気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

最果て図書館シリーズ

蒼空はるかな最果て図書館 光の勇者と愛した歌姫

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「なんだ。どんな尊いご教授を賜れるのかと思ったら、そんなの当たり前のことじゃないか。誰だって、自分の行動派、他でもない自分自身に返ってくるものだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。           

キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。

 

休暇(課題付)で、最果て図書館を訪れたルチア。

館長のウォレスとメイドのリィリと交流して、楽しい時間を過ごしています。

リィリと友達になろうとして、それを受けてリィリが少し変化していったり、穏やかで優しい時間が流れていました。

 

しかし、ウォレスの下にテオドラから、何者かにルチアが狙われているという情報が入って。

更に、暁の勇者が図書館を再訪したときに、ウォレスに存在を感知できない吟遊詩人トネリコが同行してきて。

彼がまぁ、吟遊詩人の割に言葉選びがアレというか、喧嘩腰と言うか。

……まぁ、ウォレスもウォレスで、ルチアのピンチという事でピリピリしてて、タイミングも良くなかったですけどね……

 

少しでも情報を集めようと奔走する事にばかり集中して、肝心のルチアと喧嘩してるんだもんな……もう少し頑張りましょう。

図書館の魔物たちに懐かれて、彼自身も成長している感じはしますけどねー。

ルチアの過去と歌声について。魔導士の封じられた声の事。これまでの伏線を回収する、最終章らしいエピソードでした。

湖底ゆらめく最果て図書館 光の勇者と涙する姫君

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「館長は優しいんだ。ぼくも、図書館がこんな風になっちゃって、怖い。でも、ぼくそれでもやっぱり、優しい館長が好きだよ。優しいから、こんな風になっちゃうけど、優しいから、守ってくれるんだよ」

 

魔王を倒した後の彼らのお話。

名実共に勇者となった少年は、魔術師の声を取り戻すために旅を続けることに。

その前に図書館によって色々と調べものをしていましたが。

最果て図書館に訪れる人が増えて、ウォレスが楽しそうで何より。

ま、色々と取り戻して、無くしてしまったものがあっても、自分で館長であると立ち位置を決めたのも大きいでしょう。

 

図書館の魔力の扱いですとか、まだまだな部分もあって図書館の魔物たちからは「結界が弛んでる」とか指摘されたりしてましたけど。

ウォレスがちょっと舐められてる分、リィリの方はスパルタだから、バランスとれてるんじゃないでしょうかね。

 

最果て図書館と同じように『空間』を核とした、地底湖の博物館なんてものがあるそうで。

そこの館長に追われて、逃げ出して来たという女性が図書館を来訪。

……剣で磔にされているという、奇妙な状態でしたが。拘束するためのアイテムらしく、痛みはないとか。まぁ、普通剣五本も刺さってたら死ぬわな……

 

図書館の客として彼女を認め、助ける為に色々と調べたり、博物館に足を運んだりもしてましたけど。

博物館の館長である少女は、「全てが欲しい」と、図書館を取り込もうとして。

ウォレスの対応は、甘くて遅かった。図書館がピンチにもなった。けれど…誠実であり正しかった。

 

「泣けばよかったんだ! (中略)泣けなくなるまで、声が出なくなるまで! 泣けば!」

必要だったのは、それだけだった。泣けずに、意地になって進み続けて、迷子になってしまった彼女が、立ち止まれて良かった。

ウォレスは、図書館乗っ取りに来られたりとかで、呑み込み切れない感情を抱いたようですが。ま、それもまた人生だよ。

 



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ちゃか

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