気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

Mebius World Online1~ゲーム初心者の真里姉が行くVRMMOのんびり?体験記~

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「なんでお前はそんなにしてくれるんだよ。誰も助けてなんてくれなかったのに」

「なんで、か。なんでだろうね? 私にもよく分からないよ」

「……変やつ」

「それは酷いなあ、これでも君よりお姉さんなんだよ?」

 

主人公の真里は、母が亡くなってから弟妹を守るためにバイトを掛け持ちして働き続けていた。

そしてある日疲労がたまり駅の階段から落ち……五年も昏睡状態になってしまう。

その5年の間に、弟も妹も成長して今までの恩を姉に返そうとする話。真里の意識は戻ったけどまだリハビリがいる状態。

理学療法士を目指している弟はそんな真里の生活をフォローしてくれるし、妹の方は投資家として成功していて金銭面でバックアップしてくれる。

 

というバックボーンのある真里が、医療用フルダイブ技術を基に開発されたVRMMOゲームをプレイする話です。

弟妹から「たまにはゲームでもしなよ」と勧められて、初心者ながらプレイすることになったゲーム。

リアルではまだうまく動かないけれど、ゲームの中では問題なく活動することができて。

 

ゲーム的に言えばスキルとかステータスによって自身が強化されて、戦士とか魔術師とかになれるわけですが。

真里はそういう方面のプレイは、自分から乖離しすぎてやりにくいと考え器用さを表すDEX補正が高い道化師の職業に就くことに。

……STR補正低くて、包丁でジャガイモすら切れなかったりするのはちょっと笑った。そしてスキルで解決してるので、乖離しすぎるの心配してたけど意外と普通に魔術師とかもできたと思う。

 

β時代は普通のRPGゲームだったみたいですけど、正式リリースの際にNPC達のAIが高性能になって。

スキル習得のためにはNPC達と交流しないといけないけれど、前線組のプレイヤーには横暴な人が多く、NPC好感度が低下しまくって。

2番目の街とかは特にヤバくて塩対応されまくりみたいですね。

真里はそんなこと気にせずプレイして、NPC住人と仲良くなって身内認定までされるほどになって。生産スキルを伸ばしてるプレイヤーとも交流が出来て、彼女なりにゲームを満喫してるのが良いですね。

 

とは言え、ドロップが渋くなった世界でモンスターを丸ごと一匹捕縛できるスキルを習得したり、ロリ体型なのでどうしても目立ってしまうなどの事情があり、注目され始めてますが。この状況で予告されてる第一回イベントがどうなるかが心配にはなりますね。

1巻だと真里の事情とゲームの世界観説明が多くて、物語の進みとしてはゆっくりです。これからどうなりますかね。

転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~2

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「神々に後で文句を言う必要はあるとして、やらないといけないんですね」

 

これまではこっそりと魔物を狩ってばかりだったカインも、十二歳になりようやく正式に冒険者として登録できることに。

また、王立学園に通う年齢になったので入学試験を受けてましたが……。そこでも無茶をしたなぁと言うか。実力を存分に発揮して周囲を慌てさせることになってました。

 

……入口うっかり間違えたせいで平民に誤解される一幕もありましたが。叙爵して、一家の当主になったカインではありますが、こちらの世界の常識に疎すぎる部分があるよなぁ……とは思いますね。3歳で記憶を取り戻してから既に9年過ごしている筈なのに。

そんなカインは、神々から指示を受けてとある場所を訪れますが、そこで意外な人物と出会い修行を付けてもらうことに。

 

転生モノだとよくある、リバーシを商標登録して売り出すってことをカインもやってましたが。この世界の娯楽の少なさについて理由がついたのは良かったかなぁ。

カインは今後強大な敵と戦う必要があり、それには今のままでは力が足りない。だから鍛える。時間の流れが違う場所だったため、存分に腕を磨くことが出来てましたが……「次の休日2日で間に合うはず」とか言って実際にはもっとかかる修行を課して来たのとか、どうにもモヤモヤする部分はありましたねー。この神々の感覚は合わん。

まぁそうやって入学直後に特訓した甲斐があって、その後に起こった騒動に対処できたわけだから間違ってはないんですが。


転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

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「陛下、できれば今まで通りでお願いします。私はガルムの息子であり、ただの十歳の子供です。たしかに前世の記憶はありますが今の生活に満足しております」

 

幼馴染の妹を庇って死に、異世界に転生する事になった主人公。

辺境伯家の三男カインとなった彼は、家を継ぐ必要もないし魔法のある世界で冒険者にでもなろうと思って、魔法の勉強などをしていましたが。

五歳で洗礼を受ける時に、この世界の神々7柱全てから高レベルの加護を貰った結果、ツッコミどころしかないステータスを獲得。

 

表に出すわけにもいかないと隠蔽するくらいの考えはありましたが……それはそれとして世間知らずな彼は、本人としては自重してるつもりでも常識はずれな行いを重ねていくこととになります。

 

お世話になった家庭教師に国宝級のマジックアイテムを贈るし。こっそり冒険に出かけてソロでドラゴンを狩るし。魔物に襲われていた人物を助けたらお姫様で、婚約することになったし。

叙爵して屋敷のお披露目会を開くときに前世知識と魔法の組み合わせで、今まで存在しなかった様々なものを作り出すし。自重って、どういう意味だったっけ……。

まぁそれだけの力を与えた神々にも思惑あってのことらしいですし、今の治世を揺るがすつもりもない彼が力の持ち主であったのは良い事でしょう。

ヘルモード~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~

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「僕に今回の件、解決させてくれないかな。何とかできそうな気がするんだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで131日まで。

 

