気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

矢野俊策

ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面

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応理:ならば、ボクたちUGNがやることはひとつだ。
ヒカル:(ひとつうなずいて)――――世界を変革から、守りましょう。


二年くらい前に読んでたんですが、読み返したので記事作成ー。
別のリプレイでうっかり逮捕されちゃう暗殺者やってる田中天さんがプレイヤーに入ってます。
このあたりでもう、自分はあの人のファンになりましたね。
自由奔放すぎて、腹筋が辛い。
でも、格好つける時はちゃんとするからなぁ。ダメな時との温度差がひどいことになるんですが。
アレはすごい。決して真似できないという意味で。
素人が真似したら痛い目みる類のプレイだと思います。

前半は、ある学院への潜入調査。
一度失敗したその任務に、新たに配属されることとなったチルドレン二人。
チルドレンと言っても、「守るべき日常」を知っていて、揺れている隼人と優等生で任務一筋の椿では大分毛色が違うんですが。
それをサポートする支部長と、かつての師匠。
支部長が「衛星軌道支部長」とか何を言っているのかわからない。
どっかには部下全滅ばっかりさせる支部長がいた気がしますけど。UGNの支部長はこんなんばっかりか。
ヒカルも結希も、ちゃんと職務は全うしているんですけどね。

日常と非日常。超人となってしまったことへの葛藤。
そして、迷う少年少女を見守る大人たち。
ダブルクロスらしさが詰まった、良いリプレイだったと思います。
やっぱり、隼人が、日常の象徴である、幼馴染だった少女の事を見て揺れているのが主人公っぽいロールでよかったんじゃないでしょうか。
後半部分では、最悪の場合街一つを封鎖するような事態になっていますが。
そういう危機感なんかもしっかりあって、充実した作品でした。


ダブルクロス The 3rd Editionn ルールブック2

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浸食するレネゲイドに対抗できるのは人の絆だけ。
ただその光だけが、わずかに人の心を取り戻してくれる。
忘れるなかれ。
あなたを人につなぎ止めてくれるのは、かけがえのない隣人だけだということを――。

ダブルクロスのルールブック。
ここまでが文庫版でルールブック1と2があれば、基本的なことはできるので、買うなら合わせて購入すればいいんじゃないかと。
上級者向けのキャラクター制作方法、フルスクラッチが追加されたりしています。
個人的にはここで追加されたイージーエフェクトがいい感じだと思います。
わりとフレーバー要素強いですけど、状況によっては活用できるいい感じのものもありますし。

あとは、レネゲイドウィルス自体が自我を持ち、行動を始めた存在、レネゲイドビーイングという一風変わったキャラクターも作れるようになっています。
人間と交流するための知性を持ちながらも、自信がレネゲイドの一部であると自覚した存在。
1年前に起きた事件により、今まで存在が限られていた、あるいは発見されることのなかったレネゲイドビーイングという存在が活発化。
多くの存在が、人間のことを知りたいという欲求を持つようになり行動を起こしだした、という設定。
集合体となって意志を持つとか、それ本当にウィルスなのかとか言いたくなりますが、異能を開化させるって時点でトンデモな存在だからなぁ。

エフェクトやアイテム、レネゲイドビーイングとそれに付随した世界観など。
追加された要素は結構多いです。
UGNとファルスハーツ以外にも第三勢力、ゼノスが登場したりと、状況も変化していますし、なかなか読んでいて楽しい。


ダブルクロス The 3rd Editionn ルールブック1

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昨日と同じ今日
今日と同じ明日
世界は同じ時を刻み、変わらないように見えた
だが 世界は既に変貌していた

TRPGのルールブック。
初めて購入して、初めて実際にプレイしたシステムなのでちょっと愛着があります。
高校時代の友人とかといっしょにプレイすることが多いんですが、最近はちょっと時間が合わなくて残念に思っているところで。ドタバタしていて予定を開けられていないのは俺な場合も多いので何とも言えない。

閑話休題。
世界観的には近未来の地球、けれどそこには異能を持った超人がいて、という話。
未知のウィルス、レネゲイドに侵されたものが超人、オーヴァードとなって。
ただ便利なだけではなくて、力を使いすぎたものは衝動に飲まれて、ジャームという怪物に堕ちてしまう。
ジャームは人の形を失う場合もあるが、基本的に外見で判別はできない。
しかし、人の心は失っているので、どんな外道な行いだろうと実行できたりと、要するに狂人になってしまうわけですな。

