気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

百合姫コミックス

私の推しは悪役令嬢。1

ico_grade6_3h

「どんなにつらくて苦しいときも 最後の最後まであきらめないでください」

「ちょ ちょっと… なんですのそれ? そんなことが望みですの?」

「はい それが私の望みです」

 

王立学園を舞台に、3人の王子様との恋を楽しむ乙女ゲーム。

ブラック労働をしていた大橋零は、そのゲームをプレイすることが息抜きだったが……ある日プレイ中に気が付いたらゲーム世界に入り込んでしまっていた。

さらにゲーム主人公の特徴であるテイラー姓も持っていて……。好きなゲーム世界で過ごせることになったわけですが。

 

乙女ゲームをプレイする女子ではあったものの、彼女の推しは攻略対象の3人の王子様ではなく、ヒロインに嫌がらせをする悪役令嬢クレアであった。

レイもまたゲームヒロインのように彼女からの嫌がらせを受けることになるわけですが。推しからのコミュニケーション! とテンション上がってるのは、もう限界オタク過ぎて笑うしかないんだよなぁ。

 

そして推しを前にしてテンションバグっているオタクの相手をするには、クレア様はちょっと常識人に過ぎたというか。

貴族令嬢として立場もありながら、平民相手の嫌がらせにも自ら動くあたり美徳でもあるような、貴族としては欠点も抱えて良そうな気配はありますが。

レイの目線で見る彼女は、なんか見守りたくなる微笑ましさがあり、レイが推しているのも分かるなぁ、という感じです。

 

クレア様に注目してもらって嫌がらせしてもらうために、ゲームと同じイベントを発生させようとするの、歪なんだよなぁレイ。

でもそれだけ推している熱と、抱え込んだ知識は本物で……。それを活かして、1巻時点でクレアのメイドとして潜り込んでましたからね。クレアの父を言いくるめたワードは妙に意味深で気になるところですけど。なんのゲームイベントが絡んできてるんですか。

ささやくように恋を唄う3

 ico_grade6_4

「きっとこれが 私の恋なんです」

 

依からの告白への返事を保留しているひまり。

少しずつ相手を知って、距離を近づけて。みていて微笑ましい交流は続いていましたが……

ひまりに対して、アキが私がもらっちゃってもいいの? と発破をかけて来て。

その発言はかなりひまりにダメージを与えて、またぞろ悩みまくってました。

 

部活動で間違えてしょっぱいタルト作ってしまうくらいには、引きずってたようですけど。百々花先輩に相談して、気持ち切り替えられたのは良かった。

「少なくとも私の“好き”はその気持ちの先にあるわ」という先輩の笑顔が可愛くて良き。

あと、アキ先輩も色々言ったことを後日ちゃんと謝ってくたのは良かった。人が出来てる……

 

下駄箱で遭遇して、一緒にかえる二人が可愛い。

失敗したタルトを先輩がかじって、次は失敗してないの食べて下さい! とひまりが返す。

これで付き合ってないんだぜ、この二人……! 途中、百々花先輩が来て、ひまりがそっちに行ってしまうのが嫌で、引き留めようとした依が可愛いんだよなー。

百々花先輩が依先輩の名前に反応していたのが気になるんだけど、なんだろ。

 

待たせているのが申し訳ない、というひまりの気持ちを聞いて。

それなら1か月後のライブで返事を聞かせて欲しい、と期限を切る形に。

惚れるような演奏を絶対すると断言する依は格好良い。恋してるときの可愛さと、普段の格好良さのギャップがあるので、依が最強に見える……

バンド仲間にひまりを合わせた時、他の先輩が可愛がってる様子をみて圧をかけてるところも、笑えました。

あとひまり、割と普通にバンドの先輩方と馴染んで「背くらべしますか?」とか言えるの強いな……小っちゃくてカワイイ二人が、背くらべしてる図、立花先輩的にはとても美味しい構図だったのでは。ご満悦って感じの顔が良い。

そして、ライブ当日。
依がやりきって、ひまりが自分の想いを見つけて。
いやぁ良いハッピーエンドでしたね!(終わってない)
新キャラが登場して、アキ先輩と縁があるようでしたけれど……
さてここからどういう展開になるんでしょう。
付き合ってない段階でも既に甘かった、依とひよりがどう変化するのかも楽しみですねー。

