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「ありがとうパパ! 大好き!」
73~77章を収録。
ネフィとのデートを楽しみに、不慣れながら準備を進めているザガン。
とは言え元は路地裏住まいで、ネフィを迎えるまで先住の魔術師が遺していた拷問器具そのままにしていた位、生活にこだわりの無かった彼ですから抜けている部分もそれなりにあって。
ラーファエルが、デート用の服はあるのか、とか。清潔感が大事だぞとか言ってくれるのはありがたいですね。常識的な視点、欠けがちですからね……。
異種族の会合である「大陸種族長老会議」から招待状が届いた時も、魔術師を招待するとか何考えてるんだ? って感じでしたからね、ザガン。
ザガンとネフィ大好きなフォルからも「たまに分かってない」とか言われてるし。
エルフを嫁に、竜を娘に迎えたり。他にもいろいろな種族が配下にいるザガン相手なら話が聞きたいと思うだろう、というのは分かる話です。
デート優先で当初は行こうと思ってないあたり、あまりにもザガンでしたけど。
竜であり、魔王候補にもなっていたけれど、まだ幼さもあるフォルから魔術を教えて欲しいと言われた時、庇護者であるザガンが準備していたのは守るための術で。
一度はフォルは反発したわけですが、それで終わらずザガンを納得させるための準備をしようとしてるのは、魔術師らしくて好き。
ザガンもザガンで、ネフィとの会話の中で気付きを得て、お互いに歩み寄ってるのが良いですよね。
……ちょっと予期せぬ事故が起きる羽目にはなってしまったわけですが。