気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

葦原大介

ワールドトリガー8

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「この程度でオレに勝てる気でいんのか!? 雑魚トリガーが!!」
「当然だ」
「貴様のようなやつを倒すため 我々は牙を研いできた」

大規模侵攻編がどんどん進んでいきます。
エネドラが命令違反でボーダー本部に襲撃を仕掛け、パニックに。
ハイレインはそれを黙認します。まぁ、もてあましていて、回収の言訳が立つからいいか、というようなスタンス。

一方で、ヒュースとヴィザの足止めを図るレイジ。
オールラウンダーの面目躍如というか、この二人相手に、時間を稼げるあたり相当ですよね。
けっして派手なわけじゃない。むしろ派手さでいえば、ヴィザ翁の星の杖発動シーンの方がよっぽどですが。
それでもレイジさん格好いいなぁ、最後に一矢報いて、基地に戻ってからも行動するあたり。
自分がまけても「玉狛」の負けではない、と。

千佳がサイドエフェクトでヒュースたちの接近を察知してます。
ネイバーには問答無用で反応するのか。しかし、空閑を察知したことってないよな。
トリオンの動きを把握しているのだと、空閑にも気づくし、ボーダーの位置だってわかることになりそうですが。
どうやって、何を察知しているのか微妙に気になる。

そして戦況はどんどんと変わっていき、C級一行に迅と空閑が追い付き敵を分断。
ヴィザ翁と空閑が戦うわけですが……しかし、掲載時にも思いましたが、アフトクラトルのマント便利ですよね。
錨印防いだり、損傷した後、修復されてるっぽいし。まぁ、修復というかトリガーなら発動しなおしてるとかそういうところだと思いますが。
ボーダー防御手段シールドと、レイガスト、エスクードしか出てきてないからなぁ。こういう着用型のがあってもいいんじゃないだろうか。
バッグワームとかはレーダーに映らない支援タイプだしなぁ。そういうので防御型ないのだろうか。
スコーピオン全身に待とうとトリガートリオン消耗するとか、バッグワームも着用中じわじわとトリオン消費するとかあるから、非効率なのかなぁ。

修が戦闘の中で、A級1位の射手と出会います。
出水、結構いいキャラで好きですよ。この出会いによって、修に得るものがあればいいんですけど。
付き合いができて、いろいろ教わるとかでもいいですし。
しかし千佳トリオン使ったアステロイドは、本当に恐ろしい威力だな……ラービット粉々。

カバー裏はヒュースにヴィザ翁。
最先端トリガーを操り、若くして遠征部隊に入っているのに、迅と相対した急いて下っ端ぽく印象操作された、とか。
ヴィザは色々盛りすぎの豪傑で、ワールドトリガー世界の最強キャラ候補だとかまたいろいろ書かれています。
狙撃したのちに飛び降りしている場面が多い荒船さんと、オペレーターの綾辻、三上、国近の三人について。
相変わらずカバー裏では遊んでるなぁ。
個人的には荒船さんの「むしろ飛び降りるのが目的でわざわざビルから狙撃してる可能性まである」ってところに吹いた。これで、いつかまた荒船さんが狙撃からの飛び降りを見せたら絶対に笑う。


ワールドトリガー7

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「こっちは「部隊(チーム)」なんで 悪いな」


大規模侵攻編も順調に進行。
アニメ化も決まって、二か月連続だとかで飛ばしてますねー。
好きなシリーズなので、アニメも面白いといいんですが。
日曜の朝六時半とか……早いよ。どの層狙ってるんだよ……。

修たちのピンチに駆けつけたのは、玉狛第一の先輩たち。
ボーダーの先輩たちが本当に頼りになるし格好いい。
金の雛鳥、称して千佳を目標に侵攻のグレードが上がってきました。
人型が出陣し、その中には黒トリガーも多い。
アフトクラトルの目的が読めないほどの本気さですが。
それに蹂躙されるだけじゃなく、抵抗できるだけの力をボーダーが蓄えているのはいい感じですね。

個人的には、ランバネイン戦が結構好きです。
弾バカな出水が結構キャラとして好きなんですよねー。
作者解説によると、当初あそこでやられる予定ではなかったということで。
見事に未来を変えたA級隊員とB級合同のチームワークの勝利。
個人個人の技量だけで終わらないっていうのがいいですよねー。

毎度お楽しみなカバー裏。
今回は、ランバネイン、エネドラ、村上、来馬、太一、茶野隊が紹介されています。
エネドラ、角の移植前は真面目ないい子だったという設定があるそうですが、多分もう書く機会ないとばっさり。まぁ、そりゃそうですよね。本誌の方で敗北した上に味方にやられてるものね彼。

