気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

村カルキ

悪役貴族として必要なそれ3

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「あの時、光の剣聖は既に死んでいた。私は介錯したにすぎない」

「とどめをさしたことに罪悪感はないというのかしら?」

「ない。それに謝るというならそれは死んでいった光の剣聖への侮辱だ」

 

アブソリュートがスイロク王国への援軍から帰還。

国王陛下はヴィラン・アークとは信頼関係にあるみたいですし、アブソリュートに「罪を被せてしまったこと」を非公式の場所とは言え当人に直接謝罪してくれたりと、しっかりと遇しているように見せています。

原作知識を持っているとはいえアブソリュートが暗躍している教会を討伐する許可を得に行ったことと、今回の騒動でスイロク王国の闇の世界にもアーク家の手が伸びることで、力をつけることに王として危機感を持っているのも確かで……いざという時に、制止できるようにスパイを潜り込ませているっぽいのは、まぁ王としては正しい。

 

また、アブソリュートとの縁談が持ち上がったこともある王女、ハニエル・ライナナも曲者で……。

王子がアブソリュートに喧嘩を売ったことで王太子としての地位を追われたことで、今のところ次期王に就く可能性の高い少女。

しかし予知のスキルを持っている彼女は、アブソリュートが破滅する未来を見たことで、早々に未亡人になりたくないからと距離をとる選択を採ったとか。

 

アブソリュートを筆頭にアーク家が力をつける事を王家が警戒するのも分かる。

裏社会を統べるアーク家を筆頭に、闇組織に通じる家が多いことで貴族社会で嫌われているのも分かる。

ただ、国王が命令して派閥のトップに仕事を振った後、王子がアーク家の派閥にちょっかい出しているのを諫めないのはどうなんだ。

アブソリュートが戻って状況を把握した結果、一応示談は成立してましたけど。王子が自主的な休学することになってましたけど。期間が「少し」っていう時点で、甘いよなぁ……。

 

アブソリュート、スイロク王国で死して操られた剣聖にとどめを刺したことで、新しい因縁が生じたりしてるし……滅亡回避した平穏な未来は遠いですねぇ。

借金を背負わされ、原作ルートから遠ざけられている勇者、その借金のせいでパーティーを組むことも出来ず、迷いに迷いまくっていたみたいですけど。

そんな中でも、自分が勇者として目指すべき道を見出して、新しいスキル発現してるのが原作主人公らしい主人公補正というか。

「助けてと言えない誰かを助けたい」という理念は立派ですけど……勇者が助けたがっているウルと勇者は単に会話が噛み合ってなかっただけで、ウルは普通にあそこで幸せなんだよなぁ。押しつけがましいのがイヤ。

「アーク家をぶっ飛ばしたい」って目的をまだ掲げているので、いずれアブソリュートの前に立ちはだかりそうなのが、面倒ですね。



悪役貴族として必要なそれ2

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「戦うなら相手をしてやる。お前らの持ち得るすべてをもってかかってこい。だが、覚悟しろ。私は悪だ。こちらもお前らを決して逃がしはしないし、中途半端には決して終わらせない。一人残らず殺してやるぞ悪党ども」

 

スイロク王国を根城とする闇組織ブラックフェアリー。

その暗躍によって都市は落ち……さらには、国王も死亡。毒を盛られていたとみられるが犯人は見つかっておらず……。

王に代わって指揮を執ることになった王太子は、友好国であるライナナ国へ内乱鎮圧の助力を乞うことに。

15年前にも危機的状況に際して、アブソリュートの父親であるヴィラン・アークが派遣されたことがあるそうです。

 

しかしアーク家はあくまでライナナ国の裏社会を支配する闇の住人でなくてはならず、華やかな功績は両王家とヴィランという関係者全員が口を噤むことで隠されていたそうです。

その縁を頼っての援軍要請ではあるが、ヴィランが別件で長期間外しているため、裏で動ける人員としてアブソリュートを派遣することに。

実力的には問題なく職務を果たせるでしょうけど、他者からの印象が悪化する「絶対悪」スキル持ちのアブソリュートを裏での対処がメインになる予定とは言え、他国に派遣するのはチャレンジャーだなぁ……というか。

 

ブラックフェアリーの行動は早く、短期で決着する予想だから表の戦力である騎士とかを派遣していては間に合わないって言うのもあるでしょうけど。

こうやって差し迫った事態の時には頼って来るくせに、原作においてアブソリュートは切り捨てられたのか……と思うと、絶対悪の齎す破滅は恐ろしいですねぇ……というべきか。

 

アブソリュート、スイロク王国で起きるのが鬱イベントだと知っていたので気乗りはしなかったみたいですが。

……このままでは死ぬことになるスイロク王国の王女レオーネに、先の演習でアーク家の派閥のメンバーが助けられた恩もあるので、赴くことを決めて。

『悪役』として覚悟が決まっているアブソリュートは、どれだけヘイトを買うことになろうとも必要だと思う手を打っていくのが偉いですね。……スキルによって敵意を向けやすくなっているとはいえ、他国から読んだ公爵家の応援に対する態度じゃないだろ……みたいなのがなぁ。