力を手に入れたから、と自らの欲望に忠実に行動して破壊活動とかいろいろ行うファルスハーツという組織もあったりして、この世界結構裏側はドタバタしています。
基本的にプレイヤーキャラクターは、日常を守ることを理念とするUGNという組織に属することになります。
FHと敵対したり、UGN内部の裏切り者を退治したり、自分の守りたいものの為に苦境をしのいでいく、というのが基本になりますか。
そうして日常を守っていくのは、その守るべき日常を失った時にオーヴァードはジャームへと変貌するから。
そうでなくとも、潜在的なオーヴァードとかもいたり、ジャームの区別がつきにくいから下手に公表すると魔女狩りが起きかねないという事情があったりするんですがね。

オーヴァードの能力は千差万別。まぁ、大別して12種類ですが。
光を操るエンジェルハイロゥ。重力を操るバロール。
身体組織を獣のそれに置き換え、猛威を振るうキュマイラ。
化学物質を作り出すソラリスに、思考能力特化型のノイマン。
例示するとこんな感じでしょうか。
これらの能力のことをシンドロームというんですが、シンドロームは1キャラにつき1~3種まで選択可能です。
1つだけだと、特化したエキスパート。
3種とると、制限がかかったりするものの、3種合わせることで力を増したりもできます。器用貧乏にならないように工夫が要る場合もありますが。

まぁ、要するにまとめてしまえば、現代が舞台の異能バトルもの。
ルールブックも文庫版ですし、とりあえず手を出してみるには優しい世界観なんじゃないかと思いますが。


グランクレスト・リプレイ ファンタジア×ファクトリー 上 決戦のプレリュード

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ニーナ:む、むう……ちなみに、そのファーガルドのやつらは悪いやつなのか?
GM:「悪いやつ、か。難しいな……じゃあ、人間の〝悪い”って何だい? 人を殺せば悪いの? それなら戦争をしている人たちはみんな悪いってことになるけれど」
ニーナ:それは……意味もなく人を殺すのは悪いやつだ、と思う。
GM:「なるほどね。その伝で言うなら、少なくとも彼らは手を汚すとき、はっきりとした理由をもって決断していると言えるだろう」

表紙もキャラ混ざっていることですし、どこかで合流したりするのだろうかとか思っていましたが。
さすがにロード、国を背負っているだけあって、そう簡単にはいかないようで。
とりあえず、ファンタジア側とMF側個別に導入の短いエピソードを挟んで、緊張状態がピークに達しているというか。
プロテアいったい何をやっているのかと。凄く笑えたけど、笑えましたけど。
プレイヤー知識があるし、そもそもクリエイターだしで、予想できる部分があっても、PCを動かして誤解しにいったロールプレイはいい感じ。

ファンタジア陣営の序章が先に掲載されて、それからMF側という構成。
収録に関してはMFの方が先にやっていたらしいですけどね。
まぁ、読んでみればなるほど納得できる順番で。
カタリナはちょっと変わったペット買っていたりする以外は常識人ですが・・・
拷問するマルタと、触手使うヌルと、変身して喋れなくなるオルカとか、キャラが濃いよなぁ・・・
それでも結構真っ当に国を治めて、まだ完治していないアロイスを良く助けています。
ヌルという聖女の伝説に関係するキャラクターもいるわけですし、「グランクレスト」はこういう世界なんだろう、というファンタジーをよく描いていると思います。

MF側は、うん、相変わらずレーベルの色をよく判っているというか。
ニートなロード、ニーナ。寡黙な傭兵インク。
変身能力と《専門知識:枕事》をもつ自由人プロテアと最近暴走がちのメイジ、スティア。
状況を探るために色々動いたり、プロテアが以前であった「同じ顔をした謎の相手」が接近して来たりとこっちでもイベント発生。

あっちでもこっちでも暗躍しているやつがいて、聖女伝説についての謎をばらまくだけばら撒いていったので、続きが気になります。
ファンタジア陣営の国とMF陣営の国は、それぞれ違った組織に属しているため、前線となる可能性がある。
それだけではなく、MFは森の民を味方に付けたが、ファンタジア側は、森の民によって被害を受けている。
今回、プロテアが起こした行動や、ニーナが新しく友だちとした相手などによって、これ、戦争まっしぐらな感じなんじゃないだろうか。

 

異能使いリプレイ 鳴神の巫女

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ヨビ:い、いいんですかっ!? こんなてきとーな名前でっ!?
GM:問題ない。インパクトもあるし、“影”の要素も入っているし。
ヨビ:うおおおおおっ!?(笑) き、菊池さんっ! あんたって人はネタとインパクトさえあればそれでいいんスかっ!?
GM:いいよ。
ヨビ:あなたという人間がよくわかりました。
GM:そうほめるな。


