気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

矢野俊策

グランクレスト・リプレイ ファンタジア×ファクトリー 結 百花繚乱のフィナーレ

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ヌル:私はこの処刑を受け入れる。いかに絶望的でも、いかに悲劇的でも、コレがワタシたちの戦いの結末なのですから。
GM:「それで、キミはそれでいいのか!」
(略)
ヌル:なぜなら、ここにはワタシたちの未来があるからです。

ファンタジア文庫陣営と、MF文庫陣営とで始まった二国の物語。
8人全員参加の今回のセッションで晴れて、完結となりました。
今回は、シナリオの関係で、それぞれの過去のトラウマが刺激されて、それを乗り越えていくというイベントが大量発生していました。
ここに至るまでの積み重ねがあるので、それぞれ迷いがなくてそこはいい感じでしたねぇ。

まぁ、合間にそれ以外のイベントも挟まっていたんですが、ランダムチャートにしたら見事に回復イベントばかりになってた笑いました。
そのおかげでクライマックスにリソース残して、まさしく総力戦といった様相になっていましたが、そこまでの起伏がちょっと穏やかすぎたのは残念かなぁ。
トラウマの刺激があって、どう判断するかというのは、大凡キャラクターが固まっているから、そうそう変な方向行きませんし。
ヌルのトラウマイベントで、彼が格好良かったのは、本当にいい流れだと思いました。

プロテアが気落ちして、幻を見てると思いこんだり。
カタリナのイベントにヌルが乱入して、しんみりするはずの場面を笑い話に変えてしまったりとそういう展開はありましたが。
長きにわたったブランシュとの戦い、聖女に関する物語にもひと段落ついて、この二国はもう大丈夫だろう、と思える終わりになっていたのは安心しました。
小説の「グランクレスト戦記」は最近読めてない(積まれてる)ので、気になる所多いので早々に消化してしまいたいところです。


ダブルクロス・リプレイ・アライブ4 悠久の光

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紫帆:わたしにとって、きっとレネゲイドは〝人を助けられる“ものなんだ。

アライブシリーズ、完結巻。
「Case07 過去からの使者~Bite the Dust~」と「Case08 悠久の光~Odyssey~」の二話収録。
最終巻全体を通してのテーマは「レネゲイド」。

銀の目になる賢者の石。
鴉と紫帆が持つ、特殊な石。全てのはじまり。
紫帆の記憶も戻り始め、鴉も本格的に行動を始めて。
事件は終幕へと一気に加速していきました。

新たな石の適合者が、保護を求めてUGNに接触してきて。
それを追ってアキューズも市内へ侵入し。
長い付き合いとなった敵との決着というのはやっぱり熱いものがありますねー。
柳也がクライマックスでは本当に格好良かった。

薫の妄言も加速度的にひどくなって、市内になんか怪しげな研究所作ってますし。このあたり、マッドサイエンティストの面目躍如といいますか。
テレーズもよくもまぁ、こんなよくわからん報告書書く相手を子飼いにしてるもんだ……
いやまぁ、P126あたりでやっていた問答のように、たまに切れ味鋭いから、そのあたりを評価しているんでしょうけど。

鴉との決着。
戦う理由がなく、巻き込まれ続けていただけの紫帆が見出した、彼女の理由。
いやぁ、最後のGMの想定を超えて導き出した答えは痛快だった。
確かに紫帆は、希望を見出して、それを掴んだ。
いい最終回でした。

ダブルクロス・リプレイ・アライブ3 因果の鏡

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「――――私達もまた、救われたい存在だから」
(略)
ミナリ:そう。だから私たちは死を選ばない。私たちはあきらめない。……立ち止まればそこで終わりだと知っているから。

「Case05 人ならぬモノ~Philosophical Zombie~」と「Case06 因果の鏡~Kiss and tell~」の二話収録。
5話は、ミナリがメインのお話。
かつて犯罪組織に居てコマのように扱われていた彼女。
今ではUGNに属し、委員長キャラを確立し、真面目に日々を過ごしていますが。
自分の過去を思い出す、同じような扱いをされているオーヴァードと出会って。

