気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

肝匠&馮昊(FriendlyLand)

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~5

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「…といえば何となく生き残れそうな気がしてこないか?」

「してこないよ!」

「それイリスさんやマティ君の基準ですよね…」

 

マティアスの腕を切り落としたことで、優位を確信した魔族でしたが……。

さすがはマティアスというか。一瞬で腕をつなげて見せたのは、なんというか「知ってた」と言うほかない。

実際その後も仕込みなどを活かして、相手を圧倒してましたしね。

 

マティアスの前世が転生の術を行使した後、文明が衰退して。イリスはその余波で翼を負傷し山奥に潜んでいたため、長生きしているものの情報には疎く。

マティアスの前世と同じ名前の人物が魔法の神と呼ばれていたり、剣の神の名前にも覚えがあったり。マティアスは神様がいるなら戦ってみたいと思ってますが、それ高い確率で君自身のことでしょ……感はある。

 

ルリイ達が「常識外れの人なら既に学園に一人いるしね」とマティアスの事を指して言ってたのを、まったく気づいてませんでしたしね。

マティアスの直弟子2人に加え、人化したイリスを仲間に加えたマティアス一行の戦力本当にすごいことになってきたな……。

……マティアス一人で常識ぶち壊してるから今更? それはそう。

 

無詠唱魔法の教えを受けた第二学園の生徒たちも、大分実力伸ばしてきたみたいですねぇ。

第二に敵対心を燃やす第一魔法学園が152名の生徒繰り出してきたところを、5人で軽く退けてましたし。

まぁ魔族問題が迫ってる中戦力の底上げできるのはいいことですよ、うん。

 

巻末SSは『最強賢者、文房具を用意する』。

人に化けて生活することになったイリスですが、その力は変わらず竜のまま。剣だろうと素手で握りつぶしてしまえるわけで……そんな彼女が普通のペンをそのまま使えるはずもなく、マティアスがルリイに声をかけて特注品を作る話。コミカルで笑えた。



失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~4

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「親切に居場所を教えてくれたのですから 挨拶に行かねばなりませんね」

 

マティアスが魔族を1体撃退している間に、時間稼ぎをすることになったルリイとアルマ。

一撃をお見舞いしたのちに逃げるパターンをしっかり守って、マティアスが戦っている間しのいだんだから2人も見事ですね。

王様から直々にお言葉もらってるし。アルマは、褒章にお金が良いです! と彼女らしく振舞ってますし。

 

良い感じではあったんですが……謁見に使っている部屋に、魔族が盗聴の魔法を仕込んでいて。

……それに気付いたマティアスが逆探知した上で、襲撃に行くとか悪夢過ぎるな……。

 

移動手段欲しさに前世に知り合った暗黒竜イリスとか言う、ルリイたちからすると神話に謳われた脅威の存在に会いに行く辺り、図抜けてるというか。

イリスから情報をもらったことで、文明が滅びた理由が発覚したのは棚ぼたでしたが。発展した技術である魔力融合炉を爆発させた上で、魔族の暗躍によって技術が衰退したのはダブルパンチすぎるというか。むしろよく生き延びていたな、人類。

 

イリスの協力を得て魔族の拠点を襲撃し、割と容易く2体撃退したのは見事でしたねぇ。

マティアスの薫陶を受けてたルリイ達や、イリスにも感知できないのが1人残ったために、マティアスが仕留めに良く決断をして。

珍しく彼が流血してるシーンを入ってましたが、なんだかんだこのあと普通に撃退しそう。

 

巻末SSは『最強賢者、空中補給をする』。

イリスに乗って魔族の拠点に向かっている最中に、食糧調達と調理をしてのける話。なにやってるんだ……。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~3

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「『その生徒の名前はマティアスですよね? だとしたら異常なのはいつものことだから放っておいてください』だそうです」

「もう訳がわかんない…」

 

マティアスブートキャンプとして、ダンジョン内を2人で攻略していくことになったルリイとアルマ。

その2人の頑張りを見守るマティアスがとても楽しそうですね……。

実際、苦戦しつつも自分たちなりの工夫をしてマティアスからフォローされることもなく、10層まで到達したのはお見事でした。

そうやってちょっと自信ついたかな、というところでマティアスの強さにより衝撃を受けることになってましたが。

 