キャラクター作成が面白そうでいいですねー。
真名システムは要素としては結構面白い試みなんじゃないかと思います。
ただ、これ敵からしても名前で能力バレバレで対策とられやすいっていうんじゃないだろうか、みたいなことを少し考えた。
まぁ、天老院の天武八家出身っていう時点で、バレバレな奴もいますけれど。

著:菊池たけしの『鳴神の巫女』と著:矢野俊策の『漆黒の顎』の2本を収録。
それぞれ別の場所に収録されたリプレイをまとめて文庫かした商品ですねー。
『鳴神の巫女』は異能使いのサプリメント『悪夢奏者』にも掲載されていましたし。
『漆黒の顎』は『ゲーマーズ・フィールド』誌に掲載されたサプリメントの紹介っていう意図を含めたリプレイ。
まぁ、どちらも単発のリプレイっていうことと、その企画意図からして、シナリオとしては割とわかりやすい部類ですねー。

『鳴神の巫女』は、PC1が叔父に唆されて、今は亡き父の故郷に帰ってみたら、そこは地図にも載っていないような、古い因習を今に残している村だった。
『地図から消えた山奥の村。封じられた旧き神。神降ろしの儀。閉ざされた村で主人公に嫁ぐために育てられた和服の少女』と和風の雰囲気をだそうと、これでもかと盛り込まれたわかりやすいリプレイですねー。

『漆黒の顎』は、サプリメント2種を使用して、夜族っていう吸血鬼やら獣人やら、妖怪やらをPCとして採用できるようになっています。
で、異能使いと人間と妖怪と、その関係みたいな演出がされていくわけで。
こっちはこっちで中々面白いリプレイでしたね。
「妖怪妖怪」叫んでいたPLの人が、ハンドアウト見て、他のPCやろうかな、と言いだして他の人からツッコミ入っているあたりとか面白かった。
で、結局妖怪をやることになって、演出で自分から負けていくのがまた。アリアンロッドのベネットに通じるものを見たぞ。
F.E.A.Rの中には三下ロール技術が伝えられていたりするんだろうか、みたいな。

異能使い リプレイ 鳴神の巫女 (ファミ通文庫)
菊池 たけし
エンターブレイン
2005-09-30

グランクレストRPG ルールブック2

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グランクレストRPGのルールブック第2版。
魔法と特技のレベル的には10レベルまで、ですかね。
つまりこれがあってなお、この間の高レベルリプレイのデータ再現することはかなわないわけで。
新しいシステムですよーと力を入れているのは分かるけど、だからこそ、低レベルリプレイも出してくれないかなぁ、とか思うんですがね。
未熟なロードが成長していく物語とか、王道ですよね。その辺はもう小説版で賄うつもりなのかなーって思ってたんですが…
今回追加されたシステムで明らかになりましたけど、 フラッグ出せたってことは、戦記の主人公とか少なくとも5レベル以上じゃないですかー。

さて、今回も色々と追加されています。
とりあえず、10のスタイルが追加。ロードとメイジに3つ、 アーティストだけ4つ。
ロードの新スタイルは、弓矢を用いた遠距離攻撃ができる「アーチャー」、乗騎に聖印の力を与える「キュヴァリアー」、癒しと強化の力を持つ「メサイア」。
メイジの新スタイルは、錬成魔法を使いアイテムの扱いに長ける「アルケミスト」、静動魔法という力学を操るという「サイキック」、召喚魔法を得意とする「サモナー」。
アルケミストの新スタイルは、自らの肉体を調律し武器に合わせた達人の身体とする「アームズ」、自らの身体を炎などに変化させ四代元素のいずれかを以て戦う「エーテル」、強力な投影体に成り切ることで力を得る「レイヤー」。
レイヤーは、英雄になり切る「レイヤー:ヒロイック」と龍になり切る「レイヤー:ドラゴン」の2種が掲載されてますなー。

ロードにも遠距離攻撃とか、回復系のスタイルが来たりして、戦略の幅というか、選択の幅が広がったのは良い事かなーと思いますけど。
キュヴァリアーの偉業特技の「王騎奮迅の印」とか使ってみたいなー。
 後は、「ルルブ1」掲載のスタイルについても2~3の特技が追加されてましたねー。使用に5レベル以上とか、10レベル以上とか制限付いているのもありましたけど。その分強力ですよね。

