気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

紅玉いづき

Gift 下

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「できません。僕も、彼女も、いつかなんてものを信じていない。そんな不安定で不確実なものはいらないんです。彼女の所有権を主張するような真似はしません」

 人形は、ひとりで作ればいい。この世の果てであっても。世界が終わる時が来ても、たったひとりになっても作ればいい。けれど。

「けど、ひとりで、誰も知らないところで、泣かせるつもりはないんです」

 

人形師平田開闢のアトリエと、カメラマン宮本晴久のスタジオは隣り合っていて、開闢の指には晴久から贈られた指輪が光っている。

相変わらずそれぞれの仕事には真剣で、変わっていない部分もありますけれど。2人で過ごす中で、変化している部分もあるなと感じられるのが好き。

晴久がアシスタントとかを伴った仕事をするようになっても、撮影の瞬間には沈黙を守らせる流れとか。

 

そうやって撮影で晴久が出かけている間に、開闢は真木のエッセイのための対談を申し込まれて。ファミレスで話をすることになっていたわけですが。

インタビューの会話本当に良かったんですよね。あそこも好きです。「貴方は貴方以外になりたかったですか?」と聞かれてるところとか。晴久も開闢も軸がしっかりしてるキャラなので、恐らくはそれを指して真木は「変わらない人」と評していましたが。

その上で、開闢のとある振る舞いから「女の子は変わり続けるな」と口にするのとか、良いですよねぇ。

 

他には、真木の担当さんが奮闘している、BGM付の小説という企画について。小説家真木遊成の傲慢さだとかが見えるエピソード。音楽家もまた癖の強いキャラが出てきたなぁって感じでしたが。

恋愛小説家真木の企画なのに、小説は読めないからと聞かずに別れの曲を出してこられては真木もあらぶるでしょう。才能の尖った人で出来は良かったみたいですが。

作曲側からすれば、こっちの才能に頼って先に曲を出させたのにクレームつけてきてるように見える(実際形式はそう)から険悪になるのも無理はないというか。

最終的に互いの事を知って、見えていなかったものも見て、謝罪の言葉を口にできたのは偉い。真木、才能はあるけれど、藻掻いて暴れてその上でつかみ取っているような感じがあるから、彼の葛藤が良く見える一連のエピソードは良いけど重くて痛かったですね……。

 

エクストラエピソード「Gold Fish」は下巻で初登場したセージくんが、親の決めた婚約者と交流する話。彼が果たして誰だったのか、というのは後のエピソードで描かれるんですが。繋がっていくのが良いですねぇ。

晴久と開闢、互いに互いを好き合っている2人の話が本当に好きです。約束が苦手な開闢と晴久が約束を交わして……その後に、彼女の心情が乱れて失踪。

探すために手段を選ばなかった晴久が、真木に連絡するのが最後になったため「殴らせろ」と友情から憤るシーンとかも良かった。

Gift 上

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「なくなったら困るでしょう」

(略)

「だって、君はそれを書くんだから」

まるで真理のように。

「心を痛めて傷つき涙する、そういう物体を書かなくてはいけないんだから、そおれをなくしてしまったら、ねぇ? 困るでしょ。知りませんけど」

 

紅玉いづき先生が、アマチュア時代に書き続けたシリーズ『Gift』。

同人誌版は即完売して、クラウドファンディングプロジェクトにて文庫版が発行されました。……私は、その後若干数だけBoothで発売されたものを運よく入手できただけの人ですが。良い物語を読むことが出来ました。

 

気難し屋と言われる人形界のプリンセスこと、人形師の二代目平田開闢。

現役女子高生で人形作りの腕があり、当人も容姿が整っているとあって、取材に来ても彼女の作品ではなく、彼女自身にカメラを向けてくることに腹が立っていたとか。

そんな中でカメラマンの宮本晴久は、ほぼ人形にしか興味が無かったために、彼女のアトリエに何度か出入りする機会を得ることが出来た。

 

噛み合っているような、すれ違っているような、不思議な距離感で2人は交流していって……その過程で、お互いの欠けていた部分を埋め合うことができるようになった。

自分の得意分野については自負があるけれど、その他の部分では不器用な部分が光るキャラ達がそれでも傍に居ようとする光景が、綺麗だったなと思います。

そんな2人のエピソードから始まって、その後は断片的に未来と過去とが描かれていきますね。

例えば、ほとんど接点がなかったけれど同じ学校に通っていた少女・芹沢から見た、開闢の話。

あるいは宮本の学生時代からの友人であり恋愛小説家として名を知られている真木遊成。

彼と少しだけ縁のあった女性の話や、実家を捨てた彼と唯一繋がっている妹の話。

開闢自身の過去の話。開闢と晴久の交流の話。いろんな物語が記されているんですが。

 

