「まだ一度だけですが、環境を整備すればここのような土地でも、スライム農法による食糧生産は可能みたいですね(中略)……おそらく僕以外の、普通の人でも再現可能だと思います。労力をかけるだけの利益出るかはわかりませんが、後日ラインハルトさんにも報告して、検証をお願いしましょう」
アンデッド巣食う亡霊の街の攻略に、本格的に乗り出した竜馬達。
竜馬が切り出し、ストーンスライムが大きさを祖俺、ライトスライムがコーティングすることでアンデッド対策にしている弾丸とか、リョーマならではの装備が出来てたりして笑った。
スライム研究者な顔もあるリョーマの面目躍如というか。アイアンスライムに鉄鉱石食べさせて鉄を精製する方法とかも見出してるみたいですし、手札が多い。
まぁ、スライムの食事の側面もあるから、製鉄とかを事業化するのは実用的ではないと判断してるようです。他にも研究したことがあるし、スライムたちの報酬って面もあるからいいか、と竜馬の研究優先度も低めみたいですしねぇ、
瘴気に侵された土地で、スライムたちの協力を経て通常の芋を栽培してみせたり、テイムしたゴブリンを使っての戦闘での貢献もさることながら、こういう研究方面で状況の改善につなげていくの好きですね。
技師として公爵家とのつながりも出来た竜馬ですが……事業が順調すぎたり、その貢献からしっかり報酬を貰っているわけですが。お金が多くて逆に困っているとか。なんなら余分に税金払おうと画策してて、それを予期した公爵様紹介の税務官は「ちゃんと適正金額を徴収すること」を命じられてるってのは、ちょっと笑ってしまった。
亡霊攻略は問題なく進んでいましたが、その先で厄介なものを見つけて竜馬が呪いを受けてしまったのは厄介ではありますが。
神々と直ぐ会える竜馬だから、対処できた面もあるので難しい。でも、前世でも苦労してきた竜馬に「人間関係を悪化させる呪い」が付与されてしまったのは、やっぱり苦い顔にはなってしまうな。神々が長期的に治療計画を実施してくれることにはなりましたけど。
死と眠りの女神メルトリーゼとついに対面することになったりしてましたが。メルトリーゼ様のデザイン、好きだなぁ。