小説版でも登場していた「フラッグ」についてもルールが掲載されました。
ロードが自らの信念を確固たるものとした時に出現する、聖印の力を発現し味方に与えるという強力なもの。
キャラクターレベルが5レベル以上とか色々条件ありますが、 実際使うと爽快なんじゃないだろうか。

あとは特徴としては、グランクレストの舞台、アトラタン大陸にある災厄の一つ、「魔境」について色々と要素が出てきたのもありますかね。
これであなたも「魔境」が作れる、遊べる! という感じでデータ追加されていましたし。
他のゲームでいうダンジョンみたいな要素が強いかなー、と思いましたが。

グランクレストRPGルールブック 2 (富士見ドラゴンブック)
矢野俊策/チーム・バレルロール
KADOKAWA/富士見書房
2014-01-18

グランクレスト・リプレイ ライブ・ファンタジア 天災魔法師と竜を駆る姫君

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全裸の男:ふむ、私は目を開く。するとカタリナが見えるじゃないですか。
カタリナ:は、はい。
全裸の男:――一目惚れ、するわけじゃないですか。
カタリナ:なぜ!?(笑)
全裸の男:ワタシにだってわかりませんよ、そんなこと。
オルカ:ヒドイ返答だ……!

グランクレストRPGの初リプレイ。
ルールブックと同時発売で、人気クリエイターを集めた、豪華なリプレイ……なのは間違いないんですが。
ルルブ1と同時発売のリプレイで、レベルが15スタートってどういうことですか。ちょっと一回データ見直しましたよ。知らない情報がなんかたくさん出てきました。
新しく作っているシステムで、せっかく作家さんとかクリエイターを招くなら、その創造に枷をつけたくないから、好きに作ってくださいといった結果のようですが。さてはて。
ルルブ1で5レベルまでってことはルルブ2では10レベルまででしょう。いきなり上級のデータまで採用してませんか、これ。
楽しいは楽しいんですが、最初のリプレイとしてはちょっと取っつきにくいんじゃなかろうか。

参加者は、賀東昭二、深見真、石踏一榮、深遊の4人
全裸で登場する魔術師ヌル、拷問を得意とする国の暗部に属するマルタ、変身怪人で勢いでしゃべれなくなってしまったオルカ、変わったペットを飼っている姫であるカタリナ。
なんか混ぜるな危険な臭いがしますが、それでもしっかり話作っていくのはさすが。

TRPG初心者である深遊さんに、深見さんが教えた言葉が、まぁ、確かにと言いますか。リプレイ読んでいると、結構裏読める部分もあると思いますけど。

「いいですか。TRPGでは――GMの言うことを鵜呑みにしてはいけません」
「まぁ、それは言いすぎですが。バックストーリーを想像しながらプレイするのも楽しい遊びですね」

イベントものと言いますか、ある種のお祭り企画なので、MF文庫Jからもリプレイがでて、こちらの話とも関係してくるようです。
しかし、グランクレスト世界で『ライブ・ファンタジア』と『ライブ・ファクトリー』っていうのは、どうなんでしょう。同盟と連合関与してくるんですかねぇ。

あとは、データを組んでいる最中だったからか、結構遊び心満載ですね。記憶喪失のキャラが、記憶を取り戻すチャートがあったり、能力に不慣れなキャラが成長する判定があったりと、結構ネタは多い。個人的には記憶取り戻すチャートがひどい(褒め言葉)と思いました。ちゃんと関係ない記憶まで仕込んでいるあたり、芸が細かい。

 さて、MF文庫J側のリプレイでは、一体どんなイベントが起こりますかね。ちょっと楽しみ。

グランクレストRPG ルールブック1

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アトラタンという戦乱の大陸を舞台にする新作TRPG

新作とは言っても、富士見ファンタジア文庫から『グランクレスト戦記』、『グランクレスト・アデプト』。MF文庫Jから『メイジ・オブリュージュ』と、既に小説によって描かれている世界ではあるんですけどね。

 まぁ、そういう小説も含めて世界観を描いていくっていうのは結構好きです。

ただ、ルールブックとしてみると、ちょっと読みにくい。そもそも左開きの文庫っていうのがあまりないですしねー。小説を読んで、ある程度世界観知っているから、読めたっていう部分があるかなぁ、と。

 あと、結構誤植があるので、なんだかなぁ。サンプルキャラクターのデータで、『解毒薬』の解説が『文字を書くのに使用する』だったり、『マイナーで使用、ダメージを〈炎熱〉に』だったり、あからさまに違うんですけど。

 