ロンリーガールに逆らえない1

ico_grade6_3

「言うことなんでも聞けばいいんでしょ!?」

 

成績はトップクラスで運動もできる少女、桜井彩花。

しかし、彼女には本番に弱いという致命的な弱点があり……受験の際も、それによって本命を逃し滑り止めに受けた高校に通う事に。

そんな彼女に、担任の先生がある取引を持ち掛けて来て。

 

入学式以来、学校に来ていない生徒を、通学させて欲しい。

もし成功させれば、大学の推薦枠を割いても良い、と。

うわぁ、裏取引。入学直後のうら若い子を唆すなよ教員……あと、本番に弱い事知ってたり、推薦について自信満々に条件に出して来たり、微妙に底が知れない感。

でも、極秘事項話してるの肝心の不登校少女・本田空に効かれている辺り、抜けてるんだよなぁ……わざとか。

 

彩佳は先生との契約の為に、空に会いに行ったりアクションをしてますが。

先生と密会してるところを見られ、更に話まで聞かれて。

お願いを毎日一つ聞いてくれるなら、誰にも言わないよ、なんて条件を付けられることに。

初回のお願いが「キスさせて」な当たり、空も結構攻めますね……。

というか、ズルズル抜け出せなくなってて彩佳、詐欺に気を付けてねみたいな気分になった。一回悪に染まると、空に新しい条件付け加えられたみたいに、それを弱みとしてつかれるから大変なんですよね……

 

まぁ、空も色々と問題を抱えているようですが、社交性がないわけでもなく。

彩佳の友人に誘われて食事をともにしたり、遊びに行ったりと、生活に彩りが増えてていいと思います。

少しずつ空の事を知るたびに、自分の気持ちがわからなくなってモヤモヤしてる彩花が可愛かったです。


ささやくように恋を唄う2

ico_grade6_3h

「チャンスくれるってことだよね?」

 

憧れと恋心。想いは確かにあるけれど、その温度は異なっていて。

デートの別れ際ついに依がひまりに告白して。

そこから、二人ともちょっと態度がおかしいというか、距離をとってひまりがグルグルと悩んでいました。

でも、両親のなれそめを聞いたりして、ひまりは依に一歩近づこうと決めた。

 

とはいえ、まだ気持ちを恋と定めたはなく、傍で気持ちを確かめたいというもので。依がチャンスくれるんだよね、とポジティブなのが良いですね。

そして依はバンドへの参加を決めて。ひまりの方は家庭科部に入部する事になって。

学年が違う事もあって、それぞれの時間を過ごしつつ。空いたタイミングで、一緒にお話をして。他の先輩と仲良さそうな話を聞いて、内心で黒いものが渦巻いている依先輩の巨大感情っぷりが素敵。

このままゆっくりと進んでいくのかと思ったら、最後ひまりの方に爆弾が投げ込まれて。さてはて、どこに着地するかな。



ささやくように恋を唄う1

ico_grade6_3h

「もっとホレさせるから覚悟してね」


Twitterで宣伝を見て気になったので購入。

数日たっていたのもあって見つからず3件くらい本屋はしごしてしまった……

高校の入学式、1年生のひまりは新入生歓迎会で演奏したボーカルの先輩、依の歌声に憧れて。

実際に彼女に会いに行って一目惚れですと叫ぶ辺り、行動力に溢れかえっていて凄い。

 

先輩の依の方も、彼女の熱量に一目ぼれして。

ただ、ひまりはあくまで憧憬であるのに対して、依の方は恋心。

絶妙にすれ違ってはいるんですが、お互い好意を持っているのは間違いなくて。

 

その二人の交流が、見ていてこうにやけてしまうというか。

なんで付き合ってないんだろうと錯乱しました。

猫好きという共通点もあり猫グッズ買いに一緒に出掛けたり。ひまりが気軽にデートと言ったのに悶えている依先輩が可愛かったです。

最後先輩の方が踏み込んで来て、ひまりの気持ちに焦点が当たりそうですが。どうなるかなぁ。



続きを読む

Girl@Girl

ico_grade6_2h
「そのときに後悔したくないの だからねちょっと考えてほしいの」
「返事はいつでもいいよ でもちゃんと返してほしい どんな答えでも」


表紙にあるようなふわふわイラストの小さいキャラが動いてる話とかはなかなか楽しい。
ただ短編がまとまった作品集なんですが、それぞれの背景が分かりにくい作品もあったりと、内容はパッとしない。百合ものですが重い悩みには発展しないでなんとなるゆるーく進んでいく感じ。

