気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

菊池政治

ハブられルーン使いの異世界冒険譚5

ico_grade6_3h

「お願いしますツカサさん。わたしを一人にしないでください。わたしの傍で、もう少し力を貸してください」

 

ラドリムを排除し、セラフィナを復権させることに尽力した司。

ラドリムの護衛でありながら彼を死なせてしまったということで、領主セラフィナから叱責を受けて、権限をはく奪されたりもして。

あくまでラドリム殺しの犯人という事実を追及されないためで、後日セラフィナ自身の護衛に取り立ててるんだからパフォーマンス以上の意味は無いんですけど。本音と建前って大事ですからね……。

 

ラドリム、セラフィナを追い落として彼女の身柄を条件に商会から協力を取り付けていたり、結構好き勝手してましたけど。実際、領地は貧しくてなにかしらの改革というか、挑戦は必要な状況なんですよねぇ……。

死霊術使える志穂乃は霊魂使った警戒網を敷けたりしてますけど、司とその仲間たちってワイバーン狩ったりしてるし、武力で問題解決するならある程度はなんとかできますけど、経済的・政治的な問題には個人なので弱いんですよねぇ……。

リエラが文官業務できるくらい優秀だったり、セラフィナが領主として少しずつ成長していってますけど、それくらい。

 

そんな中で司は自分に出来る範囲の行動として、まだ調査が終わっていない鉱山に足を運ぶことにして。何もないとは思うけど、念のためくらいの行動だったのに、そこで成果を得てくるんだから中々の運ですね。

それで少しだけ先が明るくなったかと思ったら、次回予告がまた不穏なんですよねぇ。

今回もこの領地再生のためのアレコレの間に、アリアーヌ王女配下の暗殺者が魔族の国にまで入り込んでいて狙われたりもしてましたし。

いつも通りイチャイチャも存分にしてはいましたが……なんか終盤の地の文も不穏なんだよなぁ。これ本当に「契約」の枠に収まるものなの? みたいな。力に溺れで破滅するようなことにはなって欲しくないですけど、どうなるやら。

ハブられルーン使いの異世界冒険譚4

ico_grade6_3h

「裏切り者め……」

「そうですよ」

僕は初めからお前に忠誠を誓ったつもりはない。

 

人類側、勇者召還を行ったゼスキア王国。

魔族側で五大諸侯と呼ばれる有力者が募った軍が勇者に敗走させられて、名の知れた将軍も討たれたりしている様ですが。

召還された勇者であるところのクラスメイト君達は、いなくなった松坂姉妹の事は多少心配しているけれど……司のことにはさっぱり触れてないのが、なんとも。

 

一方の司は、領主であるセラフィーナを追いやって実質的な支配者になったラドリムにすり寄って。

人間である彼が魔族の領主に近付くことを良く思わない人は、当然いたみたいですけど。

危険なワイバーンを討伐してみたり、つけられた部下相手に一対一で戦って圧勝してみせたりと実力を示したことで、受け入れてくれる人も増えて行ったようですね。

……一方で、牢番にわいろを握らせてセラフィーナに接触して、ルーンを用いた【契約】を迫ったりしてますが。隠し立てはせず、受け入れたらラドリムを殺してセラフィーナを領主の席に戻すとハッキリ言うのは覚悟決まってますねぇ。

 

死霊魔術使いの妹、志穂乃の方はかなり司を受け入れていて。地下の探索にも付き合っているし、姉に隠れてアピールしてくる状態で。

美穂乃は相変わらず司に対してツンツンしてましたが……今回、妹も結局は司の毒牙にかかっていたことを突きつけられることになったりもして。

薄々察してはいたでしょうけどね。そうして双子と一緒に楽しんだりとかして、堕落してもおかしくない日々を過ごしつつ……足場を確かなものにしようと動いているのは一貫してますね。

 

自分が疑われないように環境を整えるため、ラドリムを殺すために地下のアンデッドを使ったり。目的のために手段を選ばないところ、司らしいと言えばらしいかな。

叔父に見捨てられ牢に入れられたこと。その叔父が死んだこと。それを成したのが良い人だと思っていたアキミツだったこと。……その結末になると知った上で、彼との【契約】を受け入れたこと。

そういった経験をしたからか、甘さが見えたセラフィーナが領主に返り咲いた時、厳しい態度も見せてしっかりと家内をまとめられるようになったのは良かったですね。

とは言えラドリムよりも与しやすく、【契約】を結び肉体関係を結んだ相手がトップに居るのは司にとってありがたいことで、環境が整って多少落ち着いて過ごせると良いなぁ……って感じではありましたけど。次巻予告が不吉すぎるんだよなぁ……。