合間に挟まっている、キャラ紹介とかも相変わらずいい感じです。
ラービットのモッド体についても書かれてましたねー。
砲撃メインのランバネイン型。磁力を使うヒュース型。液体攻撃してくるエネドラ型。
それぞれの個性があるようで。たとえばランバネイン型は、ランバネインの性格の影響か、やることが派手で捕獲任務に向いてないと断言されてましたね。
あれ、どこかにそんなトリオン兵いなかったか。砲撃と捕獲という相反する使命を任された、コンセプトのゆるい・・・バンダーでしたっけ。あの解説が地味に好きなんですよね。
コンセプトゆるくて、修にやられてしまったとか書かれているあたり。

ワールドトリガー4

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「大丈夫だ……」
「未来はもう動き出してる……」

空閑の黒トリガーを狙って動き出した刺客、A級部隊4チーム。
相対する、S級の迅と嵐山隊。
迅が本当に格好良くて、良い先輩だなぁ、と思います。
今回は立ち位置から敵対していましたけど、そんな迅をしっかり評価している風間や太刀川も嫌いじゃないです。
勧められて素直にぼんち揚げ食ってるとこ描かれているのはもしかして初だろうか。
迅がランク戦復帰するって話をしたときの太刀川と風間の表情の差がいい感じ。

その戦闘の様子と合わせて、ボーダーの使うトリガーの解説も入ってきましたね。
今まで何となくの流れで描かれていた、武器の設定とかが色々出てきて、結構作りこまれているなぁーという感じが。
迅とA級部隊の戦闘とか、見やすくていい感じですし。

地味に活躍している佐鳥とか、迅との戦いを楽しんでいる太刀川さんとか。
いいキャラクターが多いですよねぇ。
派閥的に敵対している陣営の人々も、嫌いじゃないです。

空閑も、なんとか無事に入隊できて少しずつボーダー内部のことも描かれてきてます。
新人の三馬鹿トリオ・・・いや、実は素質で言えばオサムより上なんだけど・・・とか。
烏丸の弟子になったオサムに嫉妬する木虎とか。木虎、初期の高飛車な感じからすると、なんか面白いキャラになって来たな。

間に挟まっているネタ、今回はトリガーの解説まとめだったりしまsが。
ジャンプNEXT!掲載の番外編四コマがゆるくて笑えた。
部隊章ができるまでと、三輪隊長の悩み。いや、どっちもコメディよりですが。
個人的には部隊章の三コマ目と完成図が素晴らしいと思います。


ワールドトリガー3

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「…………別にそんないいもんじゃないよ ぼくはただ」
「自分が「そうするべき」と思ったことから一度でも逃げたら きっと 本当に戦わなきゃいけない時にも逃げるようになる」
「自分がそういう人間だって知ってるんだ」
「だからぼくは人のためにやってるわけじゃない 自分のためにやってるんだ」


オサムがまっとうに主人公しているなぁ、と。
トリオン能力も低めで、戦闘に関してはからっきし・・・まではいかないものの、大分劣っているのは確かなわけで。
それでA級を目指して動こうっていうんだから、なかなか大変そうな未来が待ってそうですが。
チカが行動を起こすと決めて、止めても聞かなそうだから手伝う、とそう言えるオサムは中々格好いいと思いますよ。

ボーダーも組織であるから、派閥なんてものが色々あるわけで。
ネイバーに恨みを持つから排除しようって派閥。街を守るために力を尽くす派閥。
ネイバーにも良い奴いるから協力しようぜって派閥。
やたらと手助けしてくれている、迅は三番目の派閥、玉狛支部の人間だそうで。
空閑をボーダーに入れることで、立ち位置を落ち着かせようと画策してます。
玉狛の面子が味方になってくれて、居場所がとりあえず確保できたのは良い事かな。

空閑の父から受けた「3つの教え」。こちらの世界に来た理由と、オサムの誘いを受けて決断したこと。
オサム、空閑、チカのチームは、どんな結束とか行動を見せてくれるのかこれからが楽しみ。
千佳は圧倒的なトリオン量あるし、空閑は黒トリガーあるし、そうでなくても戦闘経験や技術に知識とか色々持っています。けれど、このチームのリーダーは二人の意見もありオサムになるわけで。
なにかを掴まないとオサム、結構大変そうだけどどうなることやら。

相変わらず話の間に入っているオマケが笑える。
「連載前のスケッチブックが発掘されたので 昔のあいつら」とか載ってますし。
嵐山とか時枝とかほんと「誰・・・?」って感じで変わっている。
当時の設定では嵐山隊はダメな隊長をデキる隊員がサポートとかだったそうで。
広報も兼ねているって現行の設定とはだいぶ違う。