ちなみにダンジョン潜りの世界記録は23階らしいですが、30人パーティーを組んでようやくそれと言うあたりに、マティアス目線だと戦力低下著しいな……。

まぁマティアスの前世はとびぬけた実力過ぎて、彼の物差し信用できない部分もあるっちゃあるんですが。

 

魔族の脅威がある中で、マティアスと言う存在がいてくれたことは人類にとっての希望と言えるでしょう。

ダンジョンからかなり貴重な資材確保してきたし、迫りくる魔族の脅威にもいち早く築いて撃退してくれてますしね……。

 

巻末SSは『最強賢者、迷宮で食料を調達する』。

迷宮内部の食糧は毒を有しているため危険らしいですけど、マティアスの知識にはもちろん対策方法もあって。だいたいのこと知ってるな、本当に。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~2

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「あの…入試に何かおかしなところがあった訳では…」

「おかしいのはお前自身だ」

 

マティアスの父親がかつて剣技の試験で2度試験官をぶちのめして、10点満点のところ30点をもらって合格した、というように。

実力主義を謳う第二学園は結構柔軟な対応をしてくれるんですよね。……とはいえ、50t年満点の試験で257点取ってるのはいっそバグでしょ。

マティアス自身ですら「何だこれ誤植か?」とか言ってましたし。それだけ常識外れのことしたんだよ、自覚しな……。

 

その異質さを認めた校長は、排除するような愚は犯さず。

何か秘密があると気付きつつも追求もしないで、むしろ力を貸してほしいと頭を下げられるところは好感が持てますね。

話を聞いて、魔法技術の衰退には何者かの意図があると再確認したマティアスは、面白そうな話だし、暗躍してる輩にも会えるかもと提案を受諾して。

 

自分が目的達成のために歩んでいる途中で、人類が危機に直面するのは望ましくないっていう、利己的な部分もありましたけど。

まぁそもそもが自分の夢のために転生までするような御仁だからなぁ。なんだかんだ知識の伝授には協力的なので、そこはありがたい。

マティアスの無詠唱魔法の派手な実演のあと、ガイザル先生の実践を見ると大分コミカルでしたけど、あれですら今の時代では凄い実績みたいですしね。

 

試験前に知り合ったルリイとアルマとパーティーを組んでダンジョンに挑んだり、少女2人にも惜しみなく知識を与えて常識をぶっ壊していったり。

相変わらず自分の道を突き進むマティアスが面白い。

戦闘を望んで第一紋を手放したマティに対し、ルリイは逆に戦闘よりも付与がしたくて第一紋を喜んでいたりしますし、受け取り方はそれぞれですねぇ。

付与が絡んだときのルリイ、分かりやすく目が輝いてたりテンション高かったりして可愛かったです。

 

巻末SSは『最強賢者、買い出しに行く』。

ダンジョン探索用の装備を買いに行ったマティアスたちの話。彼の知識で対処できる部分も多いけど、ルリイに頼るところもあって、良いパーティーになりそう。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

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「わかったよ 僕に任せて」

 

3つの世界を滅ぼした最強と謳われる竜を、27秒で倒してなお不足を感じていた最強の賢者。

彼の目標は宇宙に住むより強大な魔物たちと戦うことだったが……魔法を使うのに必要な紋章が、本来戦闘に不向きとされる第一紋だったために限界を実感して。

生まれた時に決まるから変更不可な紋章を、転生することによって変えてしまおうと考えて実行できてしまうの、恐ろしいな……。

 

そして実際に成し遂げて、当人の嗜好に合致する第四紋を一度の転生で引き当てて。

マティアスとして新たな生を送ることになった主人公ですが……前世の彼が生きたころに比べて、転生後の時代は多くの知識が失伝して、紋章ごとの扱いもかなり変貌していた。

 

マティアス念願の第四紋は、射程が短い代わりに火力が出る近距離戦闘に特化した紋章でしたが……今世の常識においては「失格紋」と侮られるものだった。

当人はそんなこと関係ないとばかりに、自分のやりたいことをして。不遇をかこっていた長兄レイクの魔法技術を伸ばしたり、天災級の魔物を蹴散らしたり、誰もが驚くような付与魔法を成功させたり、自由で縛られないからサクサク読めて良いですね。

 

巻末SSは『最強賢者、キャンプする』。

合格発表後のレクリエーション的に開かれたキャンプ訓練で、魔物狩りをしてましたが。手加減するように校長から直々に言われてるマティ、面白いな……正しい判断ですけど。

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ちゃか

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