでも、絶対一般的なプレイスタイルじゃないだろうなぁって感じで面白イベント引き当てていくので、見てて楽しくはあります。

新しいゲーム始めました。~使命もないのに最強です?~

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「コレを狙っておったのか、お主……」

いいえ。レリーフに書かれた通りに参りたいという、単なる変なこだわりだ。謎を謎と思っていなかった!

 

高度なAIを搭載したNPCが登場するVRMMO

ただ『異世界』と名付けられたこの世界は、かなり自由度が高いというか。

誰かが初めて実績を解除する事で、プレイヤー全体に通知が行く事柄が多いんですよね。

パートナーカードというフレンド登録システムは、プレイヤーだけではなく住人とも行う事が出来るとか。

世界には「謎」が散りばめられておりそれを解き明かすことで報酬が得られるが、他のプレイヤーに答えを聞いてから挑戦するとその権利を失うだとか。

 

主人公のホムラがどんどんそうした実績を達成してくれるので、読者目線だと情報が増えていって楽しいですね。

まぁ、ゲームシステムの説明とかで序盤は文字数を割かれているので、スローペースなスタートだし、ホムラ自身がガツガツチャレンジしていくのではなくマイペースに楽しむタイプなので、そこの温度感が肌に合えば、って感じではあるんですけど。

WEB既読なんですが、ホムラがどんどん独自路線を突き進んで、裏側知ってる友人たちはともかく他のプレイヤー達に「凄い人」だと誤解されているギャップとかも笑える作品です。

 

巻末には運営視点を描く「とあるゲームの裏事情」、ホムラが友人たちとワイワイやってる場面を描いた「物欲とすれ違い」、掲示板回の「閑人たちの軌跡」に「妥協なき者たち」が収録されてます。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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