「わたくし頑張ります 貴族院の図書館のために全力を尽くします!」
『本好きの下剋上』がWEB完結してる長編、ということもあってコミカライズが2部・3部・4部と3シリーズ同時に走ってる珍しい作品ですね。
シリーズファンとしてはまとめて楽しめるから嬉しいですけど、新規参入の読者は注意。……「第4部」から手に取る人は、そう居ないとは思いますが。
主人公のマインが事件によって2年もの眠りについてしまったところから目覚めるシーンから始まります。
最初の見開きが側近になる人々のイラストがあって、登場人物多い章だから大変そうだなぁって感想が最初に出てしまった。
眠り続けていた影響もあって思うように動けない彼女に、神官長は魔導具を貸してくれて。それで動けるようになったあと、貴族の義務として貴族院として学校に送り出されることに。
1年入学を遅らせることも出来なくはないけど、弱みになるから通えるなら通った方がいいとか色々事情はありましたが。最終的にマインのやる気を起こさせたのが、蔵書数2位の図書館だっていうんだから、ぶれないなぁ。
1話の、「心配されてる、薬飲みまくってた神官長」のコマがめっちゃシュールで笑えて好き。
天馬に挟まれてるレッサーバスも、なるほど特徴的すぎて笑えましたし、「辛うじて落第はしておりません」なアンゲリカの表情が好き。
城での準備を整えて、これから貴族院ですよ~と言う所で終わり。