「貴方は立派な人です
努力家で勤勉で 人を大切に出来る人
誠実で優しい 幸せになるべき人です」
扉絵のコミカルさが相変わらずで好き。
表紙絵で抱きかかえられているルチェッタが軽すぎるのを心配しているのに「貧相な身体」とか言っちゃうの、商会長もっと頑張って言葉選んで……。
内容としては10話から14話を収録。
カイルとの距離が近づいて、1週目は知らなかった彼の事を知る度に、ルチェッタの心はかき乱されるわけです。
ルチェッタの前ではカイル失敗続きで、本心が伝わってませんけど。
占い師の前では「婚約指輪渡そうとしたけど、可愛すぎてタイミング逃した」とか言っちゃうからもう……。もっと素直になってイチャイチャして。
まぁカイル、認めてくれる人が居る一方成り上がりとして嫌厭する人が居るのも事実で。
社交の輪で顔を売っていますし、カナリー商会との伝手も出来て、ルチェッタの知る1週目とはどんどん状況が変化していって、上手くいってる部分も多いわけですけど。
成り上がりの彼から挨拶の口づけを受けた手袋を、成り上がりが触れたから処分しておいて、という夫人もまだまだ居るわけです。
まだまだ溝というか、乗り越えるべき障害が多い中で、ルチェッタ=占い師という事実にカイルが気付きそうになっていますが……。天然失言マンというか、ルチェッタ相手には抜けまくっているから、どうなることやら。