若くして引退した銀河帝国元帥は辺境の星でオーヴァーロードと暮らしたい

ico_grade6_3

「全艦、戦闘機動! これより我らは正義を執行する!」

 

若くして銀河帝国の皇帝に才能を見出され、元帥として実績を挙げていたゼンジ。

しかし皇帝が崩御し……次代の皇帝は幼く、補佐につくことになった人物が彼を快く思っていなかったために、元帥の座を追われることに。

ゼンジも恩義があるのは先代皇帝だったことや、オーヴァーロード……竜と呼ばれる高次元知性態の研究をしたいという個人的欲求もあって、ことさら抵抗はしなかったようですけど。

 

権力バランス変わった直後っていうのもありますけど、退役したとはいえ今なおゼンジを慕う人は多いみたいですね。

……先代の腹心で実績ある元帥を追いやれる宰相側につく、後ろ暗いところのある人間も相応に居るみたいでしたけど。

元帥時代からも宇宙に多くいる超常存在と不思議な縁があり……トラブルもありつつも生存してきたゼンジは場慣れしていると言いますか。

オーヴァーロードの強大な力を理解しつつ、必要以上に恐れていないのは良いですね。

 

退役してから住まいを移した辺境の地では、竜とエルフが暮らしていて……竜の子供を狙う密猟者が居てその問題解決に尽力したことで成竜ホルンとの縁が出来たり、ゼンジの恩人である先代皇帝と知己のあるエルフの姫リターニアが訪問してきたり。

……元帥時代になんか別のオーヴァーロードから面白そうなもの託されていたりするし、ゼンジ人たらしが過ぎるというかなんといか。善良な性質の人物なのでわかりますけどね。

彼は辺境に来たことで半世捨て人みたいに過ごそうとしていたわけですが……予期せぬ出来事で後見人となった人物の罪が暴かれて、大騒動に発展したのは……う、膿を早く出せてよかったね……とでもいいますか。お疲れ様です……。


ハブられルーン使いの異世界冒険譚3

ico_grade6_3h

「何が起こってもいいように、最悪のケースを考えながら行動するべきだ」

 

志穂乃の治療を頼んだセラフィナから、病ではなく毒だという事を明かされた司。

それは志穂乃が、死霊魔術というこの世界で忌避される力に目覚めたことが影響しているようで……かつて自分を暗殺しようとした王女アリアーヌの影を感じるわけです。

さらに、元クラスメイト達を戦力として確保した人間の国と魔族間の戦争も過激化しており……この世界で、特に魔族の国で人間である彼が生きていくには何かしらの後ろ盾が欲しい。

 

単純にセラフィナに取り入って、彼女に取り替わろうとしている叔父ラドリムを排除する方向にいくのではなくて。

自由傭兵としての活動実績を積み上げていくことで、ラドリムの眼にとまるようにして、彼に取り入ることを選ぶあたりが捻くれてしまった司らしい。

……いやまぁ、最後セラフィナに接触して契約のルーンを持ち出しているあたり、ずっとラドリムを仰ごうとしてるわけでもなさそうですけどね。

ラドリムの性格を想えば今は認められて仕事を任されていても、いつ排除されるかわからないしな……。

 

そうやってファンタジー方面での状況も進展しているわけですが。

美穂乃との関係に気付いた志穂乃。かつて想い人と姉が先に付き合うことになりコンプレックスを強めることになったこと、この世界で寝込んで孤独を感じていたことから、「見捨てられるのは嫌」という想いが強まって自ら踏み込んで司との関係を深めることを望んで。

さらに、大家さんのシルエとも肉体関係を持つことになったりと、順調にハーレム築いている感はありますが。他の転移者たちが、魔族の軍に対して優位を取るだけの戦果を挙げる強力さを示している一方で、司はまだその領域になくて。仮に今正面からラドリムと戦うことになったりしたら、彼を支持する派閥の戦力も加味するとかなり厳しそうですから司らしい工夫には期待していきたいところ。

ハブられルーン使いの異世界冒険譚2

 ico_grade6_3

「ああ、司だ! 志穂乃、助かりたかったら僕と【契約】しろ!」

 

