気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

福きつね

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう4

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「このダンジョンを選んだのは決してブラックタイガー様への当てつけではなく、わたくしの家から日帰りできて野次馬が集まりづらい立地にある深層ダンジョンがちょうどここしかなかったからで、まったく他意はありませんですの」

 

流された悪評への対抗策として、配信付き深層ソロ攻略を告知したお嬢様。

告知配信には工作員と思しきアカウントまでいたけれど、彼等すら「正気か!?」となるような、ダンジョン発生から今日まで達成者がほとんどいない偉業。

それをお嬢様とは言え16歳の女子高生がやろうとしてると言えば、そりゃ常識人はこうなる。いやでもお嬢様だからな……作中でも言われてるけど、『お嬢様』って単語に対する深刻な風評被害が起きてる。

 

そしてカリン……というか、参謀の真冬が配信の舞台に選んだのが、カリンへの裏工作を実施したブラックタイガーが主に攻略している奥多摩渓谷ダンジョンだった。

深層を超えた深淵まで存在する、未踏破のダンジョン。でもカリンにとっては「踏破済みだろうと未踏破だろうとほとんど情報を集められないという点では一緒!」とパワーでごり押してるの笑っちゃった。

メインの目的である「深層ソロ攻略」の前に以前は失敗したカリンお嬢様流の「紅茶片手にお優雅配信(in下層)」をやったりしてるし、実際余裕何でしょうけども。

 

真冬以外にも、光姫みたいな友人がフォローしてくれてるの良いですよね。

……光姫様、解説といいつつファンとして暴走しまくってましたけど。いやちゃんと「こんな無茶出来るのはカリンお嬢様だけだから、真似しちゃいけません」とか締めるべきところは締めてましたけど。基本強火ファンだからな……。

光姫様のファン層から、カリンお嬢様の強火ファンモードの光姫様が「闇姫様」呼ばわりされてるの笑っちゃった。

 

深淵まであるダンジョンだと、下層から強化種が登場するという厄介ポイントがあるみたいですけど。

古参お嬢様リスナーたちが「まさかカリンお嬢様の一撃で沈まないとは……」と驚愕してたのは、順調に常識破壊されてるなぁというか。この騒動でお嬢様を知った初見さんとの温度差が面白かったですね。

そして深層でもいつものドレスで望んで、物理を無効化する敵でもいつもどおりパワーで押しとおっていってるの凄まじかったですねぇ。

 

実体が水蒸気だから拳で散らしても再生するモンスターは、超速の拳で熱を発して蒸発させて。受けた攻撃のエネルギーを蓄積してから反射するタイプには、限界突破するほど打撃をお見舞いする。

あまりにも強すぎるというか、危なげが無さすぎてカリンのレベルは一体どれほどなのか……って感じですけど。

過去に起きた悲劇と言われている深層で全滅したパーティーのことを「たったレベル2000台で深層に挑んだ方」とか称してて。レベル2900が最高戦力のブラックタイガーが攻略に苦戦してる深層を楽々突破してるってことは、普通に桁一つ違う可能性もあるな……。

お嬢様をコピーしたモンスターが、なんかその強力なパワーを扱いきれず自壊してましたしねぇ……。

ブラックタイガー、敵に回す相手を間違えましたねぇ。まぁ後ろ暗い事いろいろやってるし、自業自得ではあるか。

もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~5

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『私が実況するのはショウ君だけなので。ショウ君もですよね?』

 

トラブルで一時停止されていた無人島スタートが再会されたり、ショウの配信に銀竜アージェンタが写ったりして、そこでヒントを得られたことで過去の資料にあたり、死霊都市について知る第一フェーズの進捗が良くなったりもしました。

そしてついに死霊都市を開放するための、ワールドクエスト第二部「解放」が始まったりもして……一般プレイヤーも盛り上がっているようです。

 

死霊都市解放にあたっては、最初に辿り着いた最前線プレイヤーが市場を独占しようと画策したせいで進捗が今一つになったりしてましたけど。

まぁ前線価格でアイテムの値段つり上げてられてる中で、プレイヤーの活動が低下した深夜に本領を発揮する死霊と陣取り合戦をしたら、そりゃ進捗も前後しまくるでしょうけど。

……それに関しても、ショウ君が島でやったみたいに女神像を使って『区画を浄化』していくことで対策できそうですけど。

 

