「――貴女の幸せを祈っているわ」
爵位目当ての相手と政略結婚する羽目になった上で、彼への恨みに巻き込まれ死ぬことになったルチエッタは、記憶を保持して過去に戻り……。
婚約破棄を目的に動いているわけですが。行動を変えたことで、これまで見えてなかった婚約者カイルの持つ様々な表情を見ていくことに。
……秘密主義なところもあって、そこが気に入らないとルチエッタは伯母相手に愚痴をこぼしてしまう場面もありましたが。うん、アレは言って良い言葉だったと思うなぁ……なんならカイルに聞かせろ。
カイル、ルチエッタに普通に惚れているのに素直になれずに「爵位目当てだ」と目の前で言ってしまう所がダメダメなんだよなぁ……。
貴族に面倒な絡まれ方をして、ルチエッタのアドバイスがあったとはいえ乗り切っていたし、商会の長としては秀でている部分あるんでしょうけど、ルチエッタ目線だとダメな部分が強いからなぁ。もっとカイルには頑張っていってほしいところ。
まぁルチエッタもムキになりやすいタイプだから、なんだかんだお似合い感はあるんですけどね。どうやるのやら。