「冒険者をやっていればかならずどこかで、何らかの形で身近な仲間の死を経験することになる。それは避けられない現実だ。慣れろとは言わないが、耐える方法は知っておくべきだ」
(略)
「それはな、簡単だ。考えるな!」
小説家になろうの書籍化作品。
例によって、チートスキルを獲得しているわけですが。
スキルボーナス。
レベルアップによって得られるポイントを任意のタイミングで好きな場所に割り振れる。
基本のスペックは低いけれど、そのチートによって、色々と器用にこなしていく、という展開。
言語が分からないままではあったものの、幸い村の教会に保護してもらえて。
そこで過ごすうちに、教会での雑務を手伝ったり、村の周辺の魔物退治を始めたり。
異世界転移ものとしては分かりやすく冒険者活動してますねぇ。
ゴブリン、オーガと判りやすいモンスターを対峙していってお金稼いだり、経験値得たりと、順調にやっている感じではあります。
護衛任務で街へ赴いたり、そこで冒険者として活動しつつ、いろいろ情報を得たりはしていますが。
なろうものの書籍化で、よくある青年~中年だった主人公が高校生に変化しています。
いやまぁ、悩みがリアル過ぎてもアレだとか、購買層に合わせて年齢の調整をしたとかそういう話なんでしょうが。
なろうの書籍化だなぁ、という感じで全体的に軽い。
スルスル読めるんですけど、記憶にはあまり残っていないような気がします。
多分次は買わないんじゃないかなぁ。