気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

美紅

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~13

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「……ますます、話を聞く必要が出てきたな」

 

なんで異世界ヒロインズメインにスクールアイドルやることになってるねーん、というツッコミしたい気もするけど、13巻まで来てると、それがこのシリーズらしさな気もするしなぁという気もする。

悩ましい感情とは別に、カラー口絵のアイドル衣装は可愛くて良かったと思います。

 

一方、異世界側でも生き残っている聖たちにとある手紙が届けられたとか。

刀聖が旗振り役として、最強の聖を決める天聖祭を開こうとしているみたいですが……邪によって聖が殺されたり、堕ちたりしまくった後じゃないですか。

それだけの実力者の穴がそう簡単に埋まるはずもないですから、なんなら喪失直後と言っていいのに、わざわざそんな大会開く意味、ある? というか大会開けるくらい聖生き残ってるなら、邪が跋扈してた時期に何してたの。

 

……いやまぁ、魔聖みたいに研究に没頭していた突き抜けたバカもいたから、その類なのかもしれないけど。

渦中にいた蹴聖たちが優夜の危機に度々駆けつけてくれてた影響で、各地に散っている聖と情報共有できずにいた、という理由もあったみたいですが……。

刀聖の真意があまりにもアレでなぁ。手口違うだけで、邪に堕ちた聖と同じじゃん……みたいな感じで微妙にノレなかった。

 

虚神の魂によって世界の境界線が破壊された影響で、新たな脅威がやってきたりとトラブルの種も尽きませんなー。

……冥府から救った冥子がメイドになったり、優夜陣営もどんどん層が厚くなっていってるので、だいたいのことに対処できそうな信頼もありますが。

今回「世界の敵」として現れたのが、並行世界からやってきた存在で……相変わらず敵がグレードアップしてくなぁ、というか

尖兵は撃退できたけれど、その裏で暗躍してる輩がいるので、その思惑を思いっきり砕いて欲しいものです。



異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ガールズサイド2~華麗なる乙女たちの冒険は世界を変えた~ 

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「私のルナとティトに、何するのよ――――――――――っ!」

 

前回の最後に、空から降ってきた女の子を拾ったレクシア達。

その人物は、北方の大国ロメール帝国から来たノエル・フリージアであった。

帝国で首席宮廷魔術師を務めている彼女が開発した、空を飛ぶ魔導具を利用していたところ、長時間運用による異常が出たために落ちてきたみたいですね。

自分の発明品が爆発したと聞かされても、失敗は次に生かせると前向きなのは良かったですね。研究バカ、他者を不幸にしない限りは好きです。

フローラ、実際に効果的なアイテムも開発してましたけど、「トンデモ魔導具を創り出しては爆発事故を起こす奇天烈発明家」なんていう人までいたの、笑えました。

 

そんなフローラでしたが、とある悩みを抱えており……。

レクシア達……ルナやティトが戦う姿などを見て、協力を要請してきて。

人助けの旅という名目を見つけたレクシアが、意気揚々と乗っかったのは予想通りではありますな。

優夜にお熱で公務を面倒がるレクシアですけど、なんだかんだ他国の王族との交流もあって、「そういう人じゃなかったと思うけど」と言えるのは強みか。いつも優夜関連で暴走してる姿ばっかり見てたから、やることはやってはいるのかと微かに評価が上向いた。

……まぁ、それはそれとして今は公務から投げ捨てて旅の空なんですが……。

 

この世界、邪関連以外にも爆弾が多いというか。レクシアがこのタイミングで帝国を訪れていなかったら、その時にティトを伴っていなかったら、解決への糸口も見つけられなかったわけですから、なんとか無事に解決できたのは良かったですね。

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ガールズサイド~華麗なる乙女たちの冒険は世界を変えた~ 

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「約束すわ、お父様。私は王族として、人として、恥ずかしくない力を身につけて、必ず成長して帰ってくるって! これはそのための旅なのよ!」

「レクシア……」

「……とか言って、要は好き勝手したいだけだろう」

 

