気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

狼領主のお嬢様

狼領主のお嬢様2

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「私も、願っています。カイドに生きていてほしいと、ずっと願っています」

 

シャーリーと同じく、何の因果か前世の記憶を持って生まれた彼。

その策謀によって、狼領主には熊殺しの毒が投与され死んだという情報が流された。

……えぇまぁあらすじで明かされていたので、言ってしまうとカイド死んでなかったんですね。そもそも表紙にも口絵にも居ますからね。

で、上手い事追いつけるように色々と手を回していたようです。

 

まぁ流石に毒が効かなかったわけではなく、死にかけたところをなんとか蘇生された状態のようでしたけど。

それでも、シャーリーを取り戻すために即座に行動できる辺りは凄い。まだまだ若いなー。

シャーリーだからこそ、狼領主のそうした反応を引き出せるというのは、有るんでしょうけど。

 

過去に因縁があったのは確かだけれど、未来を向いて生きる事を決めて。

ちゃんと言葉にして想いを告げてるのは良かったです。お嬢様、かなり鈍い部分があるようで、伝わらない可能性もいくらかありましたからね……

終盤のイザドルの話にも全く気付いてないみたいでしたし、うん、今世でも割と箱入りだと思います。

色々とトラブルはありましたが、カロンたちのようにシャーリーを受け入れてくれる人が居る終わり方は良かったですねー。

領地の後継のこととか、課題は多そうですけど。仕事を割り振ることを覚えた領主様と彼女なら、大丈夫でしょう。


 

狼領主のお嬢様

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「私、何か……そんなに特徴的なこと、ありますか」

(略)

「……瞳が、あなたを映していますから」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

悪政を敷き、民を虐げた領主一族。

彼らは内部に侵入したスパイによって悪事を暴かれ、裁かれた。

蝶よ花よと育てられた、箱入り娘すら処刑された。

彼女自身は、真実、領主一族の悪徳に与してはいなかったのに。

……まぁ、家族の放蕩を知っていながら止めなかったというのは、確かなんですけれど。

そうする発想が出てこないくらい箱入りだった。

 

前領主一族を絶やし、革命の旗手となった男が新しい領主となって、その地は少しずつ快復しつつあった。

悪者は去り、めでたしめでたし……で終わったら、この作品始まらないんですけど。

処刑された筈の領主一族のお嬢様、その記憶を持って今の世に生を受けた少女シャーリー。

親も無く養護院にいた彼女は、ある時、院長から縁が巡り巡って、領主の屋敷で新人メイドになることとなって。

 

前世の記憶を持つ故に、上手く馴染めずにいた部分もあるようですが。

しっかりと仕事はするし、同僚からの受けも悪くはない。ただ、食事をあまり取らずにやせ過ぎな部分は心配されているようですけど。

ひょんなことから屋敷で働くことになった彼女は、更に予期せぬ遭遇によって領主付きのメイドとして勤める事となって。

 

お互いに相手を見て、秘している事情に察しを付けながらも触れずにいる、初期の微妙な距離感のやり取りが好きなんですよね。

領主の友人であるイザドルが踏み込んできた後の、しどろもどろになる部分とか。

そこに二人が触れた後、「仕事を終わらせるぞ」で空気を切り替えられる辺りとか。

 

それぞれの間に漂う空気が、気に入っています。長い台詞が連続したり、好みから外れる部分も無くはないですが。

1巻の引きがかなり良い所で終わっていて、続けて2巻を読み始めた身では何も言えません。

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ちゃか

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