気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

猿渡かざみ

高嶺さん、君のこと好きらしいよ2

ico_grade6_4

「――それじゃダメなんだ」

(略)

「俺は女性の扱いがうまくなりたいわけじゃなくて、高嶺サキを大事にしたいんだ」

 

2人の性格が変にかみ合ったせいで手こずりましたけど、ついにお付き合いをすることになった高嶺さんと間島君。

しかし付き合い始めたからといって、そう簡単に間島君の堅物さとかが薄れるはずもなく。

むしろ彼女を大事にしたいからこそ入念に準備をしてデートに臨もうとかするんですが。

 

……予定していた季節節のタルトに使われている果物が変わっていただけで長考状態に突入したり、雨が降り始めたことでも「詰めの甘さをあげつらわれている」とか思うのは生真面目すぎる……。

もうちょっと臨機応変に対応して生きてもいいのよ、とか思いますけど。それができたら堅物風紀お化けは誕生してないだろうなぁっていうのもわかる。

 

雨に濡れて体調を崩した彼を、高嶺さんがお見舞いに来るエピソードとかもありましたし。次につながっていってるのは良いですけどね。

彼女を大事にしたくて、でもどうしたらよいのかわからない。どっかで見たことあるような恋愛本を手に取ったり迷走をしつつも、友人を頼る選択できたのは良かった。

友人を交えての海デート、なんか砂の城作ってるタイミングもありましたが、おおむね楽しそうでしたしね。

 

空手に打ち込んでいた時代の間島君を知る後輩女子が接触してきたり、とかもありましたが。

うーん、クルミちゃんデザインは好きなんですが、今回はちょっと魅力が薄かったというか。キャラ紹介で「崇拝していた」って書かれているのに嘘がないのは笑っちゃった。

クルミちゃんと相対して、それに負けずにハッキリと自分の気持ちを伝えられた高嶺ちゃんがとても良かったですね……。


高嶺さん、君のこと好きらしいよ

 ico_grade6_4

「……まあ、そういう難しいことは置い、とい、て」

(略)

「今大事なのって、正しい正しくない以前にケンゴがどうしたいかじゃねえの?」

 

ミステリアスな美少女として、学校でも話題な高嶺サキ。

何かと噂の絶えない彼女は告白されることも多く、良く思わない女子も居た。だからか、流れる噂の中には彼女がパパ活してる、みたいな誹謗中傷まで含まれていて。

噂されるほどミステリアスでもなく、実際は臆病の虫を飼っている彼女は上手くやり返すことが出来なかった。

でも、彼女の通う学校には堅物で風紀オバケなんていわれるような、鬼の風紀委員長・間島ケンゴがいて。

 

彼の目の届くところで不穏な行動をとれば即座に飛んでくるし、校則と言う武器を手に違反者をガンガン指摘していくのは、なるほど風紀オバケと納得してしまった。

でも、そんな彼もまた学生なんですよね。

鬼の風紀委員長の目が光っていては安らげないだろうと、一人で昼食をとる少しずれた気遣いを見せたり。一方で、ずっと明かせなかった片思いを続けていたり。

お互いに好意を寄せているのに、堅物で鈍感な間島君と、臆病で更に好きな人相手だとテンパってしまう高嶺さんでは中々進展しませんが。

 

それでも諦めずにアピールを続ける高嶺さんが健気で可愛いです。

彼女が好意を持つきっかけになったエピソードも、どこまでも真面目な間島君ならではの味がありますし、お似合いだと思います。

高嶺さんに言い寄る男の中には困った連中も多いみたいですが、間島君ならなんとか捌いてくれそうな信頼もありますし。
 

 

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