気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

田中公侍

ソード・ワールド2.0 魔法文明リプレイ ロード・オブ・グリモワール

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ジュゼ:じゃあ、ここは封鎖しようか。物理魔法【ロック】で。

GM:そんな魔法系統は存在しな……あぁ、岩で塞ぐ、ってことか!

 

近々2.5へとアップデートされる、ソード・ワールド。

2.0として、最後のリプレイとなったわけですが…うーん、2.0の最後がコレかと思うと、ちょっと物足りない。

まぁ、すぐに2.5になって、新しい展開になるわけでそっちに期待。

 

魔法文明時代を描くリプレイです。

古き時代。現代にはいない種族や、文化などが息づく世界。

当然ながら、後の世界で発展してきたアイテムなどは使えないわけですが、そういう制限を差っ引いても楽しそうな時代ではあるんですよね。

ソード・ワールドのサプリもそろえようかしら。……2.5に更新されようというこのタイミングで? ってなりますけど。

 

シナリオの冒頭でダイスを振って「ランダム陳情シート」に対応したイベントが発生するという仕組み。

中期的なスパンで解決する課題で、当該のセッション中に必ずしも解決しなくてはならないものではない、という事ですが。実際に出たイベント以外にどういう想定があったのかはちょっと気になります。

 

現代でもこれまで舞台になったことがない、モーロック地方が舞台。

そこに住まう貴族PC(士族もいるけど)たちが領地の問題を解決していく流れ。

問題を解決するために呪歌を使いたいけど、バード技能持ちのPCが居ない。

……芸術を愛する貴族NPCがいたから紹介してもらおう、という話になって。その貴族が「せっかくだからパーティしよか」と言いだしたのはちょっと笑った。

かなりシナリオの自由度が高いというか、PCたちの選択に魔開かせる場面が多めだった感じでしたね。



ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー4

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「若き竜騎士よ。境界に立ち、道標となれ。民にも国にも属さず、力に傾倒せず、竜に媚びることなかれ。ひとつを重んずれば他を喪い、やがて全てを失うだろう」


リプレイ完結。
第十話「謎解き竜の試練」、第十.五話「嵐の前の十字路」、第十一話「樹海の気になる超兵器」と最終話「彼の名は……」までを収録。

グループSNEのサイトの方で外伝とかやっていたようで、知らないキャラが登場。
キャラクターばっかり増えて、本筋の盛り上がりが物足りない感じになってしまった印象。
今回も、パーティ分かれての行動になって、ナハトが別パーティですし。
おまけに、その別パーティーの活躍はまたWEB参照だし。
追加のエピソードとか外伝とかあるのはいいんですけど。
もうちょっと構成何とかならなかったかなぁ、という思いがぬぐえない。

バスティアン様からの依頼をうけて、行方不明になった婚約者を探すことに。
なぜか手がかりが竜の里にあると言われて、不審に思いながらも足を運ぶ一行。
赴いてみたら、なぜか試練を受けることになったとか展開早い。
そして、試練を乗り越えたと思ったら、想像以上に面倒くさい、政治の話が出てきて。

なーんか、あちこちの思惑に振り回され続けていた感じがします。
敵を打倒した爽快さとかが、物足りないとでも言いますか。
とりあえず、難関一つ越えただけ、な雰囲気がある。
多人数参加型で、PC入れ替えでのキャンペーンというのは一つ参考になるかもしれませんが。


ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー3

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ドレム リーダーは、こういったときに他の仲間を導く役目がある。意見が割れた仲間を仲裁したり、迷った時に最終的判断を下す役目じゃ。他の仲間は、リーダーの決断を信じる。リーダーは、信頼してもらう。ソレが成り立って、初めて仲間なんじゃよ。
ラファル ……。
ドレム お主には、決断する権利もあるが、責任もある。双方とも、背負えるか?

第七話「カン違い登山者」、第八話「メルとナハトの告白」、第九話「空飛ぶ女王の護り手」。
三話収録。
前回、メルが陥ったハプニングの結果もあり、ラファルは族長の息子、という立場を捨て冒険者として力になろうと覚悟を決めたようですけれど。
実際問題、蘇生に関しては、かなり面倒な問題をはらんでいますよねー。手助けしてくれた相手のこともありますし。
バスティアンにはそう簡単には返せない恩が生まれたというか。

そういった経緯もあって、今回も依頼を受けて方々に赴いているわけですが。
SNEのHP上で、外伝とかが乗っているみたいで、そのあたりの様子が描かれたりもしているようです。
本編の内容忘れないうちに目を通しておきたいものですけど。
ドレムが意外と先達として、ラファルに助言を与えてるのがいい感じでしたね。
……友人の、「疾風の愚連隊」はちょっと頭痛い存在にも思えましたが。