しかし、オーヴァードを商品として扱うとか、チャレンジャーもいたものだなぁ。
証拠をつかませない段取りがあるからこそって言うのもあるでしょうけど。
大体が超常の力を持っている、怒らせたら何をするかわからない相手。それを商品とするんだから、人の業の深さを実感するといいますか。

ただ、そういう相手側の事情を知る前に。
薫の暴走トークで状況が一変してしまったのが、もう五話のダイジェストでいいんじゃないだろうか。
あの場面は笑った。大分色々なものがずれても軌道修正したGMは本当お疲れ様です。

第6話は、結構面白いたくらみが盛り込まれてましたね。
テーマは「ロイス」。ダブルクロスでダンジョンが、という妄言が割と真に迫っているといいますか。
ダブルクロスのシステムでも重要なものですからね、ロイス。やっぱりそれを活用したシナリオって言うのは結構面白かったです。

ダブルクロス・リプレイ・アライブ2 追憶の宴

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柳也:失ったものは取り戻せない。八年前に喪ったモノは、今から取り戻すことはできない。
ミナリ:…………。
柳也:柄にもなく、希望を見ちまったよ。そんな当たり前のことも忘れるとはよ。……そう言って、自嘲気味に笑う。

「Case03 色褪せぬ面影~Afterglow~」と「Case04 求めるモノ~Get Over~」の二話収録。
また、これまでは三人PC体制でしたけど、新たに柳也の過去を知る古い友人。
おまけに自称マッドサイエンティストという後から加わった割に濃いキャラが新たに加わってました。
PLがかわたなさんなんで、そこまで心配するような雰囲気でもなかったですけど。
千城寺薫。Dロイス特権階級を持つ、割と愉快な研究者ではありました。柳也との絡みとかは中々いい感じでしたし。

戦闘部隊で無茶をしていたから左遷された、という柳也。
任務以外では、やる気がなくて、ミナリにいつも叱られてばかりでしたが。
彼もまた、UGNに属する人員で、二名だけの弱小支部とはいえ、支部長を任されるだけの人物ではあるんだ、と。
そんなことを実感するエピソードでありました。
希望を見て、そこから現実を突きつけられて。わきで紫帆が迷っている中、決断した柳也のゆるぎなさが、心地よくもあり、悲しくもあり。

薫:(略)……今回の事件、柳也くんをよく見ているといい。オーヴァードとして、UGNの一員として、彼はひとつの決断を見せてくれるはずさ。

薫は、紫帆にそんなことを言っていましたが、まさしくその通りの展開で。
GMとしてはどうしても後味がよくないというか、重い展開になるからと最初にPLに相談はしていたようですけどね。
そういう苦い話が好きだとOK出たため、この展開か。いや、自分もこういう苦味とか、割り切り方結構好きですけどね!

Case4では、紫帆に決断を迫るエピソード。
テーマは「ジャーム」。柳也の決断を見て、紫帆はいったいどういう判断をするのか、という期待を込めて、GMが作ったシナリオ。
個別の話の面白さもさることながらキャンペーンとしての伏線も出してきて、中々いい感じに盛り上がってきました。

ダブルクロス・リプレイ・アライブ 覚悟の扉

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柳也:(略)……ミナリ、何を甘いことを言ってやがる。
ミナリ:え……?
柳也:俺たちUGNの仕事には失敗していい仕事なん座ひとつもねえ。やれるかやれないかなんて考えるな。……やらなきゃならねえんだ、俺たちは。

「Case01 変貌する世界~Fall on~」と「Case02 銀色の瞳~Elixir~」収録。
プレイヤーの一人が、オーヴァードに覚醒する前の一般人、という設定でスタート。
まぁ、こういう日常と非日常のある異能モノではお約束の展開ですな。
後は特徴として、この1巻は、PCが三人しかいないというのがありますね。
商業リプレイだと大体4人PCが多いですし。