『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する』のスピンオフ。

原作の美紅さんの監修を受けて、琴平稜さんが執筆されている作品になります。

イラストは原作と同じ桑島黎音さんなので、作品の雰囲気は変わらず楽しむ事ができますねー。

表紙に登場しているケモ耳少女は、希少とされる白猫の獣人にして爪聖の弟子でもある少女らしいです。サハル王国の民族衣装を着たルナとかも、綺麗で良いですねー。

 

ガールズサイドとあるとおり、ヒロインたちに焦点を当てた話なんですけど、メインのレクシア苦手なタイプなので、まぁそこはちょっと残念だった。

優夜の押しかけ自称婚約者である彼女は、優夜の事を思いすぎて公務の間でも面倒くさがってますし。今回も思い立って旅に出ようとか言い始めてるし。

それ認めちゃう王様も王様だよ……。

 

目的地も決めず無計画に飛び出したレクシアと、護衛として連行されたルナ。

なんだかんだ良いコンビ感はある2人は、隣国レガル王国を訪れて……そしてそこで、サハル王国からの政略結婚の誘いを受けて、ライラ王女が旅立ってしまったことを聞かされて。

レクシア達が知るブラハ王の人柄と一致しない行いなのが気にかかり、レクシアはサハル王国へ赴く決意をしてますが。

いやはや行動力の権化ですな、このお姫様。その結果、爪聖やその弟子のティトと出会ってるんだし、人との縁を引き寄せる強さは持ってますよね……。

 

レクシア、「国同士が力を合わせることは大切だけど、それが政略結婚出る必要はない」というのは、先進的ですけど完全に否定するようなものでもないのでは……? と思わなくはない。

まぁ今回は結婚を受けるのであれば政争の渦中に飛び込むことになるし、暗殺者まで差し向けられているし、暗躍してる勢力まであるしで、ライラを助けに行ったのは結果的に正解だったわけですが……。



異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~12

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「フフッ。大丈夫ですよ。こうして理由も分かりましたし、結果的に変わることができました。それに、大切な家族や仲間も見つけることだってできたんです」

 

神界の問題をひとまず片付けたと思ったら、今回は冥界の問題にかかわることになるんだから優夜の引きは相変わらず強い。

虚神の魂が冥界に行ったことで境界が揺らいだことが原因ってことですから、しっかりと繋がっていっての結果ではあるんですが。

どんどん世界が広がってそこに属する新ヒロインが出てきてますが、既存ヒロインの掘り下げも欲しくなってはきますねー。

ただ、新しい世界に新たな敵が現れたことで、最初期の優夜がどうあがいても痩せなかった体質の真相だとか色々が明らかになったのは面白かった。

 

異世界王女のレクシアとその護衛のルナが、その意思を押し通して王星学園への留学を行ってきて、地球と異世界の垣根がどんどんなくなっていってるのが、物語進んでる感じがある一方、均されて平坦になってる感じもしてしまう。

……個人的にレクシアが「王女」より「恋する少女」としての顔が強すぎて苦手なのもあるんですけどね。

 

冥界の問題まで解決した優夜でしたけど、また別のナニカに目をつけられているし、安息の日は遠いですねぇ。

学校でも変わり者の生徒会長の暴走に、レクシアが興味を示してしまったことで巻き込まれてますし、どうなりますかねぇ……。

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~11

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≪こいつは、出歩けば厄介ごとに巻き込まれる星の下にでも生まれたのか?≫

 

不慮の出来事で過去に飛ばされ賢者と対面、鍛えてもらったりしたのは良かったですが。

神界の問題についても任されたのは責任重大と言えるか。師の聖たちやオーマも協力を約束してくれたりしたので、そこまで心配はしてませんでした。

まぁさすがに上位存在を名乗るだけあって、聖たちが修行してもなお壁として立ちはだかったのは凄いけど……態度がアレだったせいで優夜に叩かれてたのは笑った。

……まぁそれはそれとして地球では学園祭シーズンになって、青春を謳歌してるんですけどね! ファンタジー方面でのシリアスと地球での青春とでメリハリが効いてるのはこの作品の良さですね。

