気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

柴乃櫂人

漂海のレクキール

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「幸運も不運も無駄にするな。同じ運には違いない。不運の中にも活路はある」

 

聖王家が治める陸地リエスを除き、ほとんどすべてが水没してしまった世界。

リエスを負われた人々は船団国家を形成して、海上での暮らしを続けていた。

まぁ、その船団国家からもはじき出された「不法船」で過ごしている連中も少なからずいるみたいですけど。

 

不法船同士のつながりもあって、交易をしたりする集会も行われているとか。

人間どんな状況でも適応して生き延びられるもんだなぁと、変な関心してしまった。

ある時行われた不法船集会で、船乗りカーシュはリエスで起きた政変から逃げ延びていた姫と出会い。

そして彼女からある海図を示され、この場所まで連れて行ってほしい、と頼まれた。

気まぐれで変り者なカーシュでなければ受けなかっただろう依頼ですけど。

 

彼女の依頼をカーシュが受けたからこそ、多くの事が動き始めた。

姫の持っている情報に注目した船団国家でも目ざといのが動いたりとかしていましたし。

トビアスが中々いい性格をしていて好きなキャラですねぇ。

唯一の陸地に住んでいたため、船に不慣れだったサリューが船に馴染んて行く過程とかも、平和で良かったですねぇ。

最後、引っ掻き回す輩が来ても諦めずに活路を探し続けたカーシュ達の粘りっぷりは見事でした。


神殺しの英雄と七つの制約2

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「はい、信じています」
(略)
「蓮司お兄ちゃんは、絶対に約束を守る人だから」

小説家になろうの書籍化作品、第二巻。
加筆が多く、WEB版とは違う展開になっている部分が増えてましたね。
魔術学院を訪れた蓮司が、授業参観じゃないですけどこそこそと『勇者』と『大魔導士』の授業風景を見てるあたりとか。
眷属と戦う場面も、英雄たちの合流シーンが変わってました。

蓮司はフランシェスカと共に、魔術学院のある魔術都市を訪れて。
そこで冒険者として活動して、日銭を稼いでいましたが。この街には、かつて彼が何も言わずに別れた旅の仲間がいて。
学院に通っている生徒。かつての旅で年長者だった自分が守ろうとしていて、けれど自分よりも強力な力を持っていた少年少女。

何も言わなかったことを後ろめたく思いつつ、いざ再会したら変わらず受け入れてもらえて安堵して。
エルメンヒルデの言う通り、とっとと会えばよかったんじゃ、と思いますが。仲間にも言えない事情が蓮司にもあったから悩んでたんでしょう。

「大魔導士」視点の幕間などもあり、満足いく出来ではありました。
ただ、やっぱり気になるのは過去の回想で「魔神倒したら帰れる」という希望を語っていた彼らが全員この世界に残っているらしい所ですよね。
どんな想いで、ここに残ってるんだろうか。旅路の果てで彼らは何を見たのか。
そのあたりの過去編が早く描かれないものですかねぇ。
WEBの方途中で泊まってるので、とりあえずそっちを読み進めて次を待ちます。

神殺しの英雄と七つの制約1

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「やるぞ、エルメンヒルデ」
『ああ。やろう、レンジ』

小説家になろうの書籍化作品。
なんか最近そういうのばっかり読んでいる気がしますが。
好きな作品が書籍化したらそりゃ買いますよね。
そして、WEBで読んだ経験あるから他の本より速く読み終わりますよね!
つまりはそういう事です。まぁ、なろう系でイラスト買いして後悔していることもままあるんですが。

閑話休題。
よくある異世界召喚モノ。
神様によって召喚され、悪逆の魔神討伐を依頼された、13人の男女。
彼らは支援を受け、仲間と協力し、魔神をついに討ち果たした。
……という所からすべてが始まります。
13人それぞれに加護を与えられるなら、もうちょっと絞って召喚しても良かったんじゃとか。
そこまで余力あるなら、もうちょっと頑張って異世界側の人から勇者選抜できなかったのかとか、気になるところは割とありますが。

功績によって英雄と謳われることになった面々。
年長者は王国に役職を得たり、英雄となったもののまだ若い子たちは学校に通ったりと、この世界にある程度適応している。
13人がそれぞれ、異世界で過ごしているわけですが。
その中で1人。他の人に連絡を取らず、1人で旅に出ていた男がいて。

山田蓮司。
神様を殺すための力を願い、制約付きでその能力を得た青年。
英雄の中でも最年長で、まとめ役として気を配ったり、たまに暴走したりしていた。
彼の能力は制約が厳しいので、薬草採取とか安く簡単な仕事をしてふらついている様子。
面倒臭がりで、気が抜けているところも多いけれど、その分覚悟を決めた時は格好いい。
良い所持って行った感じはしますけど。絵も結構いい感じで、楽しめました。


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ちゃか

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