
「その先へ繋げなければな。その人の先に行かねば、先祖に申し訳が立たぬ」。
ティアンが結構いいキャラしてるよなぁ、という感じで。なかなかいいお話だったと思いますよ。ティアンとレイファスの関係、楽士と精霊の関係っていうのは、神曲奏界ポリフォニカの世界では、避けて通れない話題ですし。
プレイヤーは敬称略で、神曲奏界ポリフォニカ・シリーズの生みの親である榊一郎。
レンタルマギカなどの作者、三田誠。
F.E.A.Rの社長で多くのリプレイの著者でもある、鈴吹太郎。
ダブルクロスのデザインなどを行ている矢野俊策。
そして、イラストレーター兼漫画家の合鴨ひろゆき。
心優しい熊の精霊、サムライ神曲楽士、オウムの精霊、仮面で素顔を隠す対人恐怖症お嬢様、そして攻撃力特化の恐ろしい精霊。
まぁ、TRPGのPCなんてそんなもんですが、見事に個性的なキャラクターだよなぁ、という感じで。
第3話、波乱のジャムセッションでは、ライバルが登場。
まぁ、王道ですよね。家の因縁で絡んでくる相手と、決着がついた後に、仲良くなったりとか。神曲楽士の事務所の優劣を決めるのに、料理対決ってのはどういう事なのか、と思いますが。ま、アレはアレでお約束か。
第4話、悪意のインプロヴィゼーション。
精霊との付き合い方についての、悪意ある面を押し出してきた、シナリオ。
ティアンがいろいろと悩んでいる中で、レイファスが結構天然に追い込んでいくのが、えげつない。それでも、最後は二人で、納得のいく結末を導き出すんだから、見事というか、さすがというか。