途中にあった、分岐に関してはGMの思惑が透けて見えてどうなのかなぁ、と思ったものですが。
悪くはないんだけど、もうちょっとインパクト欲しいというか。
キャラクターが多いから、あちこち薄味なんですよね……
PCが入れ替わったり、ただでさえ多いのにNPCがさらに増えたりと、ありていに言うと、主人公たちが活躍している場面があまりないように見えて、物足りない。


ソード・ワールド2.0サプリメント ウィザーズトゥーム

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韋駄天ラトクレス(小神)の格言

「己の役割に誇りを持ち、奢らず、卑下せず、勤めよ」


魔法の解説だったり、魔剣の世代についての特徴が書いてあるサプリメント。
詠唱の呪文が書いてあるものまであって、よくもまぁ、作ったものだなぁ、と。
妖精魔法なんかは、契約の組み合わせができるようになり、アレンジ要素が加わった事で、もはや別技能と化している感じもありますが。

使うあてがほぼないので、データ部分については結構流し読み。
じゃあなんで買ったんだっていうと、少し前に、SWのセッションに参加してその時に、妖精魔法のアレンジを活用したから、ですね。
こういうデータ見ていると楽しそうだなぁとか、もっとやりたいなぁ、とか欲求が沸いてきます。
中々時間が合わなくて最近リプレイ読み専門になっているんですがねー。
友人に声をかけたりして自分でもプレイしたいものです。

重点を置いて読んだのは、第三部、魔法と世界について。
この世界に生きる住人たちが、どのように魔法を認識しているのか、という部分について書かれている章ですね。
たとえば、魔導機術を習う少年たち。
彼らが、他の真語や操霊を学ぶタマゴたちに対して「詠唱を長々唱えるなんて古臭い」とか言っていたり。一方で「銃がなければ何もできない」と思っているのもいますが。
まぁそんな感じで、ある術を学んでいる人物たちからの、自分の使うモノや、他の術に対しての意識とか。
ラクシア世界に生きる住人達の意識の片鱗が見えるようで、なかなか読み応えがあります。

他には、小神を中心に8柱の神が追加されたり。
魔剣の世代について整理されたりと、参考になる設定も多くて、なかなか楽しく読みましたよ。


ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー2

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ナハト それなら、情報を得たから即座に排される、ということはないかもしれない。
GM/銀縁「人は情報を殺しますが、情報は人を活かすものですよ」
護衛中キャンパス 生かすものでもあるけどね。

そういうコンセプトだから仕方ないけれど、コロコロキャラクターが入れ替わっていくからあまり感情移入がしにくいのは難点か。
いや、ラファル、ナハト、メルの三人は固定ですけど。

ラファルが馬フェチっていう、なんかメインとは関係ない方向にキャラ立てが言っているから仲間との交流があまり進んでいないように見えて、物足りなさがあるといいますか。
恋愛フラグを建てろといいたいわけでもないですけど、一人だけ馬に夢中で見ている方向が違う感じが何とも言えない。
今回途中で事件が起きてそれでなんかイベント進んだ感じはしますが…気負いすぎても問題じゃないのかなぁ、と思うんですが。

最初はルシアス、セレスと共に貴族の護衛からのダンジョンアタック。
視察中に見つかってしまった魔剣の迷宮に乗り込んでいったんですよねー。
で、そこから芋づる式に上層部が慌てるような思惑が進んでいることが明らかになっていくわけで。

他のキャラクターに対して秘密を持っているキャラがいるセッションっていうのは、『ダブルクロス・リプレイ・メビウス』なんかがまさしくそれでしたけど・・・
あれなんかと比較すると、なんか面白さが足りない。アレは秘密がある前提でのセッションだったからまた違うとは思うんですがー。
このエピソードはなんか楽しみ切れなかったなぁ。今後盛り返してくれることを祈ってますが、さて、どーなっているのか。


ソード・ワールド2.0リプレイ バルバロス・ロワイヤル!

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GM/シュバイゼン:「お前たちが真の伝承者だったか。よい戦いであった」
オーレ:お前の《転ばしテイルスイング》も相当強力だったけどね。
GM:その答えには、顔をゆがませて答えよう。笑ったのかもしれない。


第一話「バルバロス・バーサス!」
第二話「アルティメット・アーツ!」
第三話「バルバロス・ロワイヤル!」 

バルバロスとタイトルにある通り、サプリメントで追加された蛮族をPCとしたリプレイ。 
三話収録されていますが、それぞれにPCをかえたオムニバス形式となっています。
1話が、サプリメントで追加された蛮族PCを使ったリプレイ。
2話が、人族PCで流派を取り入れたリプレイ。
そして3話が蛮族PC+流派の合わせ技のリプレイ。
書籍にまとめるコンセプトとしてはわかりやすくてよかったと思いますよ。

蛮族ですけど、PCになっていることと、「蛮族PCのロールプレイ」のモデルを目指したこともあって割とあっさり風味といいますか。
分かりやすい「ヒャッハー」な蛮族はいません。
まぁ、「ヒャッハー」するような蛮族出すと、いろいろと手間というか、いつか読者たちのPCに倒されることとなるんだろうなぁ・・・みたいな感じしますけど。
第三話のPCたちがそれか。データ公開されてますしね。

