「未来は千変万化、我らのような者に予測できるものではないという事である。尤も、この戦いの行方は決まっておるがな」
フカフカが自信たっぷりに言葉を区切り、尻尾を打ち振るうと、街の上空を抜けたばかりの悪食の竜へ光を照射した。
「――奴の負けである」
最終章 新世界の三人と一匹「第一話 アンムナの軌跡」から「エピローグ」まで
見事に完結。
章が完結すれば、その後少しの休みが挟まってましたが、スタートしてからは、毎日更新してて素晴らしいと思ったものです。
更新頻度もそうですが、内容も十分に面白かったですし。
アンムナが、アシュリーを喪ってからの時間が辛い。
けど、彼は聡明だったから、過去の世界でキロたちとの交流をきっかけに希望を持って、手を打ち続けてきたっていうのがまた。
登場時から、気になる言動が頻発していましたが、良き師匠ではあったんだよなぁ。
……アンムナとアシュリーのコンビネーションが凶悪というか、アンムナ師弟が凶悪というか。
シールズは思いのほか引っ張った割にはあっけなかったというか、いや、あいつの特殊魔力的にあれが効果的な作戦なのは間違いないでしょうけど。
遠距離から削り倒される、息の長かった敵役とか中々珍しいんじゃないだろうか。
クローナの特殊魔力も詳細が発覚して、キロ達の特殊魔力の組み合わせが凶悪すぎてもう。
というかキロの特殊魔力と合わせた時の、即死魔法とかありなのか。
あれ実験するだけして、実際使われることが無かったですけどね。
キロが、遺物潜りを活用して、パラレルワールドシフト計画実行してますが。
クローナの愛が留まるところを知らないで怖い。ミュトとフカフカのコンビも見ていて楽しかったですが。
一部、自作自演な感じはありますけど、キロたちがかなりの実績を上げているんですよね。
最終的には悪食の竜との決着をつけてますし。
……呼び寄せたのも自分たちだから、 アレですけど。
キロの特殊魔力一つとっても、 権力者の耳目集めそうだっていうのに、 色々巻き込まれたからなぁ。
どこの世界に行っても、彼らは落ち着けないんじゃないかなぁ。
後日談とか投稿されないかなぁ……。