「いまこそ見せてやろう、魔王イシュヴァルト・アースレイの本気をな――」
暗黒大陸に君臨した魔王イシュト。
勇者に討伐された彼が次に目覚めたのは、見知らぬ場所、見知らぬ戦場で。
かつての力をそのまま振るう事が出来たので、ドラゴンを素手で討伐するという荒業を披露。
討たれた反動か記憶が曖昧な部分もあり、戦闘中だった冒険者たちの保護を受け、自分も冒険者となることに。
元魔王としては冒険者という身分に身をやつすことは、中々の屈辱だったようですが。
日々の糧を稼ぐ必要もあるため渋々受け入れて。
養成学校に通えば、たまたま魔獣の群れと出くわして一蹴。一日で卒業という前代未聞の成果を上げたり。
由緒正しい神木を味方が傷つけたら、魔力を注ぎ込んで復活させたり。
他にも、ステータス表示の魔法がある世界で、使用者の力量を遥かに超えたせいで、本来レベル1スタートのハズが0、数値はカンスト、スキルは文字化けと異常事態のオンパレード。
タイトルからも分かる通り、主人公最強もののお約束を踏襲して、問題がおきてもイシュトが思い切りよく解決してくれるのでサクサク読めます。