紅玉先生の言葉遣いが好きなんですよねぇ。刺さる描写が多い。

人形師平田開闢が人形を作って求めたもの。カメラマン宮本晴久が信仰するもの。笠井さんとの別れ際に真木が遺した言葉だとか。「とても純粋な人ですね」という、指摘だとか。代名詞なしに話が通じた時に感じた、繋がりだとか。

晴久が開闢に手を伸ばしたきっかけが、彼女から受けた優しさだったというのが好きだし。そんな彼の何気ない言葉を学生時代の真木は優しいと評しているの、人間の多様さというか。角度違うといろんな表情があるよなぁ、という感じで好きです。

15秒のターン

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「そんなことないですよ。……でも、そうですね」

宮司さんの言葉は、下手なフォローには聞こえなかった。ひとを諭すことに、慣れているからかも知れない。しみじみと、付け加えた。

「いつかは、なるものに、なるだけですから」

 

2008年に雑誌寄稿された表題作『15秒のターン』に始まり、書き下ろし2編を加えた短編5つから構成された短編集。

書かれた時期が違うのもあってか作品ごとに味わいが異なりつつも、少女たちの魅せてくれる振る舞いが鮮烈な印象を残す1冊でした。

最初の『15秒のターン』と、最後の『15年目の遠回り』が特にお気に入り。

 

15秒のターン』。生徒会長の梶くんと付き合っている少女、橘ほたる。

彼女から告白して恋人関係になったものの、この学校は自主性を重んじているという建前で生徒会の仕事量があまりにも多く……。

付き合ってはいるけれど一般的な恋人みたいな関係ではなかった。だから、学園祭の日に時間をとってもらって、別れることにしよう、とほたるは決めたわけですけれど。

 

約束を取り付けた時の彼女の思いつめた態度から、今まで自分が彼女に対して不誠実だったことに気が付いた梶くんは、最後の最後で踏みとどまった感はありますが。

……忙しさにかまけて放置してたのはいただけないと思う所存。

一方で、ほたるちゃんも自分の至らなかった部分に気が付いて。別れる覚悟を決めたことで、一歩踏み込む事が出来たんだから何が幸いするか分からないものですね。

 

漫画を描いてWEBに登校している浪人生の主人公が、迷いながらもある決断をする『2Bの黒髪』。重課金してあるゲームの1位を目指した少女2人の、どこか歪な関係を描いた『戦場にも朝が来る』。

『この列車は楽園ゆき』は書き下ろしで、掲載作の中では一番長かったかな。離婚によって母子家庭で育った少女が、合唱コンクールの時に泣いている少年を目撃して。

第一声が「は? キモ」だったりして、微妙な距離感で不思議な交友関係が構築されることになるんですが。不思議な読後感でしたね……。

 

15年目の遠回り』は一番短い作品で、『15秒のターン』に登場していたほたるの姉、ひばりの物語。合コンに通いづめているOLのひばりが、遅くまで営業しているカフェで〆る話なんですが。

終始面倒臭いお姉ちゃんではあるんですけど、終盤に見せた心境がとても良かった。



あやかし飴屋の神隠し

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「行く手を阻まれても、背中をどれほど押されても。ゆらいだりしない、フラットな気持ちが……一番強いんじゃないかとは、思います」

 

かつて神隠しにあり、妖怪などが見えるようになった青年、叶義。

彼の相棒は、つくれないものはないという美貌の青年、牡丹。

二人で飴屋を営む彼らの下には、通常の飴を求めるお客の他に……妖怪を象った「妖怪飴」を必要とするお客が訪れる。

 

それは別に噂を聞いて足を運ぶとかではなくて、運命のように彼らの前に、問題を抱えた人が転がり込んでくるんですが。

叶義の友人、道理だったら彼がお人よしだからというかも知れません。

多くの人には見えずとも、人の世界の傍には妖怪たちが居て。時に幸いを、時には不幸を与えてきますが……

 

飴屋の二人、とくに叶義の方が真摯に対応しているのが、何と言いますか嬉しかったですね。

人と妖怪の境で、上手く生きている。幼少期に境を区別できず、踏み込み、神隠しにあった叶義ならではの距離感や葛藤が読んでいて楽しかったです。



悪魔の孤独と水銀糖の少女Ⅱ

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「人の世に溶ける方法を、俺達は知らない」

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「だからそれを教えてはやれないが……異端のまま、追う奴から逃げ切りたいっていうなら、力を貸してやる」

 

呪われた島を離れ、旅を続けるヨクサルとシュガーリア。

異形と異端の噂を追いかけて各地を巡る彼らの旅路が、荒事とかもあるんですけど、こう穏やかというか。シュガーリアが楽しそうで何よりといいますか。

幸せな時間が流れていたんだと、思います。

 