やり込み要素の強い……というか、1レべ上げるのに1か月かかったり、ドロップが渋かったり、人によっては理不尽だと思うような難易度のゲームをこよなく愛していた主人公。

しかし最近はそうした厳しさは求められておらず、ぬるいゲームばかりになって不満が募っていた。

そんな彼が見つけたのが、『終わらないゲーム』への正体を謳ったサイトで……。

 

かなり細かい設定が出来たので、スタッフの遊びで作られたという「育成に必要な経験値などがノーマルモードの100倍になる」ヘルモードを設定。

レアリティの高い職業を選ぶと、身分が下がる世界で……当然のように最高ランクの召喚士を選び農奴スタートをすることになる。さらには、召喚士は試験運用中だという警告文が出たけれど、なおの事面白いと突き進み……。

 

気がついたら彼は、自分が設定した通りに異世界の農奴・アレンに転生する事になります。

ヘルモードは育成難易度が極端に高い分、成長限界がないというメリットもあるので、アレンは幼少期から取説もない状態で試行錯誤しつつ、自分のステータスを伸ばそうとします。

いやぁやり込み好きなゲーマーの執念を見たというか。絶対自分だったら何処かで投げてそうだなぁと感心してしまいました。

自分の特訓を詩ながら家族を思いやり、村に課せられた課題を乗り越えられるような提案をする。……割ととんでもない事やってますよね、アレン。続きが気になってWEBを読み始める位には気に入りました。

ソード・ワールド2.5リプレイ 水の都の夢みる勇者3

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『カイルバーン。改めて質問です。人生とは、何ですか?』

 

「第七話 一射必中のモーレス」、「第八話 竜の血は強すぎる」、「第九話 あなたがあなたに気づく日」の3話を収録。

第一部最終章、とあらすじには書かれていましたね。

最後の方にGMが第二部の予定もあるみたいなこと書いてましたし、彼らの今後にも期待。

 

ニコが抜けた分を補うために、新しい仲間が参戦。

神官枠かと思いきや、プリースト技能持ってるけどメインはシューター。

まぁ、GMの采配で回復アイテム渡されてたので、それを活用する前提の技能構成にしていたようですけど。

 

アイリスから依頼を持ち込まれて、彼らが倒した魔将のダイアナ。

彼女の使っていた研究所の調査に行ったら襲撃されて、犯人の捜索に出たら別の魔将と遭遇したり。

カイルバーンの秘密が明らかになり、因縁の対決をしたりしてました。

あそこで倒す以外の選択肢を探す当たりが、彼ららしいですねー。

そして最後は、最終章に相応しい総力戦。各地を巡り、これまでに出会った人々の協力をフェローという形で得ての決戦で中々見ごたえがありました。

やっぱりリプレイ読んでるとTRPGしたくなりますねー。



ソード・ワールド2.5リプレイ 水の都の夢みる勇者2

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ラティ え?

ニコ ん、なにか問題でも?

カイルバーン この人、お金を借りているくせにお金を貸している!?

一同 (爆笑)

 

第四話「海底に射す光」、第五話「夜の目たちの夜想曲」、第六話「聖ニクラウスの墓」の三話収録。

護衛として雇われて、豪華客船に乗り込んで船旅へ。

まぁ、ソード・ワールドで船旅なんかプレイヤーがしたら、そりゃあ襲われますよね……って感じですが。

海底のダンジョンに挑んだり、踊り子を助けたりしてましたが。

 

ここでも300年前の勇者と魔神の因縁が関係してきて。

魔神と蛮族が手を組んだ奈落連合軍とかも出てきてますしねぇ。

うっかり抵抗失敗してラブソングの影響を受けてるニコとフィディックの場面に挿絵ついてたのには笑った。

昔の知り合いだとしても、護衛の依頼優先で考えるニコの思考回路とかも嫌いじゃないです。

 

他のメンバーとの交流も楽しかっただけに、ニコが離脱してしまうのは残念でならない。

リアルも大事ですからね、仕事の都合となると無理も言えませんが。

そのため今回はニコに焦点を当てたキャンペーンになっていて。参加できる間に出来る範囲での決着を、というGMの采配は素敵だと思います。

3巻出るとして、戦闘バランス的に新キャラ加入かなー。どういう展開になるのかそれはそれで楽しみです。


ソード・ワールド2.5リプレイ 水の都の夢みる勇者

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GM「裏切るのですネ、フィディック」

フィディック 私は人の意思に従うだけよ。

 

アップデートを果たした、ソード・ワールド2.5のリプレイ第一弾。

新大陸アルフレイムを舞台に繰り広げられる冒険が描かれています。

ルールブック読む前にリプレイに手を出したので、新大陸の情報とか把握しきれない部分もありましたが。

初心者向けのリプレイになっていて、新出の用語とかが出てくると解説が設置されていて親切設計。

 

奈落とか、サポート用データのフェローとか結構気になる設定もあったので早めにルルブを読み込もう。

戦闘特技も変更があるみたいですし、発売直後に軽くネットで見た範囲では参照性が上がっているとか言う話もあったし。

メインでダブルクロスばっかり回しているんで、ソード。ワールドもやってみたいところではあります。

 

TRPG歴皆無の新人プレイヤーを招いているのもあってか独自ルール「あなたがあなたに気づく表」なんてものも作ってましたね。

開始前にダイスを振って質問を決め、セッション後にその答えを出す、と。次のシナリオのネタとかキャラの掘り下げとかに活用してるみたいですし、面白いアイデアだなぁ。

アルフレイム大陸のブルライト地方に集った新人冒険者4人の、どたばたな冒険模様、中々楽しかったです。

好評なら続編もあり得るって事ですし、続きに期待したいところではありますが。




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