気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

生徒会探偵キリカ

生徒会探偵キリカS1

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「もういい。ひかげに期待したわたしがばかだった」

 

思い出補正で楽しさ増してる感じ。

いや、しかし令和の時代になってキリカの続き読めるとは思ってませんでした。

正直音沙汰ないし、もう刊行されないものかと。4年ぶりの新刊。

間が空きすぎていきなり7巻出してもアレだから、とSをつけて新シリーズを装っているそうです。あとがきに書いてあった。あけすけすぎる。

いや、明け透けと言うなら、作中で同時刊行した『民主主義のぶっ壊し方』の宣伝入れてるところとかの方がひどいですけど。

 

生徒会選挙が終わって、ひかげが副会長になった後の話。

ただ、ひかげは本調子ではないようで。薫に「燃え尽き症候群」と評されてましたけど。

選挙の時とかに頑張りすぎてて、さらには敵対しようとした虎徹の下で副会長に収まってしまった。

だからかツッコミに力がないとか言われてたり、いままで以上に周囲振り回されていた印象。……久しぶりだったから曖昧なだけで、こんなもんだったかな?

とはいえ、生徒会詐欺師の顔は抑えめでしたねー。周囲に彼のはったりで状況を動かしていくのが楽しかったりするのでSシリーズとして続いていくなら、副会長としてスケール大きい事やって欲しいきがします。

あいかわずひかげはモテモテだし、キリカは可愛いしで、楽しかったです。


生徒会探偵キリカ6

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どんな戦いでも、後に残るのは傷だけだ。その傷痕を僕らは様々な名前で呼んでいるに過ぎないのだろう。たとえば教訓とか、罪とか、勝利とか敗北とか。地上は狭すぎて、僕らのいのちも短すぎて、すぐに新しい傷が重なり忘れ去られてしまうのだけれど。


今回は1冊まるまる、生徒会選挙。
絶対王者として君臨している、天王寺狐徹との対立を決意した初期のひかげ。
対立候補の朱鷺子と協力して、打倒を目指すもののいい方策は浮かばず。
この学校は相も変わらずこの手のイベントがお祭り騒ぎになるようで。
絶対勝てないとわかっていても出てくるお約束な泡沫候補とかもいて、それでいいのか、と少し思った。

後書きで作者も書いてますが、今回は誰が立候補するのか。
そして誰が当選するのかという二点に焦点が当たっているので、ちょーっと全体的に大人しかった。
探偵も詐欺師も、活躍している感じがあまりしなかったというのも惜しい。

ただ前任の広報や書記からみた「天王寺狐徹像」というのは中々面白かった。
相手の土俵に絶対に上がらない。自分から仕掛けて、速攻で相手を打ちのめす。
あの王者は、自分にないものを持っている相手を傍に置く。
敵こそ近くにおいて、刃を研がせ、反旗を翻す前に手放す。
結局今回の話は、選挙の話というよりは、王者である彼女の話だったという事じゃないですかねぇ。

発売が伸び伸びになって内容これだとやっぱりちょっと物足りないですねー。
いつも通りの雰囲気ではありましたが、いつも通り過ぎたといいますか。
もうちょっと刊行ペース上がらないものでしょうか。というか続き出るんだろうか……


生徒会探偵キリカ6

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それより――少しでも早く伝えに行ってやらないとな
アイツの気遣いは無意味じゃなかったってこと
探偵はけっして――だれにも感謝されないような仕事じゃないってことを

教科書詐欺事件の真相。
生徒会の探偵と詐欺師がタッグを組むと、こういう決着になるのか、というか。
うん。生徒会メンバーはそれぞれに油断ならないけど、会長を除けばこのタッグがある意味一番厄介なんじゃないのかなぁ。
真実をどうとでも着地させそうな雰囲気がある。

そして始まる文化祭編。
規模が大きい学校だけに、文化祭もかなりのモノみたいですけど。
実行委員長決めるのに、これだけ揉めてて大丈夫か。
まぁ、誰もがこのお祭り騒ぎ楽しんでるようだから、問題はないのかもしれませんが。

寝てない自慢のIT部長と、重量系のデ部と、嘘知識吹き込まれた純粋風紀女。
……えーっと、こんなんが候補で大丈夫なのか、実行委員。
それぞれに、実力とか、インパクトとかはありますけど、人望が足りないって言うのが。
前任の委員長は人望が絶無なため、他の面子の助けを得られたというのがまた何とも言えませんが。
あちこちの思惑が混じっている中で、詐欺師が何か思いついたようですよー。
それはさておき原作の最新刊はいつになったら出るんだ。


生徒会探偵キリカ5

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「・・・言ったでしょ 探偵は見つけるのが仕事 それ以外は知らない」
(中略)
「探偵は――人を不幸にすることしか出来ない」
「だって探偵が探らなきゃいけないような真実は誰かが「隠した」ものだから」

ひかげの書記就任。
まぁ、会長たちは相変わらずふざけてばかりなんですが。
真面目にやると凄いのになぁ……普段がアレだから。

前任の書記である、特殊性癖の持ち主である柏崎も登場。
おまわりさんこの人です。
いや、正直この人は本当に一回捕まった方が世の為なんじゃないだろうか。
キリカにも食べさせられる料理の腕とか、いい面がないわけではないんですけど。

今回は、13万円の詐欺事件。
学生で13万っていうのは中々高額です。
詐欺と言われて、美園にとりあえず庇われていたひかげ。
もうそういうイメージが定着してるのか。
実際、この後順調に学園詐欺師としての地位を確立していくからなぁ。
探偵と詐欺師でいいコンビなんじゃないですか。


