応理:ならば、ボクたちUGNがやることはひとつだ。
ヒカル:(ひとつうなずいて)――――世界を変革から、守りましょう。
二年くらい前に読んでたんですが、読み返したので記事作成ー。
別のリプレイでうっかり逮捕されちゃう暗殺者やってる田中天さんがプレイヤーに入ってます。
このあたりでもう、自分はあの人のファンになりましたね。
自由奔放すぎて、腹筋が辛い。
でも、格好つける時はちゃんとするからなぁ。ダメな時との温度差がひどいことになるんですが。
アレはすごい。決して真似できないという意味で。
素人が真似したら痛い目みる類のプレイだと思います。
前半は、ある学院への潜入調査。
一度失敗したその任務に、新たに配属されることとなったチルドレン二人。
チルドレンと言っても、「守るべき日常」を知っていて、揺れている隼人と優等生で任務一筋の椿では大分毛色が違うんですが。
それをサポートする支部長と、かつての師匠。
支部長が「衛星軌道支部長」とか何を言っているのかわからない。
どっかには部下全滅ばっかりさせる支部長がいた気がしますけど。UGNの支部長はこんなんばっかりか。
ヒカルも結希も、ちゃんと職務は全うしているんですけどね。
日常と非日常。超人となってしまったことへの葛藤。
そして、迷う少年少女を見守る大人たち。
ダブルクロスらしさが詰まった、良いリプレイだったと思います。
やっぱり、隼人が、日常の象徴である、幼馴染だった少女の事を見て揺れているのが主人公っぽいロールでよかったんじゃないでしょうか。
後半部分では、最悪の場合街一つを封鎖するような事態になっていますが。
そういう危機感なんかもしっかりあって、充実した作品でした。