気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

琴平稜

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ガールズサイド2~華麗なる乙女たちの冒険は世界を変えた~ 

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「私のルナとティトに、何するのよ――――――――――っ!」

 

前回の最後に、空から降ってきた女の子を拾ったレクシア達。

その人物は、北方の大国ロメール帝国から来たノエル・フリージアであった。

帝国で首席宮廷魔術師を務めている彼女が開発した、空を飛ぶ魔導具を利用していたところ、長時間運用による異常が出たために落ちてきたみたいですね。

自分の発明品が爆発したと聞かされても、失敗は次に生かせると前向きなのは良かったですね。研究バカ、他者を不幸にしない限りは好きです。

フローラ、実際に効果的なアイテムも開発してましたけど、「トンデモ魔導具を創り出しては爆発事故を起こす奇天烈発明家」なんていう人までいたの、笑えました。

 

そんなフローラでしたが、とある悩みを抱えており……。

レクシア達……ルナやティトが戦う姿などを見て、協力を要請してきて。

人助けの旅という名目を見つけたレクシアが、意気揚々と乗っかったのは予想通りではありますな。

優夜にお熱で公務を面倒がるレクシアですけど、なんだかんだ他国の王族との交流もあって、「そういう人じゃなかったと思うけど」と言えるのは強みか。いつも優夜関連で暴走してる姿ばっかり見てたから、やることはやってはいるのかと微かに評価が上向いた。

……まぁ、それはそれとして今は公務から投げ捨てて旅の空なんですが……。

 

この世界、邪関連以外にも爆弾が多いというか。レクシアがこのタイミングで帝国を訪れていなかったら、その時にティトを伴っていなかったら、解決への糸口も見つけられなかったわけですから、なんとか無事に解決できたのは良かったですね。

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ガールズサイド~華麗なる乙女たちの冒険は世界を変えた~ 

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「約束すわ、お父様。私は王族として、人として、恥ずかしくない力を身につけて、必ず成長して帰ってくるって! これはそのための旅なのよ!」

「レクシア……」

「……とか言って、要は好き勝手したいだけだろう」

 

『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する』のスピンオフ。

原作の美紅さんの監修を受けて、琴平稜さんが執筆されている作品になります。

イラストは原作と同じ桑島黎音さんなので、作品の雰囲気は変わらず楽しむ事ができますねー。

表紙に登場しているケモ耳少女は、希少とされる白猫の獣人にして爪聖の弟子でもある少女らしいです。サハル王国の民族衣装を着たルナとかも、綺麗で良いですねー。

 

ガールズサイドとあるとおり、ヒロインたちに焦点を当てた話なんですけど、メインのレクシア苦手なタイプなので、まぁそこはちょっと残念だった。

優夜の押しかけ自称婚約者である彼女は、優夜の事を思いすぎて公務の間でも面倒くさがってますし。今回も思い立って旅に出ようとか言い始めてるし。

それ認めちゃう王様も王様だよ……。

 

目的地も決めず無計画に飛び出したレクシアと、護衛として連行されたルナ。

なんだかんだ良いコンビ感はある2人は、隣国レガル王国を訪れて……そしてそこで、サハル王国からの政略結婚の誘いを受けて、ライラ王女が旅立ってしまったことを聞かされて。

レクシア達が知るブラハ王の人柄と一致しない行いなのが気にかかり、レクシアはサハル王国へ赴く決意をしてますが。

いやはや行動力の権化ですな、このお姫様。その結果、爪聖やその弟子のティトと出会ってるんだし、人との縁を引き寄せる強さは持ってますよね……。

 

レクシア、「国同士が力を合わせることは大切だけど、それが政略結婚出る必要はない」というのは、先進的ですけど完全に否定するようなものでもないのでは……? と思わなくはない。

まぁ今回は結婚を受けるのであれば政争の渦中に飛び込むことになるし、暗殺者まで差し向けられているし、暗躍してる勢力まであるしで、ライラを助けに行ったのは結果的に正解だったわけですが……。



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ちゃか

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