さておき本編。
普通の高校生で、校内で何でも屋をやっていた少女、七村紫帆。
彼女は、或る日ジャームに襲われ命を落とす。その場に居合わせた「銀目の烏」というUGNからも注目されているオーヴァードに助けられ、覚醒する。

舞台はオリジンシリーズの二巻の舞台となっていた鳴島市。
支部は二人だけの弱小支部ですが、二人の会話がテンポ良く進んで、いい感じに回っていたんじゃないですかね。
本部の戦闘部隊にいた生粋の武闘派である支部長九条柳也と、真面目な委員長キャラのチルドレン八重垣ミナリ。
戦闘以外にやる気を見せない柳也と、それに文句を言うミナリという二人の関係が分かりやすかった。

そして紫帆。
覚醒しただけの新人というだけではなく、ちょっとGMが特殊な設定をつけたので、なかなか面白い目覚め方したんじゃないですかね。
第二話は、九条のロールプレイが光ったというか、クライマックスでの行動がGMも予期していなかった展開を招いてびっくりしました。
ボスが不利を悟って一時撤退するとかありか。今は楽になるけど後々厳しくなる、というネタが出来てGMは楽しそうでしたけど。

ダブルクロスThe3rdEdition ディープフロント

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「この町で何が起ころうとしているの……」
『大丈夫、キミと私ならやれるさ』
―そして、日常を護るための戦いが始まる


ダブルクロスのシナリオ集。
初期のサプリメントだからか、シナリオ運用に関していろいろと文面が割かれてます。
プレイガイドとして、浸食率管理とかについて色々と。
シナリオとしてはちょっと短めでしょうか。そこそこ楽しく読みましたけども。

シナリオ1「Life on Edge」。
シナリオ2「Last Day Rhapsdy」。
シナリオ3「Deep Front」。
以上の三話からなるキャンペーンシナリオですね。
舞台は、ルールブック1にも掲載されている東京近郊N市を舞台としてます。
だから、そっち掲載のNPCとかも登場してますねー。

詳細書くわけにも行かないのでざっくり行きますが。
キーワードは「賢者の石」と「レネゲイドビーイング」。
レネゲイドビーイングをうまく扱っていたといいますか。
ループ入っているシナリオとかもあって、実際にやってみたいものだなぁ、としみじみ思いました。
リプレイ・メビウス読んでループものの面白さを知りました。
アレは秘密をうまく活用しているっていうのもありますけど。

PC1が賢者の石を手にして、それをめぐる争いに巻き込まれる、って言うのはわりと王道な気もしますが。
それだけ、判りやすいシナリオの構成だと思いましたねー。
他のPCにも設定をつけて、PC2辺りも地味にキーパーソンになっているあたりが面白いと思います。


グランクレスト・リプレイライブ・ファンタジア2 始まりの聖女と決意の姫君

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ヌル:そういうことです。民を助けるために立ち上がったロードでない少女と、民を使い潰そうとした他国のロード。ミナが信頼を寄せるのはどちらでしょうねぇ。
(中略)
ヌル:ずうっと聞きたかったんですがねぇ。……混沌を浄化、混沌を浄化、といいますが。あなたはいったい何のために混沌を浄化するのです?

流石にここに至ってヌルが記憶喪失のままだと話が進まないからでしょうか。
シナリオ開始前に、GMからヌルの設定がプレイヤーに送られて、記憶が戻ったというロールプレイをしていました。
あの、なにかの拍子に記憶を取り戻す判定好きだったんですけどね。
大体ろくでもない記憶しか出てこないから←。

聖女セレリアのことを思いだし、三匹の竜と呼ばれた側近であったことを語り。
ブランシュの行動なんかについても思いだし、封印したときに対策をしていたり。
ヌルが結構優秀に見える不思議。
実際今回は割とちゃんと軍師やってるんですけどね。

