気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

森沢晴行

Babel2 剣の王と崩れゆく言葉

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「俺の負けと?」

「ええ。私の勝ちです」

「それで死んでもか?」

「私が死んでも」

 

カンデラを脱出した雫たちですが……

城に満ちていた禁呪の瘴気の影響で、転移陣が汚染されて座標指定が狂っていたとか。

ファルサスを通り越して、大陸の西側まで飛んでしまって。

……まぁ、それ以上ずれてたら海の真ん中とかになっていたので、陸地に富んだ分だけ運が良かったとみるべきですが。

 

辿り着いた先で、死んでいるのに動く……ゾンビ状態の馬と遭遇したり、変わった少女とその保護者と遭遇したりもしていましたが。

WEBで別作品読んでいるとこの辺りで既にニヤニヤ出来ると言いますか、不思議な二人組のイラストつかなかったのは少し残念だなぁ、とか思ったりしました。

 

縁があって、なんとかファルサスまでたどり着き……エリクの伝手とかも使い王と謁見することも叶いましたが。

王は雫の事情を聴くと、「務め」として排除しようとして。彼女は一度はその場を逃れますが……

 

その後、自分で王の前に立つんですよね。王を呼びつけて、矜持を以て、彼に傷をつけようとした。

雫の怖い所はここですよね。怖いと思いながら、悔しいと思いながら、それでも目を逸らさずに、行動することが出来る。

彼女自身の譲れぬ誇りが確かに合って、だからこそ、彼女は今もこの世界を生き抜いている。

 

「理性を持たない人間は動物か?」

「自ら理性を退けるなら。少なくとも、人ではありませんね」

とか、言えてしまうあたり彼女もスペック高いというか。この彼女を埋もれさせる姉と妹とは一体……

エリクと一緒に行動していた積み重ねも影響しているとは思いますがね。

 

そして彼女は、この世界に来た時のように、色々と事件に巻き込まれていって。

ファルサスですら事件の渦中に居ようとは。それで生き残ってるんだから彼女もタフだよなぁ。

この世界に広がっている言語障害の話が最後出てきて、「思い違い」にエリクも雫も驚きを隠せない様子でしたが……

ここで他の勢力が動いて、雫拉致するんだから、彼女も大変だ……

後書きで次はいつ頃刊行できるか分からないとありますが、単に作業のペースの問題ならいいですが、打ち切りとかになるととても悲しいんですが……ぜひ完結まで続いてほしいものです。

 

Babel 異世界禁呪と緑の少女

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「そうだね、それはありがたいことかもしれない。治療法のわからない病気に手立てがあるなら喜ぶ人も多いだろう。ただ線引きが難しいとは思うけれど……単に便利になるだけのものなら、僕は欲しくない。もし本当に必要とされるものならば、それはいずれこの世界かの中から生まれるだろう。だから、どれほど世界の現状が不自由なものであっても――僕は混入された便利さより、あるべき不自由を望むよ」

 

いやぁ、懐かしい。そしてやっぱり面白い。

藤村由樹名義でWEBに掲載されている作品の書籍化です。

作者さんは自分のサイトももってますが、小説家になろうにも掲載してますね。

ただ、作者さんのサイトの方が色々と閑話が乗ってたりするので気に入った人はぜひそっちも見に行ってほしい所です。

 

さておき本編ですが……WEB小説の感想を真面目に書いていた頃に、好きな作品だからと章ごとに書いていた気がしますなぁ。

WEB版と書籍版との読み比べをする根気は無かったのでやってませんが。

書籍化で、好きだった作品の雰囲気が崩れなかったことにはほっとしています。絵師さんいい仕事してる。

 

ごく平凡だった女子大生水瀬雫は、大学の構内で不思議な本を拾った後……気が付けば砂漠に立っていた。

幸いなことに文字は読めないけれど、言葉は通じるのでとりあえず生きる術を見つけてはいますが。

 

……初期地点が砂漠って言うのがなぁ。現代人にとってはかなり厳しい。

実際死にかけて倒れていたところを通りすがりに保護されて、何とか無事だったんですが。

そうでなくても雫は、自分の中に揺るがぬ芯を持っていて、突飛な行動を取ったりして危険な目に合うんですけどね。

想えば最初から運もなかったんだなぁ。いや、エリクという良き同行者に会えたことで運を使い果たしたという可能性も……

 

魔法があるファンタジーな世界。

魔法士であるエリクは、雫が異世界から来たという言葉を信じてくれて。

手がかりを探す手助けをしてくれる。最も彼は彼で「異世界の言葉」という興味深い事柄を雫から教わっているので、ギブアンドテイクな感じではありますが。

雫とエリクのコンビが好きなので、書籍化もぜひ最後まで続いてほしい所ですが……どう転ぶかなぁ。

Babel ―異世界禁呪と緑の少女― (電撃文庫)
古宮九時
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2016-08-10
 

 

英雄教室

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「貴方は多くの人に勇気を与えた。誰もが、皆が、勇者という言葉を口にするとき、心に希望と光を得るの。貴方が勇者として苦しんだことは無駄じゃないわ」


かつて勇者として魔王と戦った少年ブレイド。
魔王は倒したものの、「勇者の力」を失った彼は、普通の学生として学園に通うことに。
最も失ったのは、勇者を勇者たらしめる勇者力みたいなものだけみたいで、現状でも他の学生を圧倒できるくらいの戦闘力を持っているようです。