 

別の学園の人が優夜に注目したため勝負をしかけてきたりしてましたが、どうしたって物語の中心にいるなぁ優夜。

調査の後に接触してくるとか、芸能界勧誘騒動の時も似た流れを見た気がする。スタプロの方は交渉する姿勢だけど、日帝学園サイドは優夜を拉致ろうと考えてるので姿勢に違いはありますけどね……。

そして案の定優夜には断られてるし。断られてなお諦めずに勝負挑んでくるし、神山には魅力感じなかったなぁ……イベント用の悪役感が強すぎた。
当人諦めてないっぽいけど再登場されてもなぁ、感はある。

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~10

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「――――ではな、ユウヤ。君と会えて、本当によかった」

 

宇宙人メルルに頼まれた敵対勢力との戦いを終えた優夜たち。

その過程で、異世界知識を得た賢者さんが遊び心で作った遺産をゲットし、それが頼れるロボットとなったのには笑った。

長命な種族故、お祝いを十年単位で行おうとしたり、英雄を自分たちの星に永住させようとしたりとかしてましたが、優夜と接してきたメルルがそれを阻んでくれたのは良かった。まぁ完全に逃がすつもりはなくて、メルルは優夜の篭絡を命じられることになったんですけど。戸惑いつつもデートしたり、しっかりイベントこなしてるのは微笑ましかった。

 

邪獣という問題が残っているため、レガル王国に滞在していた舞を迎えにいった時、こちらの都合で読んだんだし、邪獣の問題も落ち着きつつあるからと舞をしっかり送り出してくれたのは良かった。

しっかり教団の存在について優夜にアドバイスもくれましたしね。

 

正直、宇宙までスケールが広がった問題を解決してきた優夜が次に対面するトラブルが、教団相手じゃ格が足りないとは思ってはいました。

全ての力を終結させたアヴィスを撃退した優夜相手に、教団が出来ること何かあるのだろうかと思っていたわけですが。実際大魔境にわざわざやってきて命を散らしたバカの多いこと。

それでも生き延びて優夜の前に立ち、彼を魔術の贄にして目的を達成したのは素直にすごい。

 

教団側が呼び出したのは、かつて賢者に討たれた『邪』の神。

その代償として優夜を使ったわけですが……つまりは過去の神と現代の優夜の位置を交換したんですよね。結果として優夜は過去の賢者ゼノヴィスと出会うことになって。

最初の対面の時こそ危うかったけど、修行をつけてもらえることになったのは総合的には良し。

しかし若い状態でも賢者さん飛びぬけすぎてて、そりゃ上位存在である神にも勧誘されるわっていう妙な納得があった。

そして過去の賢者と出会ったことで、なぜ優夜が後継者として認められたのかの答えも分かったのですが。その分、新しいトラブルも着いてくるのは……まぁお約束か。



異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~9

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『そういうわけだ。だからこそ、偶然のように思えても、ヤツの遺産は資格がなければ受け継ぐことはできないようになっているのだろう。ならば何故、ユウヤが受け継げたのか。それは主にその資格があると、ヤツが判断したからだ』

 

異世界でも地球でも特殊な出会いをしたことで、優夜は強大な力を得た上でついに宇宙に進出することになるわけですが。

いやはや本当にタイトルにある『現実世界をも無双する』の文句に恥じない展開になってきたなぁ、という感じ。シリーズ当初からそうだったと言えばそうなんですが、少し前から異世界+地球に加えて宇宙というスケールが加わったことで広がりが凄いなぁと改めて思った次第。

 

宇宙人メルルの追手を撃退したことで敵対陣営は過熱するし、異世界側も『邪』の集大成を撃退したら大人しくなるかと思ったら、『邪』を信奉する教団とかも出てきたりして面倒くさいことこの上ないな……。

あとは地球出身だと香織と舞が異世界の存在を知っているわけですが、ついに異世界出身の人々も地球に進出してきたり、ヒロインたちも故郷に縛られないのは強いのは強い。

 