一方で異端を狩る帝国は、悪魔背負いを許してはおらず。

その足跡を追い……ヨクサルとの因縁がある相手を放り込んでくるんだから容赦がない。

敵がとった手に対して、シュガーリアが激昂したのが少し新鮮だったというか。

でも、そうですよね。彼女は、観賞用の人形ではなくて、恨みや憎しみを抱いた戦う人でもあったんだ、というのを見せつけられた感じ。

帝国の手が伸びた砂漠の街。

道中で出会った少年ビーノの淡い思いと、シュガーリアの返答が切なくて、良かったです。

 

あとがきの始まりと結びの文が読了後の胸にしみます。

うん、いいお話でした。



悪魔の孤独と水銀糖の少女

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「やりたいことをやることが、生きるということではない?」

 

黒い海の先にある、呪われた島。

ネクロマンサーの孫娘、シュガーリアはある目的を持ってそこを訪れた。

その島には、「孤独を力に変える」能力を持つ悪魔を背負った青年が居て。

 

その二人の交流が、とても愛おしい。

あらすじには「愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時、末路を迎えたはずの物語が動き始める」と書かれていましたが。

上手いこと纏めるなぁと思いましたね。

 

「勇者が魔王を倒して、みんな平和に暮らしました」なんてハッピーエンドはない。

ひたすらに終わりに向かう話で、あるは既に終わってしまった話といってもいいかもしれない。

ネクロマンサーたちは滅びを選んだ。悪魔のいる島には孤独があった。

未来に希望はなく……それでも生きることは出来る。罪と言われようと、生き続けることは出来る。その中で、生まれるものだって、あるんだ、と。

彼女たちはそう、やりたいことをやって、愛して生き抜いた。それが宝石のように輝いて見える、良質な話でありました。



大正箱娘 怪人カシオペイヤ

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「明けない夜は、あると思うかい?」

 

副題にある通り、今回は怪人カシオペイヤ絡みの事件が多く収録されております。

後ろ暗い秘密を暴く義賊のような行いをしているかの怪人の目的はなんなのか。

そして、もう一点。近頃町ではやっている、万病に効くとされる「箱薬」なる怪しい薬の存在。

あらすじの「少女・うららと調査に乗り出す」って言うのは割と語弊があるのではないかと思いましたけど。

 

相変わらず紺が、突っ込んでいって、悩んで、うららや周囲の人に助けてもらうというようなお話でありました。

彼女が踏み込まなければ、状況が変わらなかったかもしれない、という面もないとは言いませんが……見ていてハラハラするんですよね、紺。

 

彼女自身、覚悟があるから色々と進めてしまうのは危ういと思います。

いつかしっぺ返しを食らいそうな気もしますけどねぇ。

怪人カシオペイヤの標的に「箱娘」の存在も入っているようですし。そもそも「箱娘」予想以上にヤバそうな機密の塊みたいですし。

怪人が秘密を暴き回れる程度には都の闇は深いようですが……紺がそれに呑まれてしまわないよう祈るのみです。



大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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「――命を絶つのは、なりません。ならないんですよ。若いみそらで、女だからと、死んでしまうことはならないと思うんです」

(略)

「だって、こんなに。残されるものはこんなにも、悲しいのだから……」

 

時は大正。

主人公の英田紺は、新米の新聞記者。

「魑魅魍魎や怪異、そういった話をまことしやかに、あるいはそんなことなどなかったと証明するために」記事を書いている部署に所属していて。

最も上司と紺くらいしかいない零細部署で、新人の紺があちこち派遣されて、調べて……と行動している部署なんですが。

 

ある日、「呪いの箱が倉から見つかったので処分してほしい」という依頼が舞い込んで。

上司から「箱娘」なる、一風変わった存在の話を聞き、会いに行くことに。

箱にまつわる厄介ごとに相談に乗る娘、うらら。

紺は厄介事ばかり持ち込まれる部署で、走り回りながらうららとの交流も増えていき。

 

閉ざされた箱の話……と言う訳ではなく、様々なものに振り回される女性たちを描いたお話でありました。

旧家に嫁いだ女、舞台女優、妹を亡くした姉など。彼女たちにはどこか諦観が付きまとって。

もう取り戻せぬ物に思いを馳せたり、叶わなかった願いを胸に抱いていたり、喪失を嘆いたり。

そんな彼女たちと向き合う紺は、未だ癒えぬ傷を胸の内に負いながら止まらず、進み続けている強い人で。

 

「だってあなた、これだけ傷ついても」

(略)

「救いたいとは言っても、救われないとは、一度も言わないんだもの」

 

と作中で評されていましたが、まさにその通りで。

若く、無謀で無鉄砲で。見ていてハラハラしますけどね……。

紺が交流を続けている箱娘にも、並々ならぬ事情がありそうですが、その辺りの事情に触れる続編が出てほしいものですが……未だ出てない所を見るとどうだろうか。

 