蛮族PCのロールプレイも楽しかったんですけど、個人的に一番楽しんだのは第2話ですかねぇ。
グラスランナーのうざさが光っていてよかったと思います(ほめ言葉)。
10レベルあって、筋力が1しかない驚きの非力さですけど、いい感じに個性が出てましたよね。
回避基準値17とか・・・それで挑発攻撃してくるからGM泣かせです。


ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー1

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プレイヤーB (扉を開けて)やっほ~。
プレイヤーC 貴方も、拉致されてきたようね。
GM 拉致とか、人聞きが悪いなぁ。ちゃんと快諾してもらえましたよ。
プレイヤーA 先輩、事典で「快諾」って言葉の意味、調べてくださいよ!

タイトルにある通り、主人公はライダー技能持ち。
目指せ竜騎士、みたいな感じになるんですかねー。
馬フェチすぎてどうしようかって、レベルですけど。

GMとPLの間で設定について話す部分とかあって、脱線とかもあまりない、割と真っ直ぐなストーリー。
PC入れ替え式というか、話によってメンバーが代わるような構想もあるようで。
実際2話と3話で一人ずつ増えてますしねー。
その辺のギミックもわりとうまく働いていたんじゃないかと。

第零話 「竜の国のプロローグ」
第一話 「馬フェチ緊急発進」
第二話 「駆け出し冒険者」
第三話 「懲らしめ馬泥棒」

第零話っていうのは、キャラクターメイクとか、GMとPLの間でちょっと話し合って設定すり合わせたりとかしている様子が描かれている、準備の話ですね。
実際のリプレイとしては1~3話収録。

ルールブックⅢに掲載されている、デュボール王国という竜騎士の国の近辺を取り扱ったリプレイですなー。
第一話は、PCたちが冒険者じゃないところから始まっていきます。
放牧をしている一部族の族長の息子にして、驚異の馬フェチ、ラファル。
そんなラファルに拾われたルーンフォーク、ナハト。
同じくラファルに拾われ、なぜか竜の子を連れているメルティー。
女の子2人も拾ってくるとか、これでラファルが馬フェチじゃなかったらフラグとか色々立つだろうに。今のところバキバキおられている音しか聞こえない。
しかし3話でマギテックが仲間に加わって、魔導バイクでテンション上げたりしていましたし、少しずつ変わってきてるの、かな…? 幅広くなって悪化したというのかもしれないが。
仕込まれているギミックがどう活用されていくのかが個人的には楽しみ。


ソード・ワールド2.0リプレイ カルディア・カーニバル!

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プレイヤーD 占い師でうそつきだと、完全にインチキだなー(笑)。
フワ いえいえ、霊感商法なんてやったことナイデスヨー?
一同 (笑)

『カルディア・グレイス』というサプリで追加されたデータを紹介するという意味合いが強いリプレイ。新種族や、新技能など、それを中心に取得したPCたちの冒険模様がえがかれています。

こういう、サプリに合わせたリプレイとかもあると結構理解しやすくて助かりますねー。まぁ、全サプリに合わせて発行するっていうのは中々厳しいものがあるとは思いますが、たまにこうやって書籍化されてくれるとちょっと嬉しい。
SWはリプレイ読んだだけ、手元には基本ルルブのみって状態なんで、何言ってんの、という感じですけど。サプリメントも懐に余裕あったら手を出してみますかねー。
問題は、いつ余裕があるか、という所なわけですが。

第一話 カルディア・カーニバル
第二話 カルディア・クライシス 
の2話を収録。 
色々と紹介するという目的から、2話掲載した後には、用語解説なんかもついていたり。
また、巻末には、付録として、色んな店に出資することのできる『交易ルール』が追加されています。

シャドウのウォーリーダー、フィーのミスティック、フロウライトのコンジャラー、ウィークリングのプリ―スト、ラルヴァのデーモンルーラー。
フロウライトとか結構面白そうだと思いますね。
鉱石が人の形を取っているとか、なんかプレイしてみたい。……サプリないし、結構癖強そうなので、ぶっちゃけ運用しきる自信もないですが。

第一話は、説明のシナリオってことで、結構簡単に。
一般人が危険な場所に言ったみたいだから確認してきてよ、って依頼を受けてみたら背後には魔神使いの影が見えて。ラスボスを殴りに行く、と。
第二話は、ひょんなこと(GMという神の采配)から再び巡り会ったPCたちがちょっと規模の大きな事件に向き合う話。異種族の絡みはこのメンバーだと結構響くかなぁ。人間いないし。ウィークリングとラルヴァいるし。

元は単発のシナリオだったのを、書籍化に合わせて2話目を収録した、というタイプのリプレイ。データ解説用っていうのもあって、読みやすいけど、盛り上がりというかインパクトっていう部分では物足りない。まぁ、その辺はモノプレイ故となってしまうんですがねー。
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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