「……ますます、話を聞く必要が出てきたな」
なんで異世界ヒロインズメインにスクールアイドルやることになってるねーん、というツッコミしたい気もするけど、13巻まで来てると、それがこのシリーズらしさな気もするしなぁという気もする。
悩ましい感情とは別に、カラー口絵のアイドル衣装は可愛くて良かったと思います。
一方、異世界側でも生き残っている聖たちにとある手紙が届けられたとか。
刀聖が旗振り役として、最強の聖を決める天聖祭を開こうとしているみたいですが……邪によって聖が殺されたり、堕ちたりしまくった後じゃないですか。
それだけの実力者の穴がそう簡単に埋まるはずもないですから、なんなら喪失直後と言っていいのに、わざわざそんな大会開く意味、ある? というか大会開けるくらい聖生き残ってるなら、邪が跋扈してた時期に何してたの。
……いやまぁ、魔聖みたいに研究に没頭していた突き抜けたバカもいたから、その類なのかもしれないけど。
渦中にいた蹴聖たちが優夜の危機に度々駆けつけてくれてた影響で、各地に散っている聖と情報共有できずにいた、という理由もあったみたいですが……。
刀聖の真意があまりにもアレでなぁ。手口違うだけで、邪に堕ちた聖と同じじゃん……みたいな感じで微妙にノレなかった。
虚神の魂によって世界の境界線が破壊された影響で、新たな脅威がやってきたりとトラブルの種も尽きませんなー。
……冥府から救った冥子がメイドになったり、優夜陣営もどんどん層が厚くなっていってるので、だいたいのことに対処できそうな信頼もありますが。
今回「世界の敵」として現れたのが、並行世界からやってきた存在で……相変わらず敵がグレードアップしてくなぁ、というか
尖兵は撃退できたけれど、その裏で暗躍してる輩がいるので、その思惑を思いっきり砕いて欲しいものです。