「ありがとうエマ」
魔窟と呼ばれる存在が数多存在する世界。
その中には未発見のモノもあり、「隠しダンジョン」と呼ばれてるとか。
……なんで魔窟と言った直後にダンジョンに変わるんですかね……
あちこちツッコミを入れたくなって、私には合いませんでしたね。
ただ、ノリは軽くテンポよく進むので読みやすい作品ではあるかと。
平民が功績を上げる事で認められる「準男爵」という最下級の貴族家に生まれたノル。
仕事が決まった者の、上位の貴族にそれを横取りされて。
今後の進路について悩んでいた時、幼馴染の少女から耳寄りな情報がもたらされる。
彼が持つ「大賢者」という、「世界のあらゆることを教えてくれる」と言う、ユニークスキルについて。
使用時に死んだほうがマシと思えるほどの頭痛に襲われるため、これまでノルには使う事がなかった。
幼馴染曰く、かつてそのスキルを持っていた大賢者は使用後に頭痛を覚えたら妻たちにキスをしてもらっていたとかで。……賢者タイムとかけてるのかそれ……?
でも、実際にキスしてみるとか、もうとっとと結婚すれば、というような感じ。
強くなって、英雄学校と呼ばれる場所で新たな進路にめどをつける。
その為に、隠しダンジョンにもぐる、と。実際に行った先で出会いに恵まれ、特殊なスキルを授かることに。
性欲・食欲・物欲などを満たすことで得られる、幸福度を代償に効果を発揮するスキルを得たため、実力アップと欲望充実を兼ねた生活がスタートします。
試験を突破して入学資金を稼いだところで1巻は終了。