病床の志穂乃を救うためルーンを用いた【契約】を交わした司と美穂乃。

高位の跳躍スキルを持つ領主の少女、セラフィナに必要な素材を教えてもらった2人は、採取のために危険地帯であるギヴァ渓谷に向かうことに。

そこで危険なドラゴンと対峙する羽目になり……美穂乃に突き飛ばされ、戦場を一時離脱することになった司でしたが。

【契約】の縛りはかなり強力で……義務を果たせ、と彼を苛むことに。美穂乃の生存を確認できたのは良かったですけど、魔術による契約、なかなか融通が利かなくて大変ですね……。

 

終盤に司も反省してましたけど、「志穂乃の病気を治すために協力する」ではなく「志穂乃を救うために協力する」と言った影響か、薬が完成してからも2人の契約状態が継続してたりしましたし。契約を結ぶ時は気を付けた方が良い、と反省してましたが、それはそうだよ……。

まぁ美穂乃と契約をした際は、司を裏切った友人・柊恭弥の方が信頼できるというような言葉を美穂乃が言い放ったせいで司も冷静じゃなかったから、多少同情の余地はある。

今回のプロローグがまさに恭弥の裏切りのシーンでしたが、「俺を信じたのはお前の勝手」とか言ってきたりして、なかなかに恭弥も歪んでるな……感はありました。

 

薬は無事に完成させることが出来ましたが、セラフィナが幼いため後見人を務めている叔父が彼女を軟禁状態に置いたことで、面会が叶わない状態が続いたりとかのトラブルも起きていました。

司の排除を躊躇わず実行した王女も健在ですし、あちこちきな臭い世界ではあるので、なんというか今後も司は巻き込まれていきそうだな……という予感しかしませんでしたね。

……そもそも志穂乃は病気ではなく、毒を盛られた結果だなんて話まで出て来てますし。

 

美穂乃、契約の関係もあって抱かれ続ける中で司に絆されている部分も出てきてるみたいでしたけど。リエラに教育を受けているときのエクストラエピソードで、彼女は比較的恵まれた環境に居て、自分なりの「普通」を信じていて、その「普通」から外れた「かつてよく遊んだ幼馴染」に向ける無自覚な視線はどんな蔑みの言葉よりも残酷だった、的なことが地の文で書かれていて、まぁ……そういう娘だよなぁ、……という納得はありました。

ハブられルーン使いの異世界冒険譚

ico_grade6_3
「期待外れで悪かったわね」
「期待なんて初めからしてないよ」

 

級友たちと共に異世界に召喚されたものの……召喚者である姫様に不審なところを感じていた司。

それを疎遠になっていた友人を信じて相談したところ……裏切られ、城を追われることになって。異世界で頼れるものもなく、色々とひどい経験をしたみたいで彼は大分異世界に適応したというか、荒んでいきつつとりあえず生きてはいけるようになった。

 

そんなある日、幼馴染の少女・美穂乃が、病に倒れた双子の妹・志穂乃を救うために城を出て……司を頼りに来たわけですけど。

序盤で「幼馴染だから助けてくれたんだよね」とか言って、司に「そんなわけないだろ」とバッサリ切り捨てられる程度の関係。……いやまぁ、昔は仲が良くて、進学するにつれて距離が出来て、異世界で司が追われることになったことで完全に歪んでしまったというのは考慮する必要はあるでしょうけど。

……それにしたって、美穂乃の振る舞いは頼って来た相手に向ける態度じゃなかったですしね……。

 

明確に描写されてはないですけど、城を追われてから大分司も苦労して荒んだみたいですけど、そんな彼に「自分たちを見捨てて逃げた」みたいな物言いまでされちゃ、そりゃ司も怒るってもんでしょう。

そこで追い出すのではなくて、異世界で司が目覚めた才能であるルーンを用いた『契約』をするあたりは、まだ若干甘さが残ってるな……という感じもしましたが。

城に滞在していただけの美穂乃は異世界の金を持っているはずもなく。自分の身体で協力の対価を払うことになって……というあたりが実にノクターン。

あとがきに寄れば、エロにもシリアスにも本気の作品を書きたかったとのことです。面白くなりそうな要素はありますが、まだまだ序章なので今後の盛り上がり次第ですかねぇ。

賢者の孫3 史上最強の魔法師集団

ico_grade6_3

『魔人共……覚悟しろよ? 一体残らず討伐してやるからな!』

 

シンの影響を受けて、常識はずれの能力を得た究極魔法研究会の面々。

軍のトラウマ製造機とすら言われる「災害級」の魔物をそれぞれ単独撃破できる能力を持つ一大戦力。

今回はシン達が台頭するのと同時期にオリバーが暗躍して、磨人という人類の敵とされる敵が生じたから良かったですけど。

これで敵がいなかった場合、アレだけの力を持っている国は脅威だ、と恐れられる可能性もあったわけで。まぁ、上手い事時流にのった感じはあります。

 