ショウ君、無人島プレイヤーはイベント参加対象外とされているのもあって、当人は自由に無人島ライフ楽しんでいますけど。

配信での各種情報提供で大陸側のプレイヤー達も助けられまくってるので、貢献度換算したら絶対トップクラスなんですよねぇ。

配信に良く来てるデイトロン氏とかマスターシェフ氏とかが、このワールドクエストの裏で何やっているのかって言う部分の描写もちょくちょく挟まっていたの面白かったですね。

ショウ君、無人島で独自ルート突っ走りまくってるせいで見ていて飽きないんですけど、一般プレイヤーとの比較がしにくいという難点がね……。リアルの友人だったり配信から情報を得たりすることもありますけど。

ショウとミオンの配信のコアファンによるギルド連合結成されるまになってたのは、流石に笑いましたが。

 

いやでも、今回も古代遺跡の管理人になってワールドアナウンス鳴らしていたり、火の精霊石の取得条件を発見したりして、プレイヤーに衝撃与えてますし。

表に出してない部分でも白竜姫アルテナから「白竜貨」を貰えるくらいの事してますからねぇ……。白竜姫、過去に厄災を抑えた反動で意識が幼くなってる時間が多いとかですが。幼女モードの姫が、スウィーと対面した時にらみ合ってるのなんか微笑ましくて笑った。



配信に致命的に向いていない女の子が迷宮で黙々と人助けする配信

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「――大丈夫」

(略)

「来ましたよ。私の、お星さまが」

 

WEB既読。

迷宮と呼ばれる不思議空間が発生した地球。研究資源・情報を秘匿されないようにするため、黎明期に「迷宮を探索するものには、映像記録の公開を義務付ける」という法律が作られて。

そういう理由が形骸化し……昨今のトレンドとして、リアルタイムで映像を繋げる「迷宮配信」が行われるようになってきたそうです。

 

主人公の少女もまた迷宮探索者であり、配信者でもあった。

もっとも彼女は話すのが苦手で……あくまで映像の公開義務を全うするために映像を垂れ流しているタイプだった。探索自体は楽しいから続けているみたいですけどね。

六層までしか人類が到達していない迷宮に、ソロで五層の半ばまで潜れる実力者であること、長く活動を続けていることから、無言で強い魔物を蹴散らすだけの作業配信でも固定のリスナーは多少いる状況だったみたいです。

……まぁあくまで記録用のつもりなのもあって、リスナーは彼女の名前すら知らない状態で物語が始まるわけですが。

 

別のソロ探索者が負傷している場面を発見し、救助に駆けつけて。その助けた相手が、コミュ力抜群の配信者で、主人公にも一躍注目が集まることに。

主人公である彼女……白石楓ちゃんは、そこから医療団体から誘いがあって、基本はソロで探索しつつ依頼が入ったら迷宮内の救助を行う、迷宮救命士としても活動を始めることになるわけです。

 

腕利きで回復魔法も扱えるけど、それ以外はポンコツな部分のある白石さん、可愛いんですよね……。マネージャーさんが彼女を撫でるシーンありますけど、撫でたくなる気持ちも分かる。

活動スタートして早い時期に、迷宮内部で魔力変動を伴う異常事態が発生して。

白石さんが注目を集めるきっかけになった配信者、蒼灯さんと再会したり、彼女が白石さんを信じてくれたりしている姿が見られたのは良かったですね。

スポンサーがついたというか、企業所属する立場でありながら現場での救助に全力でぶつかっちゃう白石さん、仕事で言うと問題児だけど……諦めない彼女だからこそ応援したくなるんですよねぇ。

日常では抜けてる部分も見せてますけど、戦闘シーンでは格好よいギャップが光るんですよね。熱いし、可愛いしで、読んでいて楽しい1冊でした。

もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~4

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「精霊の加護とはなんだ?」

「え? 精霊の加護もらうとバフかかるじゃん。今日、光の精霊と樹の精霊のバフもらってアンデッド楽に倒せたぞ」

 

相変わらず離島プレイを気ままに送っているショウと、それを視聴しているミオン。

島の探索範囲も順調に広がっていて……ついに、ルピがやってきたエリアにまで踏み込めるようになったのは感慨深い。

結構な場所から落ちて来たっぽいですけど、無事だったのはマナガルムだからこそか。既に亡くなっていたルピの母の亡きがらとも対面して、しっかり埋葬できたのは良かったか。

ルピがショウに懐いて、母の牙を持って行って良いよと言わんばかりに持ってくるの良いですね。

 

フェアリーの女王、スウィーを連れているから色々とフォローされているのもありますが。

未発見だった精霊にバフを貰う「精霊の加護」を発見したり。初のスキルレベルの上限突破でワールドアナウンス発生させたり。島の探索を進めた結果、転移魔方陣を発見して。そこから現れた竜族との交流が発生したり。相変わらず独自路線を突き進んでますねぇ。

