「……なんすか、その残念なイケメンを見るような目は」
「確かにお前は残念な奴だが、さほどイケメンでもないな」
絵は、よかったですよ?
内容はあまり好みではなかったかなぁ。
勢いと情熱で書き上げた、という感じで。
後半は畳みかけるように状況が変わっていくのでちょっとわかりにくかったというか、ついていけない感じがした。
それでも最後まで目は通したんですけどねー。
魔法とか魔力を持った道具である魔道具とかが存在する世界。
主人公スービは、大学10年生。数多くの不名誉なあだ名で呼ばれている変人。
後に、アイテムボックスやら何やらを造り上げる、魔工機開発のプロフェッショナルになるみたいですけど。
要するに、骨の髄まで魔工機オタクで、ダメ人間。
魔道具を作る技術を教える場所があって、スービみたいな学生でもいろいろ作れてるっていうのに、発展度合が遅れてないかなぁ、っていう印象。
一番楽しめたのは、収監されたとき、あの手この手で楽をしようとしているスービのところが一番才能の無駄遣い感があってよかったんじゃないかと。
で、そんな彼が、ある夢をもったわがままな教授とあって、それに振り回されていくという始まり。
設定やキャラをそれぞれ作りこんでいる様子はありましたけど、ちょっとごった煮風になりすぎていた。
タイトルに教授がいるんだから、もう少し教授出てもよかったんじゃないかなぁ、とか。
スービがあまり好きになれなかったとか。色々ありますが。次は買わないでしょう。