「これが最善ではないことは知っている。しかし、必ずやり遂げる。犠牲者の命を背負って私は進んでいるのだから」
世界平和のために、主に人類を蹂躙していたドワイト。
そのことで、亜人種であるエルフが接触してきて……人類に敵対するのであれば、亜人の我々を助けてもらえないか、ということでしたが。
あくまで目先の敵を蹴散らしているだけで、進んで亜人を保護はしないというスタンスを示しつつも、彼らが恭順するのであれは庇護すると宣言。
そして実際に敵対していた国を滅ぼしに行くんだから、迅速果断というか。
エルフの族長になった、ドワイトの生前を知る友人が、リッチに変貌してしまった彼を見てもドワイトであると気づいてくれたのは良かったですねぇ。
世界が魔王という悪を許さず、奇跡を介して帝国の装備開発を助けたり。
聖杖国に新たな聖女を誕生させたりと、善を良しとする上位存在の気配をうっすらと感じますが、ただ力だけが与えられている感じっぽいですかねぇ。
だからどちらかというと神様が力を託している、というよりは悪側に天秤が傾いたから適当に反対の更に重石を置いてバランスをとっているシステマチックな面が強く感じられますが……実際のところどうなんでしょうね。
魔王に対抗して勇者が誕生していますけど、ドワイトの魔王も実際自称ですからねぇ。直接介入してくる上位存在はいなそうですけども。
蹂躙は続き敵は弱まり、一方でドワイト側の戦力は拡充されて行ってる状況で、次なる介入はもっと規模が大きくなる可能性もあるよなぁと思いましたが、どうなるやら。