悪役貴族として必要なそれ

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「この私に投降しろだと? 我が領土を土足で踏みにじり、荒らしまわるお前らに屈しろと? 国王の傀儡風情が図に乗るなよ勇者! 私は命ある限り領地と誇りをかけてお前ら賊を殺し続ける。そんなに犠牲者を減らしたいならこの私を殺してみせろ!」

 

大陸でもっとも栄えているライナナ国を舞台にした「ライナナ国物語」。

アーク公爵家という犯罪に手を出していた貴族家を、主人公である勇者アルトがヒロイン達と手を合わせて打倒する王道の小説だとか。

実際、アーク公爵家は国内の闇組織を牛耳っている家ではあるみたいですけど……要するに、派閥の家も併せて汚れ仕事を一手に担い、裏側から国を守っている防波堤みたいな家でもあるみたいなんですよねぇ。

実際、閑話で挿入された「原作完結から2年後」ではアーク家を失ったライナナ国は他国の組織が貼り込んだりして散々な目にあってましたからね……

 

主人公はいずれ破滅することになる悪役アブソリュート・アークに転生。

彼は力を得る代わりに嫌われる『絶対悪』というスキルを持って生まれていて……原作において配下の離反を招いた一因でもあったみたいです。

そうやって派閥が崩れていくにつれて、アブソリュート派閥が崩壊。『絶対悪』スキルは聖属性への弱点補正があり、勇者の傍に聖女がついていたことも影響してますが。

前世では「原作小説は好きだけど、主人公は好きになれないなぁ」という感想を持っていたアブソリュートは、原作知識を生かして準備万全にすることで主人公を叩きのめすことを決意。

 

幼少期から自信を鍛えぬき、配下を守ることでスキルによって悪印象は持たれるけど、庇護してくれる人と言うイメージも与えていって。

同年代の子供達がスキルの影響で嫌っていた自分たちを庇護してくれたことで、改心してくれたり。主人公が助けることになる奴隷ヒロインを先んじて買って、侍女として雇ってみたり。目的通り自派閥の強化は出来てましたが。

 

原作とは変わった形でしょうけど、アブソリュートを嫌う王太子がちょっかい出してきた結果、叩きのめして対立構造は出来たし。別のところで勇者との因縁も出来たし。

聖女もその勇者の背中を押すようなそぶりがあって。ライナナ教会、教会が信じる「善行」だけを正しいと認定して、それ以外の悪を排除することを躊躇わないタイプだって言うのが厄介過ぎますねぇ……。

死ぬ運命にあったキャラを助ける事が出来たり、アブソリュートの努力は実ってますけど闇は深い。

終焉ノ花嫁

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「これより先、貴方が損なわれ、潰え、失われようとも、私は永遠に貴方と共にあります」

 

綾里先生の新作だー! 『異世界拷問姫』半分くらいしか読めてないのに、新作に浮気してしまった。追々読みます。

相変わらずのダークなテイストは健在で、その中で培われた絆の描き方がお見事と言いましょうか。

 

突如として【キヘイ】と呼ばれる脅威が現れ、人類を蹂躙した世界。

生き残った人々は学院を作り、【キヘイ】の死骸を回収し分析するなどして、対抗を続けていた。

主人公のカグロ・コウは、学院研究科に所属する学生だったが、遺跡の調査に赴いた先で命を散らした……はずだった。

 

【キヘイ】の少女によって救われ、秘められていた情報を知ることになったコウ。

一部の【キヘイ】はなぜか人間と【婚姻状態】になり、その力を貸してくれるという。

期せずしてそうなってしまったコウは、研究科から戦闘科、それも存在しない筈のクラスへと移籍になり……自分と同じ境遇の仲間たちと出会う事になる。

元居たクラスでは白面と呼ばれ、得体のしれないものとして扱われていたコウ。理解者も居るにはいたようですが、移籍によって縁も切れて……

 

代わりに、クラス百こと【百鬼夜行】の面々との交流がスタート。

【キヘイ】と婚姻関係にある彼ら・彼女らは中々に個性的で、白面と呼ばれていたコウが振り回される事に。

コウ自身も白姫という婚約者を得た事で、少しずつ変化していったという事もあると思いますが。

クラス百にじっくりと馴染んでいった。荒廃している世界においても、人を気遣える心は残っているだなぁとちょっとほっとした。

 

……まぁ、【キヘイ】に対して一般生徒のほとんどは無力なので、油断してると初期のコウみたいにあっさり死ぬんですけど。

救援任務に赴けば、救出対象の亡骸を見つけてしまうくらいには、あっさり。

本当に絶望的な状況で、【百鬼夜行】と言う戦力がいるのは、望外の奇跡なんだなぁと思えましたが。

そんな彼らですら対処しきれない事態が勃発するんだから、この世界は本当に容赦がない。

 

【キヘイ】の女王の降臨、一斉侵攻のはじまり。

余りにも強大な彼らの行進に対抗するためにコウが取った手段が、中々に反則的で………

一度は折れそうになりながらも成し遂げた彼に拍手を。

ある程度の犠牲は出る結果となってましたが、困難を乗り越えた彼らに幸いが合ってほしいなぁ。この後も絶対波乱万丈だという確信しかないからなぁ。

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