「取引は一つずつにしましょう。一つ答えたら、ひとつ質問できる。それでどう?」
スティンガーの襲撃を辛くも撃退したミノルたち。
ユミコとオリヴィエがミノルの家に来て宿題をしつつ、特課の活動に支障が無いようにカバーストーリーを典江に聞かせるという地味ながら重要な作戦を遂行したりしてましたが。
特課に向かう道すがら、ミノルは敵であるルビーアイ『液化者』に遭遇。
彼女は、囚われの身となったトランサーを助けたいと交渉を持ち掛けて来て。
特課の上、3E会議を信用するなと言ってくるなど彼女も微妙に揺らいでるような。
いや、自分の思うように行動しているという点では一貫してるのか。
オリヴィエやユミコが聞き逃せない『スターゲイザー』という能力者の所在、ひいてはルビー側の組織の拠点まで明かしてくるあたり、かなり踏み込んでる。
実際に組織側の処刑人に攻撃されるなど、危ない橋渡ってるなぁ、という感じ。
まぁ、それは敵対者であるルビーとの裏取引に手をミノルたちも同様なんですがね。
今回はなんというか次回に向けての準備、といった印象でしたね。
ルビー側の処刑人との戦闘もあって、負傷者も出てはいましたが、スティンガー程の不気味さはありませんでしたし。
この取引で得た情報と……ミノルの学校で起きていた「なぜか良い点/悪い点を取った」問題についても最後新しい情報出てきてましたし、次回に期待したい。
4巻から2年空いてるそうですし、またそれぐらいですかねぇ。気長に待ちます。