「支倉の夢のおかげで、俺の夢も叶ったんだ。感謝してる」
タイトルとあらすじから予想できる流れを外さない。
そういう意味では、「買ってみてから失敗したと嘆く」事は無いので誠実。
というかあらすじで大体描かれているので、細部はこうやって詰めていくのねー、みたいな見方になってしまった。
何度死んでも君を好きになる、という彼と彼女の関係については切なくも良い感じにまとまっていたと思いますが。
帯文の「今世紀、もっとも泣けるラブコメディ」というのはハードル上げ過ぎた感。
夏祭り実行委員に参加して、祭りで打ち上げられる花火の構成を変えたいと少女は言って。
市から予算が出て、構成についても指示が入っているので簡単ではないと花火屋の息子は言うものの。彼女の熱量に振り回されて、最終的にはそれを叶える。
青春モノだし、恋愛要素もあるけど、コメディはそこまで強くないかなぁという印象。