最後、派閥絡みで動きがありましたが。
やばい、迅さん格好いいんですけど。

ワールドトリガー 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)
葦原大介
集英社
2014-03-04

ワールドトリガー2

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「ごまかす必要ないだろ 誰かを助けたいってのは立派な理由じゃん」
「…………」
「……そんな立派な話じゃない ぼくがボーダーに入ろうと思ったのは……」
「何もできない自分に腹が立ったからだ」


新しく表れたネイバー。
空を飛ぶ爆撃型の敵。それを退治にいった木虎。
一方で、オサムは武器がないなりにできることを、と街の人の救援に向かう。
木虎もA級だけあって、初見の相手でも有効打を与えられるあたりさすが。
ただ、詰めが甘いというか、少ししくじりもあって焦ったりしますが。
こっそりと空閑が手助けして、無事に事件も解決、と。
空閑に「あいつはおまえとは見ているものが違うよ」と言われて、それを認めたり、自分がやってないことまで自分の手柄にする気がないというあたりだったり。
木虎なんだかんだでいい子ですよね。

少しずつ情報も出されていってますねー。
トリガーを起動している際に、様子が変わるのは、使用者の肉体をトリオンで作った戦闘用のボディと置き換えているからだーとか。

突発的に表れる門に対策を打って、オサムの勝手にトリガー使用した問題もとりあえず何とかなった…
と思ったら今度は空閑の方の問題が浮上してくるわけで。見せ方が上手いよなぁ、と思います。
空閑とオサムが本当に、なんだかんだで良い付き合いをしているよなぁ、という感じで。
こっちの世界に来てから、オサムに出会えたっていうのが空閑にとっては良い事なんじゃないだろうか。

実力派エリートを自称する、迅。
実際、その謳い文句に恥じない行動力ですねー。
飄々としながらもやることをやっているキャラは結構好きです。
要所要所でなぜか延々と「ぼんち揚げ」を食べているのが個性になってますが・・・その流れで作者さんのところに製造会社から送られてきたそうで。

間に相変わらずキャラクターなネイバーの設定が乗っていますが。
「バンダー」の解説が泣けた。捕獲と砲撃という相反する任務を課せられた哀れなトリオン兵・・・
作者に「コンセプトが緩かったため、残念ながらオサムにやられてしまった」とか書かれていますよ。
うん、要所要所で笑えるネタ挟んでくるなぁ。


ワールドトリガー1

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「みんなを助けたのは空閑だ」
「なんだそりゃ? 学校のやつらを助けたのはオサムだろ?」
「…………え?」
「オサムが逃げ遅れたやつらを助けて そのあとやられそうになって それをおれが助けたんだろ?」
「おれはオサムしかたすけたおぼえないぞ?」

結構気に入っているシリーズ。
本誌で読んでいたんですが、コミック持ってなかったので、思い立ってKindleでまとめて購入。
近未来のSFといった感じですか。
ある日、異世界への門が開いた街、三門市。
「近界民(ネイバー)」と呼ばれる彼らによって侵略を受けるものの、陰で対策を練っていた人々がネイバーを撃退。
防衛機関ボーダーを設立し、街を守っている。
ボーダーに属するC級隊員のオサムと、ネイバーの少年空閑。二人が出会って物語が動き出す、と。

オサムが弱いながらも、自分のやり方を守っているのが好印象。
一般人には、ボーダーの使う武器「トリガー」を使わないことだったり。
例え自分では勝てない相手だろうと、守るために挑む覚悟だったり。
無茶や無謀と呼ばれる類の行動が目立ちますが、それでも、と行動を起こせるのは良い事なんじゃないかと。
そもそも、C級隊員である彼は、訓練生なので、勝手にトリガー使っちゃいけないんですが。
ルール護って見殺しにするよりは、という判断が出来るのはいいですねー。

空閑に関しては、ネイバーとして門の向こうで過ごしていたから、こっちの事情には疎く、問題行動を起こすことも。
オサムとは案外いいコンビなんじゃないのかなぁ。
気苦労が絶えなそうだけど。
空閑との付き合いで注目を集めていますが、オサムがどうなっていくのかが気になりますねー。
木虎が高飛車で主人公の行動を責めてますが・・・そのあと空閑に指摘されて、ギクリとしている場面とか可愛いところもありますよね。
どのキャラクターもキャラごとに魅力あって、結構いい感じ。

あとは、話の合間にキャラクター紹介とか「脇役列伝」とかが乗っていて、中々笑える。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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