宇宙人問題に剣聖とかの戦力を頼れるのはありがたいけど、異世界組ヒロインレースの天では火力強すぎて苦手なんだよなぁ。

それにレクシアは『邪』対策のために各国の王を招いた会議を開くことになったとき、優夜へのアピールに意識が向きすぎてて、先んじて共有できた情報を当日放り投げることするしなぁ。ヒロインとしてみた時、王女っていう自分の属性を活かしきれてない感じがする。

レガル王国の国王とか、賢者の知識を利用した異世界召喚を行ったりしたのは個人的には減点してたんですが、その罪を認めて行動してる分の加点もあるので「王族」のキャラにはそれらしい振る舞いをしてほしさがある。

 

ウサギ師匠の助力も取り付けられたけど、宇宙人と本格的に敵対するにはもうちょっと戦力が欲しい、となって。

これまで存在だけは示されていた『魔聖』がついに登場することになったのですが。秘境に引きこもって研究してて、最近の『邪』の騒動について把握してなかったとか……。

実力は確かだし、伝承にある賢者をしっかり尊敬してる姿は良かったですけどね。

というか賢者、既に死んでいるのに事ここに至ってもなお設定が盛られ続けるの笑っちゃうんだよな……。



異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~8

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『彼は……数多の世界を超えていくのでしょうね』

 

異世界の敵を撃退し、少しは日常が落ち着くかと思いきや。

祖父の収集品の中に紛れ込んでいたある貴重品を求めて、宇宙から美少女メルルが来訪。

話のスケールでかすぎて笑っちゃうな。

メルルを追跡した追手が優夜が大事に思っている場所を壊そうと目論み、怒った彼に撃退されたのは痛快でしたが。

無理しすぎて倒れてしまったのはアレですけど、オーマ達ペット組がフォローしてくれたのは良かった。

 

7巻では美羽の婚約者候補だったキャラが裏社会と繋がってて捕まってるし、地球に火種が無いかって言ったらそんなことないんですよねぇ……。

実際、香織の実家に金銭を要求する脅迫状が届いて警戒が必要になってくる、とかの問題も発生してますし。

異世界組では『邪』という世界の危機がひとまず去った上、時期が合ったことで惚れ薬の材料を求めてヒロインたちが暴走し始めて。なんだかなぁ、って感じが。異世界組、特に暴走しがちなのでヒロインズの中では個人的に好感度が低くなってる。

 

オーマがついに家の外にでて地球を満喫してましたが……聖女として召喚された舞の口から、優夜が異世界出身だとバレてしまってましたし、異世界組が乗り込んでくる展開は起こりそう。

……メルルと一緒に出掛けて目立ってたし、いっそ受け入れられそうな気はしてきたな。

この世界、問題を起こす一部悪人はまだしも一般モブの度量広かったりするから……。前回、人気モデルの美羽と優夜が堂々とデートしてても、恋愛禁止の事務所ってわけじゃないならいいんじゃね? とか言ってるのいたし。

 

メルルのSFテクノロジーで記憶操作できるのこともあって、オーマを安心して連れ歩けたわけですが。

その先でもまた事件に鉢合わせるし。メルルと敵対する勢力が地球に部隊を派遣してきたり、戦闘で破壊された部品を修理するために異世界に赴き、賢者と交流していたとある存在と出会ったりと、本当にイベントに事欠かない人生送ってますねぇ優夜。

人との縁が増えることで彼の活動範囲がどんどん広がっていってますが、彼のスペックもどんどん上がっていってるので、時に苦戦しつつも最終的にはなんとかなる安心感がある。

 


異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~7

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「――――でも、こんな風に困ってる人がいたら、放っておくこともできないじゃない!」

 

式典の場に『邪』が襲来したことで、思い切ってしまったレガル王国国王が異世界からの召喚術式を行使して。

そこで呼ばれたのが、優夜が夏休みに会ったことのある巫女・神楽坂舞だった。地球出身ながら、向こうで現れた邪獣を祓う技を会得してたり、確かに呼ぶのに適した人材ではあるのか。

