気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

葉月翼

野生のラスボスが現れた! 黒翼の覇王2

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「其方が正しいと思う道を進めばいい ……少なくとも余の知るメグレズとはそういう男だった それに余は負けたとはいえあの戦いを恥じても悔いてもおらぬ」

 

暴走していた十二星天の一人アリエスを叩きのめし、主の帰還を認めさせたルファス。

かつて最初に仲間にしたアリエスが、改めて配下を集める旅でも初めに同行することになる展開は熱い。

……存在感の薄いディーナ相手に、「驚きました! あそこから移動できたんですね!」とか言って、コントみたいなやり取りしてるところは笑えた。

 

原作でも散々な扱い受けてる敵キャラ七曜のマルスが、格好つけて長文台詞喋ってるところを、五月蠅いとシンプルに殴り飛ばすコマがやっぱり面白いですね。

いやあれは確かに五月蠅いよ……。

かつて自分を裏切った英雄の一人とも再会したルファスでしたが……彼は異世界ゲーマーな自分と違い、この世界で生きている存在だと突きつけられることになってもいました。

 

召喚されたときから、ゲーマーな彼が丁寧にしゃべろうとしても覇王フィルターかかって、威圧感のある物言いになってましたが。

こんな状況でも『ルファス』として適切な言葉かけられるのは便利ですねー。

その助言を受けてメグレズも、かつて夢みていたころの自分を多少なり取り戻せたみたいですし。

 

次なる目標は、覇王ルファスを慕う人々が作り上げた「黒翼の王墓」という場所を守っている十二星天リーブラの回収。

現在の人類は結構追い込まれていて、ルファスの墓に残された覇王時代の装備は喉から手が出るほど欲しい。だから、ルファスが使わないものだけでも残しておいてほしいとお願いされてましたが。

 

……実際、武器を求めて挑んだ戦力が何度もリーブラに蹴散らされてもいるみたいですし、随分な窮地だったんだなぁという感じがある。

王墓の警備としてルファス謹製のゴーレムが配備されていて、主ルファスには手を出してこないけど、忘れ去られてるディーナが追われてるのはいつものノリですね。

リーブラとの再会と合流までパパっと解決してテンポよく進んでました。

小さな絵でしたけど光り物によわくてそわそわしてるルファスの姿みられたのも微笑ましくて良し。



野生のラスボスが現れた! 黒翼の覇王1

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「よくぞ余が居ない間ここを守り続けてくれた」

「勿体なきお言葉です!」

 

同名作品のコミカライズ。

『エクスゲート・オンライン』という異世界ミズガルズを舞台としたオンライン・ゲームにハマっていた主人公。

プレイヤーが国を立ち上げられるし、国家間で戦争を行うことも出来るシステムがあり……ルファスというキャラクターを作り上げた主人公は、存分にそのシステムを活用し、一度は全勢力を支配下に置くまでになった。

 

しかし一強状態はゲームとしては面白くないため、他のプレイヤー達と結託して覇王ルファス討伐というプレイヤーイベントを開催したり、存分に楽しんでいたようですが。

ある時ログイン画面で不思議な演出を目撃し……気付けばルファスの姿で異世界ミズガルズに降り立っていた。

異世界においても覇王になったルファスは、仲間の裏切りに会い封印され……未来において勇者召喚を試みた国家が、誤ってその封印を解いてしまった結果みたいです。

 

ラスボスじみた存在を解き放ってしまったことに、勇者召喚しようとした人々は震えてましたが……。

肉体はルファスでも、中身はゲーマー主人公なので、覇王としてふるまうつもりはないとだけいい捨てて世界に飛び出すことになります。

そしてかつての拠点で参謀として作ったキャラ、ディーナと再会を果たして、彼女から現代の情報をもらいつつ、以前の配下を集めるべく動き始めるという展開。

説明が多く感じる部分もありますが、ルファスの強さや分かりやすいノリも健在なので、良いコミカライズだとは思います。

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ちゃか

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