オリバーの過去。なぜ帝国を恨み、理性もつ魔人となったのか。

割に壮絶な過去ではあると思いましたが。帝国という土壌で、ああいう事が出来たのなら過去にもオリバーのように大事なモノを奪われた人って言うのは多くいたと思いますが。

実際、オリバーの魔力があったとはいえ、魔人の集団ができる程度には騒動の種がまかれていたわけですし。よくもまぁ、これまで魔人が発生しなかったな……と別のところに感心してしまう。

 

オリバーの目的は、帝国を滅ぼすことのみ。

それを達成した現在は、この後どうしようかと考えている状況のようで。

力を得たことに慢心した連中は、オリバーの元を離れ戦争を始めますが……オリバーのように自ら覚醒したわけでもない人工の魔人がシンたちにかなうはずもなく。

あっさり蹴散らされてましたね。最も、この世界における一般的な兵士たちからすれば驚異的な戦闘力を持っているようですが。

流れとしては分かりやすい、といいますか。苦戦することがないので、さらっと読めますね。



賢者の孫2 破天荒な新英雄 

ico_grade6_3

「好きだよ、シシリー」

 

魔人を退けたことにより、勲章をもらったシン。

ただし、理性ある魔人シュトロームを倒した時の出来事が心に引っかかっていて。

敵が生き延びているのではないか、という疑いがぬぐえなかった。

……実際に生き残ってて、帝国で大暴れして発覚するんですけどね。

 

シンがいかに強かろうと、常識はずれの魔術を使えようと。

一人でできることには限界がある。

だったら、身近にいるみんなを強くすればいいんだ! と強化イベントが発生。

合宿をやったり、いろいろと特訓していくんですが……ここで、成果がサクサクでて、面白いぐらい実力が伸びていくあたりは難易度低すぎだろ、って感じですけど。

 

味方の実力が隔絶しているから、戦闘とかあろうとも、心配せずにスルスル読めるのは利点なんじゃないですかねぇ。

起伏に乏しいという見方もできますが。

シンとシシリーは、前々からお互いの事を想っているのが周囲にバレバレだったわけですが。ついに告白して、付き合い始めることに。

……その前からさんざんイチャイチャしてたから、今更付き合うと言われてもなぁ、というところはありますが。ちゃんと踏み込んだのはいいことでしょう。

帝国でヒャッハーしている人のせいで、「戦争」って単語が絡んできますが……なんか緊張感に欠けるよなぁ。

賢者の孫2 破天荒な新英雄 (ファミ通文庫)
吉岡 剛
KADOKAWA/エンターブレイン
2015-10-30
 

賢者の孫 常識破りの新入生

ico_grade6_3
「マーリン! アンタは……アンタは何でこの子に『自重』を教えなかったのさぁ!!」
「確かに……」
「これはちょっと非道いですな……」


小説家になろう発の、異世界転生もの。
転生した先でも赤ん坊のころに家族を亡くし、「賢者」と謳われるマーリンに拾われる。
そして彼に孫として育てられ、賢者の知人に鍛えられ。
更には現代で得た知識も活用して、特訓に特訓を重ねた果て。
主人公のシンは、賢者ですら目を疑うような隔絶した実力を身に着けていた。
というか、通信設備もまだ発展していない世界で、空間転移の魔術を開発してしまっている時点で色々と間違っている。

賢者も、孫がどんどん吸収していくのが楽しくて、うれしくて、魔術ばっかり教えていて。
結果として、常識とかすっ飛ばして魔術特化の『賢者の孫』が完成する、と。
あっさり一人で城落とせそうですな。
ま、自重という言葉はないけれど、困っている人を助けたり、実力があるのだから危険に立ち向かったり出来る好感の持てる少年です。

さすがに、常識も何もない状態で世間には出せない、と学校に通うことに。
……もうちょっと早く誰か思い出してあげればよかったんじゃないかなぁ。
賢者自身も自重を知らない性格だから、無理か。
そして学校で、皇子と出会ったり、友人ができたりと、順調にイベントこなしていますね。
「小説家になろう」の異世界転生ものとして王道の展開で、かなり読みやすい感じでまとまっています。

賢者の孫 常識破りの新入生 (ファミ通文庫)
吉岡 剛
KADOKAWA/エンターブレイン
2015-07-30

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