「この中に一人残念な子がいます!」。
夏休み中に補習に参加することになった三人の少女たちの話。
赤点は取っていないが、出席日数が足りなかった子。補修がないけれど学校に来て顔を出している子。
純粋に赤点取って補修を受けている子。うん、残念な子明らかですけど。
でもその残念な子が中心にいるという話。ムードメイカー的な意味で。

「恋に××は関係ないよね!」
お隣さんに引っ越してきたご家族さん。
幼稚園に通うちょっとおませというか生意気な少女と、女子高生の交流の話。

他に以下五編が入った短編集。
「friendship+@」、「あなたはいつ勘違いに気付くのです?」
「いつでも君はそこにいた」、「恋に変タイはつきものです」
「笑顔の仮面を数えよう」

最後の笑顔の~がまぁ、まだマシかなぁ、という感じで。
絵のゆるい感じは嫌いじゃないですけど、ストーリーにはあっていないというか。
話の流れは好みではなかった。残念。


飴色紅茶館歓談 1

ico_grade6_1h
「――今は」
「さらさちゃんがいてくれるから 平気なの」


表紙の二人のふんわりとして付き合い方というか、交流の仕方はいい感じです。
そういうキャラ単位でみると悪くないんですが。
ストーリーとしてどうなのかというと、正直微妙。
最後のお店の騒動のこととかちょっと唐突にすぎる感じがして、なんだかなぁ、と。

閑静で緑多い町の一角、小洒落た店が立ち並ぶ森の入り口、その更に端にひっそりとある、「飴色紅茶館」。
そこのオーナーと、そこで働く少女の話。 
ちょっとうっかりというかゆるーいオーナーとしっかり者の店員といってもいいかもしれないですが。
店員少女の友人がたまり場にしていたりと、のんびりできる店ではあるようです。

修学旅行に行った先で、店のことが気になって仕方がないところとか。
オーナーが心配だから、いろいろと準備していったところとか。
キャラ同士のやり取りは、嫌いじゃないんですけどねー。

表紙の雰囲気が気になって手に取ったんですが。
合わなかった感じがしますね。
まぁ、そういうこともある。

 

さよならフォークロア

ico_grade6_2h
「不惑は唱えられなかった 不純を感じていた」


とある女子校。
そこには、かつて女生徒2人が心中したという事件が起きており、それが月曜日だったことから、月曜日にはお互い触らない。
その女性と2人は、恋人同士だったという事で、月曜日に触れると彼女たちに引かれ、命を落とす、とそういった噂が蔓延している。
もし触ってしまった場合は「不惑を誓う」 おまじないを唱える。

そんな学校に入ってきた純鳥は、学校を出ていきたいがために、 ルームメイトで先輩の高瀬に「恋人のフリ」をしてくれと頼む。
フリだったはずなのに、心は揺れ動き、距離は近づいていく。
・・・大枠ではわかりやすいんですけど、ちょっと展開早かったかなぁ、というか。

過去の事件なんて、調べればわかりそうなものなのに、誰も調べて否定することをしなかったのかなぁ、みたいな。
そういう学校の怪談じみた存在を、面白がって、誰も明らかにしなかったという説もありなんだろうか。
そして、その過去の因縁についてもう少し触れられていたら、面白みもましたんじゃないかなぁ、とか。
そういったあれこれを考えながら読んでました。

巻末には、「博士の子猫と雨の朝」が収録。
書きおろしってわけじゃなく百合姫掲載作品ですけど。
短い割には笑えたかなぁ。「ご近所さんにロボだと思われてました」とか。
笑ったといえば、あとは後書きか。表紙イラストの「背景をとりあえず黒にして送ったら採用されてたじろいだ」とか。
本編は・・・嫌いじゃないんですけど、笑えるとかそういったものではなかったかなぁ、というそんな感じなので。

楽園コミックスの「ディアティア」で知って絵が好きなので購入したんですが。
相変わらず、絵は好みだったので、他の作品も買い揃えようかと思っています。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