 

他のプレイヤー達が新しいワールドクエストとか、突如現れた異種族との交流に沸いている中で、竜族とグッドコミュニケーションしてるの、なんか笑える。

なんなら挨拶のつもりで送ったお菓子を、竜族の「お姫様」と呼ばれる人物が気に入って、最初に出会った竜族のアージェンタから手紙が来たり、調達のために飛んできたりしてるのコミカルですよね。

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう3

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「……とりあえず、まずは“力”ですわね」

ぽそりとその結論を口にした。

「うん、そうですわ! このまま穂乃花様がブラックシェルに留まるにしろ他のクランを探すにしろ、“力”はあって損はありませんもの! 穂乃花様にいま最優先で必要なのは力! 力あれば憂いなしですわ!」

 

ダンジョン崩壊騒ぎを解決したことで、三億円とか言う超高額のスパチャを貰ってしまったカリン。

リスナーの気持ちとして一部を貰いつつ、渋谷の復興基金とかダンジョン崩壊対策積立基金への寄付をしたりしているの、真冬のアドバイスもあるんでしょうけど賢い。

……カリン、戦闘勘は飛びぬけているし問題解決のための眼力もあるので、回転早くなるタイミングもあるっぽいですけど。巻末の書下ろしによれば学力的な意味ではアホの子らしいのが……はい。まぁ、ある意味予想通りというか、期待を裏切らないというか。

 

もちもちたまご先生の描き下ろしイラスト原画が、そろそろ自宅に届くことになったカリン。家宝というべきそのイラストを保存するため、ダンジョン素材と「神匠」スキルを駆使して、ミサイルでも破壊できない額縁を作る配信をするとか相変わらず独自路線を突っ走ってますねぇ。

性能テストの為にモンスター相手に額縁ぶつけたり、炎にさらしたりしてるの笑っちゃった。下層モンスター相手に無双してなお無傷なの面白い。

 

そんな風に自由気ままにダンジョンを楽しんでいたら、下層でパーティーメンバーを置き去りにしていく外道集団を目撃し、残された一人を助け出したわけですが。

それが「神匠」スキル持ちの30レベルしかない少女・穂乃花で。彼女はブラックなクランにこき使われてボロボロになっていたわけですが……同じ「神匠」持ちであるカリンに出会ったことで、才能を開花させることに。

……下層モンスター素材を加工させながら、完璧に守り切ったカリンのスペックどうなってるんだ本当に。

才能開花させて大はしゃぎしてる穂乃花と、通話越しに背中を押す穂乃花の友人とそれを見守るカリン。姦しいとかじゃなくて「バーサーカーしかいない配信」とか言われる有様になってるのが笑えて好きです。

 

カリンが暴走はじめそうなところに、真冬の働きかけもあったみたいですが、警察組織が速攻で対策を打ちに動いてくれたのは良かったですね。

あとはカリンが「お優雅」と称した、突飛な行動をしているお嬢様であるのに対し。

由緒正しい家柄に生まれ、武術を修めた光姫という一般的にイメージするお嬢様配信者と鉢合わせる事態もあったりして。

……光姫様、カリンファンすぎる一方でとんでもない爆弾抱えていたし。影狼のお嬢様特訓を目撃してしまったりとか、この巻で登場したキャラとは思えないほどの濃い印象残していったの愉快ですね。

影狼の特訓目撃して逃げるところの挿絵がツボです。光姫の眼とか、がなんか良い味だしてる。光姫も才能あるみたいですけどレベル900らしいですし、逃げた彼女に追いついている影狼、レベル1000の面目躍如というか。カリンにボコされたのが例外すぎるんだよな……。

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう2

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「あなたがなんであろうとも、目の前の方を見捨てるわけがございませんわ! そしてそれは――この場にいる全員同じですの」

 

カリン、お嬢様RPをしながらもドレス姿かつ紅茶片手に「お優雅攻略」をしたり、深層でイレギュラー発生したボスを撃破できたりするくらいの実力者なわけですが。

その実、「神匠」と呼ばれるユニークスキルまで持っていることが発覚。生産適正が高い人物に発現することが多く……しかし、「下層の素材を容易く扱える代わりに、上層・中層の素材を加工できず、制作者本人しか使えない」という制限があるために、外れユニーク扱いされているものだそうですが。

 