 

『邪』側が1人端末が死んだらその力は受け継がれるから、残ってる邪の端末と力を分けてた堕聖をすべて殺して、自分一人に力を集約させて勝つ! と考えて実行できるあたりは恐ろしい。その名は究極完全態『滅びの神』アヴィス。

……うーん実に香ばしいネーミングですが、この作品らしくて好き。

調子に乗ってちょっかいを掛けた結果、優夜が『聖王』の称号を得ることになってましたし。さらにその影響で新たな力を持ったペットを得てるし。

結果的にそれが敗着になってるんだから、残念な悪役ではありましたね。颯爽と消えていったので、見てて面白かったですけど。

 

優夜がその力を示したことで剣聖イリスが技を押してくれることになって。さらに結婚相手の候補としてアピールをしてくるわけですが。

優夜、既にモテモテなんでその気になればより取り見取りなんですよ……。

モデルとして優夜との縁があった美羽が、実家から意に添わぬ縁談を勧められて、断るための仮の彼氏として振舞う協力を求められたりしてますし。この話聞くと他のヒロインズも黙ってないんじゃないかなぁ。

そして『邪』問題にひとつ区切りがついたかと思ったら、新たな脅威が外部からやって来るんだから凄まじいというか。……いや本当に、優夜の祖父は一体全体何を収集してたんですかねぇ?!



異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~6

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「ここで『邪』の力を使っても、相手にはまだ本物の『邪』が残ってる。なら、『邪』の力を使う『聖』くらい、『邪』の力に頼らないで倒さないと、この先やっていけない……!」

 

前回のエピローグでレクシアが優夜を探るレガル王国の王に接触されて彼と剣聖のエキシビジョンマッチに賛同してしまったのはちょっと惜しいかなぁ。

優夜を慕って彼の強さを信頼するのはいいけれど、勝手に約束取り付けてるし。地の文で、優夜という存在を探る目的だったことに気付いてないって明言されちゃってるし。もうちょっと腹芸も出来た方がいいと思うよ……。

時を同じくして動き出した邪側もそのレガル王国の式典で暴れようと目論んでいたので、優夜的には踏んだり蹴ったりなのでは。

 

さらにレガル王国では、迫る邪への脅威に対抗するために賢者について研究し、かつて彼が見たという、異世界の存在を呼び寄せる魔法まで開発していて。

……うーん、一回叩かれた方がいいんじゃないだろうかレガル王国。

そして現実世界でもオカルト研究部に入った雪音が怪しい術を使って異変を引き起こしてたりするし、トラブルしかおきてなくて笑える。

 

今代の剣聖さん、公爵家令嬢として生まれたものの剣に興味を持ったお転婆娘で、令嬢としての教育よりも力を入れていたとか。

その果てに剣聖の弟子として認められ、その地位を継承してるんだから大したものですが。

女学校で友人は作れたけれど、興味が剣に偏りすぎて婚期を逃してるとかいう設定までついてたのは悲しみを誘う。

聖の地位にありながら「自分より強い男」を求めてる時点でハードルが高すぎるのよねぇ……。

 

そして駆り出された優夜でしたが……前回の騒動の中で、ユティの中にあった邪の力を取り入れたことで、その力を汲みだせるようになったのは大きい。

まぁ邪の力使うと出力上がりすぎてコントロール難しくなるから、兎師匠の特訓が苛烈になったりもしてましたが。

剣聖との試合も相手の技量に驚きつつもある程度は戦えてたあたり、しっかり身になってるみたいですね。

そこに『邪』と堕落した聖が現れて引っ掻き回しに来て、ウサギ師匠や剣聖も苦戦する状況になったりしてましたが。そこから逆転したのはお見事でした。

 

『邪』側でメインになって動いてる存在は複数いるみたいなんですが。根は同じというか、一人倒れてもその分の力と情報は共有されるとか、対応するのは面倒そうですねぇ。

ジョーカーじみた異世界人の優夜も今回ついに見つかってしまったわけですし、どうなるやら。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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