混沌という災害が大陸に広がり、それを消し去る『ロード』。混沌を操作し、魔術を扱う『メイジ』。混沌をその身に宿し、猛威を振るう『アーティスト』の3つのクラスがあります。

で、クラスとは違うスタイルっていうものも。これは、ロードと一口に行っても、自ら武器をもって戦うロード、民を護るために力を用いるロードと、色々な種類が居ることを表すデータですね。
 

ロードのスタイルは、前衛に起ち自ら武器持つ『セイバー』、防御や防衛に特化した『パラディン』、仲間の支援や敵の妨害を行う『ルーラー』。

メイジのスタイルは、地水火風の元素を操る『エレメンタラー』、生命の神秘を説き貸す『ヒーラー』、時空魔法を専門とする『プロフェット』。

アーティストは、混沌によって不死に近い肉体を得た『アンデッド』、隠密能力を得た『シャドウ』、狙撃能力特化の『シューター』、体を人外のものへと変化させる『ライカンスロープ』。

アーティストだけ4つで、残りの二つは3つ、なので合わせて10のスタイルが掲載されていますね。小説とかで使われていた召喚魔法だとかいろいろは、1月発売予定の『ルールブック2』で追加されていくんですかねー。

ちなみに、魔法のデータは5レベルまで掲載。6レベル以降の魔法は、『ルールブック2』になるとか。あとは、その後のサプリメントになるそうですよ。

 

戦乱の大陸という事もあり、個人対個人のみならず、戦争用のルールもあります。マスコンバット。さまざまな部隊や、士気といった要素もあって、面白そうではあります。ただ、データ満載過ぎて、運用は結構大変そうだなぁ、という感じ。


クラスの一つが『ロード』、すなわち君主であることもあり、国を運営することもできます。そのためのデータだったり、管理用のシートもあるので、国を持って、大規模戦闘とかしてほしいんじゃないだろうか。

小説で結構よさげな世界だとは思っているので、いつか実際にやってみたいですねー。 

グランクレストRPGルールブック 1 (富士見ドラゴンブック)
矢野俊策/チーム・バレルロール
KADOKAWA/富士見書房
2013-12-20
 

ダブルクロスThe 3rd Editionリンケージマインド

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ダブルクロス3rd Editionの新サプリ。
ロイス関係を調整するサプリで「ルール&データブック」になってますね。
エフェクトを調整する「エフェクト・アーカイブ」の後に出ているので、それに準拠した形てDロイスなどを調整しているようです。
それだけじゃなくて、固定ロイスに属性という新要素が付くなど、夢が広がりますねー。

ダブルクロスは、自分が初めてプレイしたTRPGなんで思い入れがあります。
最近はちょっと時間が取れていないですけど、高校時代の友人たちとちらほらオンセしたりもしてますし。

自分の作成したキャラクターのDロイスが効果代わっていなかったり、使い勝手よくなったりしていて、結構ありがたいです。
まぁ、問題は俺一人だけ持っていてもオンセだとサプリ適用しにくいってところですかねぇ。
話のタネにはなるんで、しばらくは待つつもりでいますけれど。

今回は、巻頭のコミックがなかったのが少し残念。
割とあれいつも楽しみにしてたんですけど。


ダブルクロス2nd Edition アウトランド

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ダブルクロス The 2nd Editionの追加ステージ集。

東欧の小国クロドヴァを巡る内乱とそこで起こる争いを扱うステージ、「陽炎の戦場」。
第二次世界大戦前夜、オーヴァードの猛威振るうナチスに対抗するステージ「ウィアードエイジ」。
近未来の宇宙コロニー、閉ざされた空間を襲うイーターと対峙するステージ「The Two Faces of Tomorrow」。

この3つのステージは、シナリオが1本とシナリオフックが掲載されています。

FHが家電屋を、UGNがメイド喫茶を経営する混沌とした街を舞台とする「アキハバラ」。
ワーディングが使えず、UGNが覆面ヒーローじみた活動を強いられる 「マスクドヒーローズ」。
UGNが敗北し、FHが支配する世の中になった「エンドライン」。
動物たちの楽園、野性と脅威があふれる混沌の園「カオスガーデン」。

後半の4つはシナリオは無しで、シナリオフックが多めに掲載されています。

いくつかは3rdにコンバートされてますが、されていないものもあるので、設定的には面白かった。
陽炎の戦場とかは章の頭にステージ紹介のコミック掲載されていて、雰囲気掴みやすいですし。
ダブルクロスは基本ステージしかやったことないんで、こういう他のステージも遊んでみたいもんですねぇ。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

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