気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

暁刀魚(さんま)

風魔術だけでも異世界は楽しいです

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「わかってるよ、プリンセスがやってることはプリンセスの我儘なんだって」

「えう……」

「だから、私も我儘でやってることだしね、否定はできないんだ」

 

前世は男性ながら、魔法のある世界にフーシャという女の子として転生した主人公。

とある行商キャラバンの下で生まれ、そこにいた魔法使いに魔術の教えを受けていた……しかし、魔術を修めた卒業の証である杖を師匠からもらう前に、キャラバンが野盗に襲われて壊滅。

フーシャは辛くも生き延びたけれど、その人以外を師匠と仰ぐ気にもなれず、一部には「杖なし」と呼ばれる魔術師となったとか。……もっとも、冒険者として名を馳せて「白迅」という二つ名を貰っているから身分証明に不足はない模様。

 

前世男らしく、男冒険者と馬鹿話で盛り上がることもあれば。女として今世20年生きて来た中で、女性陣との交流にも慣れていて。どっちとも良い感じの距離感で付き合ってるっぽいのが良いですね。

……フーシャを可愛がっている女性陣が零してましたけど「自由な猫っぽい」気まぐれさが可愛がられてるポイントなんでしょうねぇ。

ファッションとかには疎かったり。前世男故の無防備さがあったり。

新人冒険者への指導なんかも行っていることもあったりして……青少年の憧れバキュームとかいう、不本意な呼ばれ方をすることもあるとかなんとか。

 

生まれた行商人グループが殺された過去もあり、魔物もいたりして。この世界、危険と隣り合わせではあるんですよね。

二つ名持ちとして認めらえる最低限の実力を見せつつ、本気は隠しているフーシャですが……その力を駆使して、悪党退治なんかもしてるのは、エゴではあるけど彼女の優しさでもあるとは思います。

 

そんな彼女の我儘を認めつつ、助力もしてくれる友人がいるのは何より。

巻末の書下ろしエピソードは「猫可愛がりフーシャ」。野良猫と交流して、少しずつ仲良くなって。その光景を見た町の人々に受け入れられた結果……猫グッズが広まったとかいう微笑ましさが良かった。

隣の席の王女様、俺の前だけ甘々カノジョ

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「私も……ハイムくんの、特別が、いい!」

 

貴族ばかりが通う魔導学園に、平民ながら特待生として入学した少年ハイム。

彼の存在を面白く思わないバカ貴族に絡まれたりするのもしょっちゅうだったみたいですけど、魔導を極めることに夢中な彼は適当にあしらっていた。

バカ貴族が魔術の腕を自慢してきても、自分の力は「わかる人にはわかる」程度に抑えて乗り切っていた。

そんな彼を平民と侮ることなく、懐いてくるフィーアという貴族少女もいて。朗らかで明るい人気者なので、彼女がハイムを気に掛けることが気に食わなくてバカ貴族ことグオリエ君がヒートアップしていた部分もあるみたいですけど。

 

それくらいフィーア、ハイムの事気にしてますし。

フィーアは貴族ではあれどそこまで家格は高くない、という設定になっていたみたいですが……タイトルとあらすじで明かされている通り、それはあくまで擬態。

しかして実態は、その美貌から広く名の知られた第三王女ステラフィア・マギパステルが魔術で変装した姿であった、と。

その事実に気付いてしまったハイムは、王族の秘匿魔術でその記憶を消してもらおうとしたわけですが……魔法修練に励みすぎた結果、「自分の実力以下の魔術師の魔法を無意識にレジストしてしまう」レベルにまで至っていたハイムには記憶消去魔術が効かなかった。

そして2人は秘密を知る共犯者として、より仲良くなっていくわけです。

 

一応フィーアは「正体バレちゃいました」って自分の父である国王に報告に行ってましたが。国王は、フィーアがハイムを慕っていることも知っていたし、ハイムなら秘密を打ち明けていいとも思っていたと明かされることに。

そこには庶子であるフィーアが、歴史を変える可能性を持つ相手にしか与えられない特待生としての資格を得たハイムを射止められるなら、国の利益になるって言う王としての厳格な判断もあったみたいですし。

2人の恋が進展した場合、障害も多くあるぞと釘をさすこともしっかりしていましたけど。娘の恋路を応援する野次馬な父としての顔も確かに見えましたよね……。

 

国王が特待生であるハイムの事を、娘の相手にしても良いと思う位認めているって言うのが早い段階で描かれると、「平民だから」と排除しようとしてるグオリエ君の滑稽さが際立つと言いますか。

貴族の意見の一つではあるし、ハイムとフィーネが超えるべき壁の一つではあると思うんですが。最初の壁にしても小物だったなぁ……という印象。

まぁグオリエ君が暴れまわった結果、ハイムたちの想いが固まったのでそういう役回りでは100点だよ! やったね!



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ちゃか

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