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「さぁ介錯してやるからよ 辞世の句を詠むなら今の内だぞ」
「い…」
「粋がるな…俺は志士でも 最弱だ…!! 俺より強い 志士がお前を……!!」
236~245話を収録。
黒狼とのクラン代表戦と、ラビッツでの防衛戦の大きなイベントのタイミングが重なり……それとは別に、名を馳せた武人のトレースAIと戦えるゲームに挑戦したりしてるのが、雑食ゲーマーなサンラクっぽいですけど。
剣術道場の方が上手くいかないからって、やることが別ゲーで対人戦やりまくって錆落としすることなのが、実にサンラク。
WEB読者としてついに『幕末』が描かれたのは、嬉しいですねぇ。天誅に染まり切ったバーサーカーの巣窟ですけど、『幕末』ならではのルールがあって、ヘビーユーザーはそのノリを貫き通してるので結構好きなんですよね。
ラビッツ防衛戦。エドワード、宰相として理知的に振舞う部分も多いですけど……なんだかんだヴォーパルバニー、ヴァイスアッシュの子だなぁと言う振る舞いが見られるの良いなぁ。
ヴォーパルバニーの戦士たちが切り開いた道を進み、奥に進むゴルドゥニーネの「分け身」を狙うサンラク。結構押せ押せで、目的である毒の回収までは割と危なげなく進んでいましたが……予期せぬ横槍が入って、その圧を感じながらも煽りに行くあたりが彼らしい。
巻末SSは「忍べど忍ばず忍びの如く」。ワールドアナウンスで注目を集めることになってしまった秋津茜が、追っかけられプレイヤーの先輩でもあるサンラクにアドバイスを貰う話。実際、効果的だとは思います。リュックサックはご愁傷様です……。
エキスパンションパスSSは、前巻の続きである「触れるは危うき魔の手が伸びる:後」。怪しい実験をしていた、廃墟となった研究所。改造された襲撃者……そして、各プレイヤーに与えられた秘匿目標。ただのホラーではなく、TRPGとかマーダーミステリーの味もしてきましたが。なんだかんだ、外道三人衆それぞれの解像度が高いの好きですね。