「……ま、その、日本に渡るところは良いとしたって。そこに着くまではどうするんだよ。ここは、ユーラシアのど真ん中なんだぞ。地球の円周がおおざっぱに四万キロメートルだとして、その四分の一で一万キロ。ハーフガイアにしたところで五千キロだ」
「時速五百キロだったら十時間で――」
「どんな旅人だ、ソニックブームが出るわっ!」
ログ・ホライズンの海外編。トップページから、ページ左側にある『LOG HORIZON』のタブをクリックすると、その下に出てきます。1~9まであって、1話は3~4P程度。
単身で妖精の輪に飛び込んで北米サーバーから中国サーバーにわたり、その上で、うっかりレイドコンテンツの真ん中で孤立してしまった、〈暗殺者〉レオナルド。
快活で、問題があるならぶち壊していきそうな、勢いで生きているような、ある意味で太陽のような〈格闘家〉のカナミ。
カナミは、〈古来種〉のエリアスと、不思議な言動をする〈施療神官〉 のコッペリアを連れていた。
カナミは、ローマ在住で西欧サーバーに属する冒険者だったが、この〈大災害〉について知るために、〈日本サーバー〉へと向かう旅の途中だった。
それにレオナルドも同行することに。
途中で、〈召喚師〉のKRも合流。一時的にだが、同行することに。
・・・まぁ、そのKRの物言いではっきりしましたが、カナミって、やっぱり「あの人」なんだよなぁ、といいますか。
うん、シロエもそりゃあ苦労するはずですな。
ちなみにKRは〈幻獣憑依〉という召喚した幻獣と操作を入れ替えるネタ魔法を使って、海外サーバーの様子を見に来ているんだとか。本体は日本サーバーの安全な場所。
まぁ、日本は馴染みが集めてくれるだろうし、ということで脚を伸ばしたとか。それはそれで結構度胸居る行動だと思います。
まぁ、半年かけての長期計画として日本に向かう5人。
道中で、なにやら怪しいモンスターを発見し、その討伐をしたりとイベントをこなしています。
そのイベントも、ゲームとしてのイベントというよりは、〈大災害〉に関係しそうなイベントなんですよねー。
〈古来種〉に関して何やら興味深いこと言っている輩もいましたし。
で、カナミとの邂逅を経て、KRはミナミに。
かつての仲間の伝手を使い、その中枢に入り込む。
・・・主賓のための舞台を作る、とか。結構無茶というか自分楽しむためにものすごいことしでかしそうな予感が。
そんなKRさんは、最新の7巻にもちょろっと出てましたね。
8巻では新人プレイヤーが西に行くようですし、その辺で出てくるのだろうか。
これからログ・ホライズンに手を出すなら、2部開始の6巻読む前あたりに読むと面白いんじゃないかなーみたいに思いますが。
さてはて。本編にもそろそろカナミさんでてくるんですかねー、どーなんだろ。