生徒会探偵キリカ4

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「にゃははっ この一行 さすがのお姉さんも開いた口がふさがらんわ どうつっこんでほしい言うん?」
「つっこみ待ってるわけじゃないんです 本気なんです」
「嘘はひとつもありませんしそれに――これは生徒会を守るためです」


1巻の、予算をめぐる生徒総会のエピソードが、今巻でひとまず完結。
オリジナルのエピソードが1話収録されていますね。
次回予告もあるようですし、このまま2巻のエピソードに進んでいくようです。
それなりに気に入っているコミカライズなので、続いてくれるのはうれしいですね。
1巻分だけで終わるものとかもあるじゃないですか。

理事会の横暴に、日影が動き出す。
生徒会詐欺師の本領発揮というか、この件とかが積み重なって詐欺師と称されるようになるわけで、まだただの庶務なんですがね。
また無茶な作戦を考え付いたものだなぁ、といいますか。
そのむちゃくちゃな作戦に乗る人が多いのもまたすごいことで。
一番恐ろしいのは、その作戦に乗ったうえで、勝ちをつかみ取っていることなんですけどね。
しかし毎度思いますが、この学校、ハイスペックな人ばっかりが集まっているよなぁ。

姉が優秀だということに引け目を感じていた日影が、姉からの電話で励まされるというか、認められるというのは
、良い流れですよね。

「ひかげがやっと全力出せるとこ見つけて――よかった」
「だってひかげ 私の弟なんだから絶対にすごいのに 本気になれること ひとつも見つけようとしなかったでしょ」

帯によれば、原作の6巻が6月に発売予定だとか。
他にも、ニコニコ静画で4月23日から、『生徒会探偵キリカたちの日常』という別のコミカライズが進行するそうで。
特に原作の方ですが、楽しみですね。



生徒会探偵キリカ5

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でも、探偵は依頼を突っぱねたわけではない。
下請けに出したのだ。
「ひかげ。そろそろあなたの料金も決めたら」
キリカの言葉に、僕は苦笑いを返す。真実を難なく見通す探偵と違って、こちとら毎度毎度駆けずり回って四苦八苦してるんだよ。定額料金なんて決められないよ。


今回は口絵がちょっと、アレだったかなー。
ヒカゲの部屋に生徒会メンバーが来ている絵はともかく、他の2枚はちょっとネタバレが強すぎるんじゃないかと。
体育祭を乗り切って、今回は、ついに文化祭本番。
準備しているときに流れた、怪談話の噂。そして、ひかげの姉、ひなたの知り合いからの接触。

キリカが怪談苦手にしているのは可愛かった。
怖いけど、その手の絵本も好きで誰かに読んでもらっているっていうので、その姿が視てみたいと思いましたが。
しかしあれだけ怖がっていて、ひかげが言っていたように、よく泊まり込んだりできているもんだなーというのはありますが。

で、その事件を解決すると、今度は学園祭当日。
演劇部がらみで色々動いていくわけですね。ひかげの姉、ひなたも登場してきたりと少しずつ動いている感じはあるんですけど、前回の体育祭の魔王様ほど、パンチがなかったというか。
魔王様が、わかりやすい厨二だったくせに、選手宣誓の時に格好良かったのがやっぱり大きいかなー。
今回はひかげの詐欺師成分が少ないのと、依頼者とか謎とかにインパクトがなかった。
生徒会としては、文化祭の方が本番じゃないのだろうか。
描かれていないところで・・・ってことかもしれませんが、それだとやっぱり物足りない。

今回は、イベントの大きさの割には盛り上がりが足りなかったかなー。
体育祭より、生徒会メンバーの動きが少な目だったからでしょう。
文化祭実行委員の薫が中心になって行動してく感じでしたし、謎解きも、生徒会メンバーがどうこうっていうよりは、結構その場その場で対応している感じでしたし。
演劇部の方に焦点移っていたので。

さらっと書かれているけど、ひかげと一緒に文化祭回るのを楽しみにしていたっぽいキリカが可愛い。
そして職権乱用をしてでも、座席確保して演劇部の公演に行っているあたりが。
しかし、ひかげも覚悟決めたようで。もうじきに生徒会選挙。戦いの場は、近いようですねー。


生徒会探偵キリカ 3

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「僕らの戦いは 始まったばかりなんだ」

一番ここで笑ったんですけど。
なんてところを最後に持ってきてくれているんですか。
いや、確かに仕込みをしている段階で、戦いこれから開始する場面ですけど、すごくここで終わりそうな雰囲気ですよね、コレ。
だって、準備終えて疲れて座り込んだまま眠りに入ろうとしているときに思う事がこれって。

中央議会の「お姫様」と出会い、変態なキリカの父親と出会い、そして、キリカの為に行動を起こすところまで。
実際の生徒総会は次回に回ったので、とりあえず原作1巻の内容は次の巻で終わりそうですねー。
しかし、絵つきで見ると、キリカの父親が予想以上に変態で困る。
秘書の人も相当だよ、コレ。
幾ら給料良くても人間として嫌悪感とか感じないんだろうか。
いや、躊躇なく注射を打ちこんで平然としているあたり、この人も相当ですけど。

生徒会長は変人だし、副会長は妄想癖あるし、あっちもこっちも組織のトップは大概ですよね。
朱鷺乃さんも、まともに見えて、ある程度までは会長について行ってたんだから、耐性があるというか、適正があるというか。
まぁ、まともな人間が、こんな学校の生徒会とかその手の組織に属してやっていけるとは思えませんが。うん、多分あの会長に馴らされたってのもあるけど、あのノリを御すのは大変ですよ……?

後は、毎回思うんですけど、紙が固い? 普通のコミックとは違うように思えるんですけど、なんでわざわざこれを使っているのかが分からない。
微妙に読みにくいんですけどね、コレ。


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ちゃか

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