教官が鎧を断ち切るのを見て、「鎧”だけ”斬るのは難しいよなー」とか考えてますし。
で実際剣を振るったら鎧切るというより、鎧を壊したみたいな広範囲の破壊起こしたりしてる。
これで医者に「全盛期の三割でもだしたら今度は本当に死ぬ」って言われてる状態だって言うんだから、全盛期どれだけだったのかと。
ほかの人から見た「大技」が下から二番目だったりと、かなり基準がずれてますな……

王様が友人だったというのなら、もうちょっと力に対しての意識を……
いや、ブレイドはこの調子だからこそ、勇者たりえたのかもしれませんが。
自由気ままに平凡な学生として溶け込めていると思いこんで暴走してるブレイドの姿がすごく浮いててなんかもう笑えてくる。
魔剣屈服させたり、竜になつかれたりと、やりたい放題。
この調子だと相打ちしたっていう魔王もその内出てきそうな雰囲気。

ブレイドが魔王と戦った勇者だとしてもいろいろ常識抜けてる感じ。
どちらかというと力を持て余した子供な印象。
彼が正しく成長していくための話になるんでしょうか。悪くはない…けど合わなかった。


ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語3

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ルルック 蘇生を拒否したんだ。どうして?
GM/ログナー 世界は、そのとききちんと生きているヤツのものだからだ。十年前、俺は死んだ。そこで俺という人間が世界に関わることは終わったんだ。俺は、死ぬってのはそういうことだと考えている。死ぬまでになにができるか、どれだけ俺として生きられるか。そう思って、俺は生きていた。

リプレイ完結巻。
結構驚きの展開だったといいますか。
あらすじにも「大切な仲間との別離」とかありますしね。
アンはやっぱりそういう選択をするのか。
しかしまぁ、入れ替わりが激しいというか、結構コロコロメンバーが代わったので、その点は残念かなぁ。
あとは、口絵1枚目でネタバレかますのはどーなんだろう。アレはちょっと正直微妙なトコだと思いましたがね。

第七話 「別離のとき」
第八話 「蒼空の決戦」
最終話 「a dreamscape」

いつも通りこぼれ話と歩き方も収録。
イベント戦闘として処理するのなら判定させなければよかったのに。
ダイスを振らせると予想もしなかった方向に話が転がったり、GMの思惑超えてくることはよくあります。

シリアスなイベントが発生した、クライマックスの中でログナーさんの発明品が清涼剤。
ドラゴンに飛行装置つけてみようと設計図引いてるとか何しているの。まあ正確にはドラゴン用のジェットエンジンみたいですけど。ユニークというか、紙一重でバカな発明しているような。

GM たしかに、クリムゾンローズとホワイトリリーはログナーの作品です。それをミレスにあげて、「今日からお前は『紅薔薇と白百合のミレス』だ! わはは!」と言い放ち、最初にぶん殴られました(笑)。

とか遊び心を忘れない人だったんだなぁ、という感じ。


ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語2

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カラト ルルック。フラーゲンに帰るのは、もう少し先になりそうだ。
ルルック どうして?
カラト 言わなきゃダメか?
ルルック ううん、そうなると思った。やっぱ、それでこそカラトだよね。だからカラトと一緒にいるの、好きさ。

第四話 「尋ね人は……?」
第五話 「過去に出会う場所」
第六話 「再会のとき」
の3話収録。今回もこぼれ噺と歩き方が乗っています。

アンがライズが絡んだときにポンコツになるというか、自分をもてあましているロールプレイをしているのが中々。
それがあったからこそ、最後の方で、組織に利する行動について悩みが出たりするんでしょうし。
カラトとルルックの、「パーティー組んでる理由がなくなったけどどうしよう」っていう悩みはなるほど、そういうこともあるのか、と思いましたがね。

最初にNPCとして出てきたライズのデータが、PC紹介のときに一緒に掲載されているのはどーかなーと。パーティーに加わるときに乗せてくれた方が良かったんじゃないかなーとか思ったりしますが。

さて、ログナーの伝言を元に、不思議な仇名をもったミレスさんを探すことに。
ただまぁ、伝言を残したログナーがいたずら好きというか結構お茶目な人だったようで。そんな恥ずかしい仇名の人がいるのか、と手がかりがまったく得られず。
仇名のない「ミレス」さんの噂なら聞こえてきたので、ログナーの悪戯心なんじゃないだろうか、という疑いを持つPCたち。
調査のなかで何やら、不穏な、というか意外な事実も発覚したりして、イベントを順調にこなしている感じですねー。

ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語1

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GM ひとしきりまくし立てたあと、ログナーは「なにがあったか知らねーが、とりあえず王都に行って、こいつに会え」と人の名前を口に出しました。
ルルック 誰さん?
GM 「紅薔薇と白百合のミレス」という人物です。
一同 なんだそりゃーっ!!

第一話 「拳闘少女のファースト・ステップ」
第二話 「ブラック・メイド」
第三話 「父と鍵の迷宮」

の3話収録。
「拳と魔封の物語」こぼれ話だったり、ラクシアの歩き方とかも掲載されていて、わかりやすいリプレイだったと思います。
こぼれ話とかは結構個人的に好き。どういう考えがあったのか、とかこうするとやりやすいとか色々書かれているので参考にもなりますし。

結構丁寧なつくりだなーと言う感じ。
10年前に壊滅した街の生き残りの少女、エイベル。
事件に関係している組織の密偵、アン。
近隣の街の冒険者、カラトとルルック。

グラスランナーの無駄な行動力の高さがよくわかるリプレイだったというか。
まぁ、そこそこ笑えました。
エイベルがグラップラーなので、拳は分かりますが、「魔封」ってなんなんでしょうね。
封印された魔剣の事だろうか。魔剣のダンジョン潜ってたし。
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