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『ええ、だけど錬金術だけじゃなくて、他のことも頑張るのよ。そうすれば錬金術も上手くできるようになるわ』
男爵令嬢のアマンダは、錬金術師。
家族からは無能扱いされ、職場では功績を奪われ酷使される過酷な環境に置かれていましたが……。
当人としては、錬金術が出来る環境さえあれば良かったので、そこまで気にしてはいなかった。魔道具作るのは楽しいからいいけれど、同じもの百個作るのは飽きるんだよぁ~って言いつつ、百個作る事そのものは問題なくできるんだから凄い。
家族仲が悪すぎて、食事の用意もされなかったり、一日外で過ごせ!と追い出されたりと散々ですが。
追い出されようとも錬金術を活用してテント作って、防寒具やテント作って、無一文で放り出されたわりには快適な時間を過ごしているのは逞しい。
ひとりの時間を過ごしていた所で出会ったのが、カリストという侯爵様で……。
彼はわずかな時間でアマンダの才能を見抜き、即断即決で引き抜きにかかるんだから有能です。
しっかり根回しして準備していたみたいですが……アマンダの父は、彼女の価値を理解していなかったようで、あっさり手放したのがなんとも。
一般的な錬金術師が1時間かけてつくるっていうポーションを10秒で作れたり、独自のレシピを開発していたりする才媛ですからね、アマンダ。
さらに素材採取にいった先で、精霊の加護を受けていることが発覚したりもしてますし、逃した魚は大きすぎたなぁ、という感じ。