ブランシュによって作られた「聖印のない世界」。
その幻想の中にニーナたちは囚われて。一方でカタリナたちは外で抗うわけですが。
白い世界にカタリナたちはわずかな時間しかいないで脱出したはずなのに、外では時間が大分流れていて。
それでもファーガルドはアロイスたちがいたので問題なくまとまっていました。
一方でメディニアは、幹部が大体白い世界に捕まってしまったので、分裂気味。
ニーナの婚約者だった他国のロードが「留守を預かる」と言って統治しているみたいですが、それも暴走気味で。

いやぁ、ニーナのプレイヤーの方が作ったNPCらしいんですけど、いい感じに変態。
そしてこの混沌に満ちたアトラタンでは、こういう人、他にもいるんだろうなぁ、という感じで。
民の為というお題目ではなく、混沌憎しで行動しているロード。
カタリナたちはニーナと話し合いができましたが、新しいロードとはそうもいかず。
ヌルの策を活かすために、会合を持ったりしてますが、森の民には頑張ってほしい所です。
サーペントとオルカの決闘シーンなんかもあって、大体の因縁は片づけた感じですかね。
最後、またしても出会うことになるカタリナとニーナがどんな会話をするのか。
完結号となる合同リプレイが今から楽しみです。


ダブルクロス・リプレイ・オリジン 未来の絆

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応理:隼人、七緒を守りたいと言ったね。
隼人:……ああ。
応理:イサム、芽以を守りたいと言ったね。
イサム:もちろん!
応理:それは大切な思いだ。だが、それに呑みこまれるな。飲み込まれれば――キミたちもああなるぞ。


リプレイ最終巻。
せっかくだから、と各巻から一人ずつPCを呼んでの豪華仕様になっている訳なんですが……
1巻から応理。2巻からイサム。3巻から狛江って……
そりゃあPLも「どうして各巻のバカな方しかいないんですか!」と叫んだり、編集さんが「そんなぼんくらーずで大丈夫?」と聞いたりもするってもんでしょう。
ヒカル支部長とか、他所に出られないからと配慮した結果でもあるようですけど。
オーヴァード空手とレネゲイドロックとか、言霊の破壊力がすごい。

前回の事件を受けて、霧谷は倒れ、UGN日本支部は混乱に陥った。
事情を知るものとして。隼人と椿はあちこち奔走しているようですけれど。
その中で、またしても七緒が狙われているという情報が入って、隼人たちは応援に派遣されるわけで。
UGNは理念高い組織ではあるんですよね。
今回は、その理念や理想に飲みこまれてしまった人が敵になるわけで。
その前に立った応理が隼人たち生徒に、飲みこまれるなと諭す場面は、なるほどちゃんと教官なんだなぁ、と。
普段がポンコツなだけに、格好いい場面が光りますね。

ラスボスは、椿のと縁のある相手が敵になったわけですが。
執念も覚悟もあるけれど、妄執まで行っていないというか。
耳に心地よい考えを説いて、相手を混乱させられる目的t、というのがまた凄かった。
拡大解釈な面はあるにしろちゃんとルール的にも裏付けとってましたしね。
敵が掲げた理想は、とても有用なものに聞こえるわけですが。
イサムとか、後輩の支えを受けた上で、椿達が答えを出せたのは良かったんじゃないでしょうか。


ダブルクロス・リプレイ・オリジン 破滅の剣

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椿:…………確かに、UGNはみんなの日常を護る場所。だからUGNの人たちは、何が最善なのか、どうすればみんなの日常を護れるのかを考え、最大限がんばっている。
(略)
椿:私はそういう優しさは大好き。……私自身もそういう信念を持ちたいと思う。
(略)
椿:でも、だからといってすべてを犠牲にしていいわけじゃない。……いいえ。誰かを犠牲にする日常なんてあってはいけない。