カリンのドレス姿、目立つのにどうしてこれまで注目されていなかったのか、の答えが「偽装効果のある魔法装備を身にまとっているから」はトンデモすぎる。

変装が可能だということは、じつは探索の際にすれ違っていたかもしれない! と視聴者が驚くことに。「サファリパークは好きだけど車から降りたくはないというか……」みたいなコメントが笑えて好き。

 

ダンジョンが発生してから時は流れ……先人が色々悩んだ結果、法律の整備とかも進んでいるようですけども。カリンお嬢様はパワーでぶち抜いていくわけです。

頼もしい親友の入れ知恵があったうえですけども、「未成年はダンジョン素材を持ち出せない」。しかし「ダンジョン内部で加工品にしてしまえば完全合法ですわー!」と諸々作成してため込んでいるの笑っちゃった。

ダンジョン関係の法律を扱ってる弁護士先生も視聴していて、途中で壊れちゃってましたけど……仕方ないね、あんな爆弾見ちゃったらね。

でも実際、加工技術も戦闘技術もずば抜けた未成年が下層に飛び込んで装備を作ります! を想定して法律をつくれという方が無茶ですが……。

 

カリンが『ライブアライブ』推ししまくった結果、配信サイトでの配信が増えたり電子書籍の販売数も増えたりして、原作者に認知された上イラストまで描いてもらっているの、憧れてRPしてきたカリンにとっては凄い報酬でしょうねぇ。

その結果、イラストに描いてもらったアクセサリーを思わず自作したりもしてましたし。



【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう

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「え? いえいえ、うっかりじゃありませんわ。もちろんこのまま紅茶を飲みながらお優雅に進むんですのよ?」

 

ダンジョンが出現し数十年が経過した現代。

主人公の少女、山田カリンはダンジョン探索者を描いた創作『ダンジョンアライブ』に登場するセツナというお嬢様キャラに憧れて、「自分もそうなりたい!」とダンジョン配信者としての活動を開始。

 

アニメキャラのように優雅に攻略を進めたい、と思って活動を続けていたものの鳴かず飛ばす、底辺配信者というべき有様で。

そんなある日、彼女は若手では最強クラスの実力を持ちながら、問題行動ばかり起こしている人物が、ダンジョン内部で危険なアイテムを使おうとしている場面に遭遇。それを容易く撃退させた姿が配信に載ったことで一躍時の人に。

 

そして注目が集まったことで、彼女のダンジョン探索風景がついに大勢にみられることになるわけですが……。

アニメキャラに憧れた結果、自作のドレスを身にまとい、優雅さの象徴として紅茶を片手に探索し、モンスターをワンパンで蹴散らしていくという衝撃映像がお届けされるわけです。

そりゃフェイク認定されて視聴者数も増えないわ……みたいな変な納得がある。

 

この世界、未成年がダンジョンに無謀な突撃をしたりさせたりをさせないように、未成年者はダンジョン素材の持ち帰りが禁止されているそうで。

その割に若者の配信が許可されているのは、完全に若者向けの窓口を閉じてしまうと、新規参入がなくなってしまうからという、バランスに苦慮した結果のようではあります。

ダンジョン内で素手で倒すと特殊行動を起こすボスや、そのボスの素材を配信でお披露目しつつ、制限ありで持ち帰れないことに悲鳴があがったりもしてました。

でも途中から視聴者も慣れてきたというか「まさかカリンお嬢様に常識を諭されるなんて……」「一生の不覚ですの……それはそれとして申し訳ございませんでしたわ」ってノリのコメント流れて行ったの笑ったんだよな。

配信コメントや掲示板回での言い回しで結構ツボな部分があって、笑えるので楽しい。

ダンジョン配信者を救って大バズりした転生陰陽師、うっかり超級呪物を配信したら伝説になった

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「サクヤ」

答えは決まっている。

「案内して」

 

平安時代の陰陽師の記憶をもつ主人公、上野ソラ。

彼はダンジョンが現れた現代を生きる高校生として学業に励む傍ら、ダンジョン配信者としても活動していた。

しかし、作中現代において陰陽師とは詐欺師のような扱いを受けていて。オマケにソロで下層にまで潜れると公言するソラは、友人のサクヤ以外には信じてもらえず、鳴かず飛ばずの活動を続けていた。

 