現代詩人探偵

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答えが、ほんとうのことが、正しいとは限らない。

知らないのは僕だけなのかもしれないとさえ思う。詩に紛れながら、僕は、夢想をする。

誰もいない場所で、詩人が倒れる。

そのくちびるに、詩はあるか。

 

詩を書いて生きていきたい。

かつて、そんな願いをもって集まった男女がいた。

「現代詩人卵の会」。年齢もバラバラな彼らは、集い語らった後、10年後の再会を約束した。

フリーターとして日々を過ごしながら、詩を忘れられずにいた「僕」は、10年後の会合へと足を運び……かつて集った9人のうち、半数が既に亡くなっていることを知った。

概ねが自殺と思われること。それを聞いた主人公は、死んだ人について知りたいという気持ちを抱き、事情を知っている人々から話を聞いていく。

 

この作品は名探偵が出てきて事件に明確な答えを出すわけではありません。

フーダニットやハウダニットではなく、ホワイダニット……「なぜ」を問う話です。

それも概ねが自殺ですから、問いは「何故死んでしまったのか」。

当然、本人から話は聞けないので、周囲から話を聞いていくわけですが。

「僕」の持論である「詩を書きたくて詩人になった人間なんていない」を地で行く話だと思いました。

 

他の全てを選べなかったから。語りたい言葉を詩にするしかなかった。

この作品に出てくるキャラクターの多くは、既に亡くなった人を含め、どうしようもなく詩人であった。あるいは、詩人であろうとした。

詩を選ぶしかなかったように。きっと、本人たちはそうすることしか、なかった。

 

それは残された人々からすれば「そんなことの為に」と言ってしまうような物だったりします。

でも、選んでしまった。その決断が心に棘が刺さったように、残ります。

必ずしも謎を解いて救われる誰かがいるのではなく、傷つけるケースもあります。だから、好みは分かれるかもしれない。

ただ自分は結構気に入りました。どうしようもなく詩人であった彼らの生き様が、忘れられないから。

 

RPFレッドドラゴンⅥ 第六夜(下) 果ての果て

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「みんなが抱いていたのは、特別な願いではありませんでした。望外な欲望ではありませんでした」
(中略)
「平等、自由、そんなありふれた、当たり前の幸せを掴むために、多くの人が立ち上がりました」
そう、信じている。
信じたいと思う。ついには理解できなかった人々も、しかし彼らにとっては当たり前の幸せを追い求めた結果なのだと。


ついに、物語は終焉を迎えます。
竜という災害に見舞われて一致団結するのではなく、危機的な状況だからこそ、それぞれが己が生き方を貫いた、その結末。
恋する怪人暗殺者が、魅了の剣を振るった時。黒竜騎士に蘇った所有欲。
あぁ、こうなるのか、と。
確かにスアローにしか認められない行動ではあったんでしょう。
それを受けての婁の行動もまた、一貫していたなぁ、と。

最終決戦。万人長の本気が怖かったなぁ。
蒸発って、どういうことなんだろうか。オーバーキルにもほどがあるというか。
もういろんな思惑が混ざりすぎていて、息つく暇もなく進んでく話に、ただただ引き込まれるだけでありました。

禍グラバの戦闘能力が結局どれほどのものなのかは最後までわかりませんでしたが。
五行体で防御力高い分、マシンガンとかって案外火力無かったりするんだろうか。
「儲け話だ」と最後ぶちかますシーンは、不死商人という看板に恥じないものでした。

エイハと忌ブキ。
二人の付き合いも、良い描かれ方をしていたのではないでしょうか。
何処かの巻でスアローに「実は忌ブキさん主人公だな?」みたいなことを言われていたように思いますが。
まさしく。少年だった彼は、阿ギトや、調査隊の面々と交流していくことによって、覚悟を決めた。
それは革命軍の王になったことでもあるし、生き残って彼が起こした行動そのものでもある。
もはや彼は迷うだけの少年ではなく、スアロー達と並び立つ英傑である、と。
このレッドドラゴンという物語の一面は、間違いなくこの忌ブキの成長譚であったと言えるでしょう。

その裏側で、恋する暗殺者が一人ヒャッハーして、わくわく天稜ランドつくったり。
黒竜騎士が秘密兵器ぶち込んで魔素流壊滅させたりしているわけですが。

巻末には、3Dプリンタで作られたという、各キャラクターのフィギュアだったり、WEB公開時のトップのイラストだったりが掲載されています。
フルカラー。最終戦闘用のステージに関してもそうですが、星海社、色々と力入れるところが間違っているというか。ここまでくると、いいぞ、もっとやれって感じがしますね。
あそこまでぶっ飛んだからこその面白さっていうのはあると思いますし。だからこそ、楽しめたわけですし。
新しい企画もあるようで、楽しみです。


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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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