「手を離してしまうの?」
「あなたからあの娘に手を差し伸べたのに あなたから手を離してしまうの?」
最終巻。
絵が好みで手にしたシリーズでしたが、そこそこ楽しめましたかねー。
欲を言えばもう少し続けて、神父さんとか脇のキャラクターを活躍させてほしかったとかありますが。
あとは、最終巻なのにアンジェリカとシルフレイヴの辛みが少なくて物足りないとかありますけど。
面白かったですよ。
人には見えないものが見える少女アンジェリカ。
オカルト小説家である、シルフレイヴ。
『闇の住人』たちの暗躍に、二人はばらばらに引き離されてしまいます。
まぁ、シルフレイヴは一人で引きずり込まれた、っていうのが正しいような気も。
諭されて、戻ってきたシルフレイヴ。
そこからは展開早かったなーという印象。
神父さんにも言われていますが、ずいぶんと人間離れした芸当を身に着けていますね。
あのまま闇にひかれていかないといいですけど。
アンジェリカの手を取った彼なら、大丈夫か。
最初にも書きましたが、もうちょっと読んでいたかった気もしますね。
そこだけがちょっと惜しい。