彼、陰陽師としての能力は確かで、その力を持って弱者を救うために力を振るうことを厭わない善人なのでそのあたりは頼れるんですけど。

ソラの掲げている目標、「モテる」と「陰陽師の名を取り戻す」の2つがあって。まず「モテる」が先に来る辺り、彼の判断基準が伺われるというかなんというか。

モテたいと言いつつ、バズってからもコラボとか大規模事務所への所属とかではなく、それまでの積み立てがあるサクヤの誘いに乗るんだから、前世で女性が寄ってくるような同僚たちみたいにモテたいというわりに、彼の世界狭いんだよなぁ。

サクヤとの関係は大切にしているし、彼女の事を尊重もしているので、もうちょっと視点を変えて、ただ一人を大切にする方向に情緒を育てた方が良いと思うよ。

 

ソラ君、実力は確かなんですが。現代の機器にも疎いし。ギミックで謎解きをする試練に挑んだときも、装置を破壊して最終的に力技で解決したりしているし。

アホの子過ぎるんだよなぁ。底抜けに明るいし、先述の通り人を助けるために力をふるえる善性の人であるのはプラス要素ですけど。それにしたってもうちょっとなぁ……みたいな部分もある。

辺境都市の育成者5 神降りし英雄

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「そんなのないわ。貴方の下を去って大乱を外から眺め、そのまま特階位冒険者として生きていったとしても――」

(略)

「それは私が望む未来じゃない!」

 

プロローグが南方大陸での戦争風景。

十傑として名の上がる四剣四槍のルゼ・ルーミリアは奮闘したものの……同格の十傑2人を相手取っての戦は厳しく、敗北を迎えようとしていた。

そこにハルの弟子でもある拳聖ラカンと、戦争屋のスグリが参戦して状況を持ち直すことに成功してたわけですが。

 

北方大陸のハル達は魔人封印方法の目途がたったらしく、それ自体はめでたい事ですよね。タバサの成長を待って女神の涙の研磨を完了しないといけなかったり、することはあるけれど筋道が立ったのはありがたい。

敵の本気度も明らかになり、命を賭す必要があると覚悟を新たにする中で、逃亡した勇者を追跡していたエルミアが帰還。

 

勇者が南方大陸に渡ったのは間違いないこと。さらに、南方大陸での戦について情報を得た事から、ハル達も南方大陸に向かうことになっていましたが。

四剣四槍が侵された病を暴いて、危険な橋を渡りつつも復活への道筋を作ったりしているし。その過程でレベッカを鍛えたりもしているあたり真面目というか……状況がどれだけ動こうと育成者としての立場を貫こうとするハルらしいですね。

無茶したラカンはエルミアの折檻を受けることになってましたが……まぁ自業自得ということで。

ルゼの病状はかなり悪かったり、ハル達が訪問した時期はかなりギリギリのタイミングでしたが。それでも、可能な範囲で救ってみせたのは流石。

……まぁ敵の手は長いというか、色々やっている実験の成果が上がっていて上機嫌なのが気になるところではありますね……。



もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~3

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「兄上がやらかしてくれても良いのだぞ? 無論、その時はライブで!」

「いやいやいや。俺とミオンはもうちょっとこう、のんびりな感じのチャンネルを目指してるんだってば……」

 

本土ではワールドクエストが進行。帝国で第二皇子が第一皇子に反旗を翻して公国建国を宣言して不穏さが高まっている状況で、新たな街の開発と維持だったりが目的として提示されることになっていましたが。

 

無人島でのんびり生活をしているショウにとっては与り知らぬ話で。

ミオンとルピと一緒に無人島ライフを満喫してるんですよねぇ。制作スキルが高かったり、素材を独り占め出来たりするのもあってか、なんかベル部長よりも性能の良い装備創り上げたりしているし。

小屋の整備を進めてセーフティポイント増やしたり、より快適に過ごせる環境を作ったりしているし。また新しいスキルを獲得したり。これはこれでゲームを楽しんでいるなぁ、という感じです。魔法を活かして料理したりしてますしね。

 

その過程でなんかフェアリーとの親交を深めることになって、新たな住人として迎え入れることになっていたりして。

情報を小出しにしていくつもりが、自由なフェアリーがしれっと放送に映り込んでたの笑った。なんでセルフで公式がやったような「調教スキルネタバレ」みたいなことやってるの。スウィーが自由すぎるせいですね。

 

ゲーム以外だとミオンの母親とリアルで対面したり、手料理を振舞ったり。

彼女の家が事務所経営していたことで、名義上ミオンがそこの所属になった上で、ショウとミオンのチャンネルの利益をそこの子会社の売り上げということにしてくれることになったり、相談相手を用意してくれたりしたのは実際助かると思います。

また終盤にゲーム内でトンデモアイテム発見したりしてますけど、楽しんでるのでヨシ!


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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