さらに舞台は切り替わり。
今度のPCは椿と隼人に加えて新しいキャラ……しかもFH側のキャラクターだっていうんだから混沌としてます。
一人は、プランナーの信任厚い、春日怜央。
そしてもう一人はオーヴァード格闘団体設立なる野望を抱くFH側とは思えないほど、まっすぐで馬鹿正直で嘘のつけない少女、辰巳狛江。

前回の最後、UGN上層部の意向に逆らってしまったこともあり、隼人と椿はこってり絞られたようで。
罰としての訓練とかを乗り切った後、新たな任務が下されて。
隼人や椿とも顔なじみのチルドレンが担当している事件の調査をフォローするため、また学園に潜入することに。
ハンドアウトの時点で怪しい相手がはっきりわかっているのは、展開が分かりやすくていいですね。
辰巳が、ロイスの感情を傾倒にして、積極的に「負けに」言っているロールプレイとかも光っていました。
PLの安達さんはいい仕事してましたね……
もう一人の遠藤さん演じる怜央にしたって、FHエージェントの貫録ばっちりで、格好良かった。
協力できるところは協力してますし。もっともFH側からすれば、利害の一致で利用するになるんでしょうが。
その上で、譲れない場所は譲らず、悪役としてのロールを全うする。
ダイス目に全てを賭けた最後の勝負とかは、本当にそれっぽくてよかった。

1巻で出てきていた、隼人の設定が掘り下げられていくエピソードでした。
こういう設定を活用した展開ができるのはキャンペーンならではですよねー。
自分、単発のセッションばっかりでキャンペーン展開に参加したことがほとんどないので、ちょっとうらやましい。
中々時間が取れないんですよねー。

閑話休題。
明らかになった隼人の抱えていた問題というのは、今回登場した狛江にも、縁がある過去。
だが、椿には関係していない過去。
隼人がPC1として話の中心にいることは間違いないですけど。
今回のエピソードでは、関係ないと知りながら踏み込んで、迷いながらも自分なりに答えを出した椿も、もう一人の主人公としてしっかり活躍していたんじゃないですかね。
しかしまぁ、このシリーズで霧谷さん、割と毎回のようにひどい目に遭っていないだろうか。日本支部支部長として気苦労絶えないはずなのに。本当お疲れ様です……。


ダブルクロス・リプレイ・オリジン 残酷な人形

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「UGNの人間ではなく、ひとりのオーヴァードとして。あなたたちの無事と、もっともよい結末が訪れることを祈っています」
その言葉に送られて、隼人たちは再び街へと飛び出した。
夜はまだ明けない。
だが、一筋の光明は見える。
細い細い、微かな光だけど、信じて走るには十分な光が――――。

隼人と椿を主人公とした「また旅もの」になるようです。
チルドレンである以上、任務であちこち渡り歩くことになるわけですし。
そういう見本としてはわかりやすいんじゃないのかなぁ。
今回、二人がセットで送り込まれたのはまた学園なわけですが。
隼人の幼馴染。七緒と同じように、特殊な力を持つがゆえにUGNの監視下にある少女の監視。

新たな仲間との出会いなんかもあるわけですけど。
二重人格で、表側は何も知らないけれど、裏側はイリーガルとして活躍しているシザーリオ。
そして、音楽に人生・・・いや魂を捧げたイサム。
またなんともキャラが濃いのが出てきたもので。
隼人たちが派遣される原因となったのは、少女の監視を本来担当していた支部が壊滅したためみたいです。
……UGNの支部ってよく壊滅しますよね……

イサムとシザーリオの表人格である聖音。
そして監視対象である芽以。彼女は、記憶操作されていて、オーヴァードであることを知らず、けれどその能力故に監視されている、と。
チルドレンとして日常から離れている隼人や椿にとっては、中々厳しい環境ですが。
Case4、残酷な人形。あそこで優等生だった椿が、自分で判断して、隼人たちの行動についていったのは中々いい描写だったんじゃないでしょうか。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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