気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

角川スニーカー文庫

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する11

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「すべて自分で選んだことです。俺はお連お責任で、義務を放棄して出涸らし皇子と呼ばれた。それは誰のせいでもありません。そして今回、前線に出るのも俺が選んだことです。義務を感じたからこそ、レオは選んだ。ですが、俺が煽情に向かうのは帝国のためではない。家族と近しい人たちのためです。俺は――家族や近しい人が最後に謝る未来は見たくない」

 

北部諸侯の連合軍が早々に敗れ、レオ達の立てこもった城も敵に包囲されつつある。

皇帝としては信頼できる人物を応援として出したいが、先だって騒動が起きた状況であることから、会議は停滞していたようですが。

アルがいま覚醒したという体裁で助けに行くことを名乗り出て。それが認められてアルもまた北部を訪れることに。

 

三年前に皇太子が北部国境で死んだことから北部諸侯は冷遇されていて、皇族相手にも思う所がある。そんな地域だそうですが。

出涸らし皇子と言われる自分だからこそ出来ることがあるだろう、と主張して北部連合諸侯軍を作ろうと足掻くことに。

 

レオがいるからには、アルもいつかは出てくるだろうと警戒を続けている竜王子が敵としては厄介過ぎるなぁ……。

アルはレオ用の支援武器として魔導戦杖を携えて行ったわけですが、北部領地でくすぶっていた人材ノーヴァという竜とその相棒フィンを見出し、武器を貸与することにしたりして。フィンが実際戦場で活躍してくれてるので、なんだかんだそういう皇子出来るんですよね、アル。

 

フィン達と連れてきた戦力で、ひとまずレオ達への支援を完遂して。

その直後からアルは北部諸侯への根回しをしようと、唯一出涸らし皇子である自分をほめてくれた恩義ある人物へ会いに行っていたわけですが。

老齢だったこともあれど、心労も影響してかまさに亡くなってしまい葬儀が行われている場面に出くわすことになって。別口の騒動も起きていて、そういう意味ではギリギリ間に合ったとも言えますが……。

「あなたの助言が欲しかった」と素直に涙を流すアルは、結構珍しい表情見れて良かったですね。

 

皇子として知られると、北部貴族との隔意が壁になってしまうと傭兵シュワルツという偽名を使って、恩人の孫娘シャルロッテとの交流も始めてました。

割と早い段階で皇子バレして、その上で北部をまとめるための協力者になれたのは良かったですねぇ。彼女のもう一人の祖父、北部の重鎮ローエンシュタイン公爵の説得に2人で一緒に赴くの良いシーンだった。

強かな老公爵を、説得してのけたのはお見事。失われる命について互いに理解していたからこそ、という一面もありましたが……それでも、必要な材料がなければ公爵は肯かなかったでしょうしね……。

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する10

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「あなたは許されないし、許さない……けど、昔の借りだ。不満でしょうが、俺があなたの最期を看取ります」

 

大騒動を乗り切った者の、魔力の使い過ぎで寝込んでしまったアル。

実に1か月半もの間寝ていたらしく……その間に、ザンドラの処刑も決定していた。帝毒酒という長く苦しむ毒を与えられ、最後誰かが見送ることも禁じられた。

それを知ったアルがシルバーに変装した上で会いに生き……かつて彼女に助けられた記憶がよぎり、最期に自分の正体を明かしたの良いシーンでしたね……。

アルが言った通りザンドラの行動は許されないけれど、「さすが……私の弟ね……」という言葉を残していったのは、心に残る。最後は妙に穏やかそうでしたし、今回の帝位争いはおかしい影響なんですかねぇ。

 

SS級冒険者シルバーが、帝国の戦争に関わったとして査問会が開かれる運びとなって。

フィーネが大使として動き、その開催を先送りにしていてくれたようで良い働きでしたね。

アルとシルバーを繋げないために、アルはまだ寝込んでいることにして、シルバーとして対応することに。自分一人だと面倒なので、他のSS級冒険者も巻き込んでいくことにしてましたけど、いやぁ、癖の強いメンバーばっかりでしたね。

手綱握りたくなる気持ちもわからなくはないけれど、絶対無理だろうって実感もあるので、今回の上層部は間違った選択をしましたよね……。

SS級冒険者を侮っていた向きもあるし、今回の騒動で他国からの圧力に屈した部分もあるみたいですから、頼りない人物だったのが入れ替わることになったのはヨシ。



クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった5

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「――好きな人と一緒にいると毎日楽しいです、って」

 

恋人同士の旅行を計画していたけれど、学生という身分もあって二人きりというのは許可が下りず。

そんな中、海のご両親から温泉街にある実家への帰省に同行しないかと誘われることになって。

隙を見て2人でイチャイチャしたり、付き合いが続くなかで「関係を先に進めるか」みたいな話も少しずつ出て来てますね。ある程度安定しているからこそ、どうなっていくのやら。

……相変わらずエピローグでの夕の雰囲気とか不穏だしなぁ。

 

帰省編のメインは、無職が常態化していた陸さんについて。

一応就活始めたり少し前向きになってきていたところだったみたいですが、帰省した先で昔なじみの女性・雫と再会。

かつて気になっていた相手であり……なんとバツイチ子持ちになっていて。

そんな驚きの再会を迎えた中で、いまどういう選択をするのかという部分に多くページが割かれていましたね。

 

陸と雫の関係について、即座に付き合うのではなく近くでよく見て見定めてほしいとラインを引くのが良かったですね。燻っていた想いが再燃するにしても、一回拗れたからには簡単にリスタートできるものでもないでしょうし。

拗れた恋の実例を見た後だし、夕の恋心問題があっても海と真樹はしっかり互いを見ていられるんじゃないかと思いますが……。夕との関係もあるからギクシャクはしそうだなぁ。

男子だと思っていた幼馴染との新婚生活がうまくいきすぎる件について

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「私に、しとかない?」

 

主人公の近衛秀一は、近衛家という名門の出身であるため、幼少期からお近づきになりたい人々が多く……都度判断するのも面倒だから、というのを口実に多くを遠ざける選択をした。

とは言え、祖父から『家督を継ぐ者は、速やかに結婚するべし』という家訓を適応する相手……つまりは、後継者として目されているならもう少し交流するべきではないかなぁ、とかはちょっと思いましたが。

 

下手に距離を置きすぎると、実際に働き始めた時に響きそうではある。……ただまぁ、幼少期に近づいてきた人々を見て、人間不信になったことを思うと、彼の責任ばかりでもない気もしますが。

何度も持ち込まれた縁談も断り続けていたが、ある時顔合わせまでセッティングされた状態で、とりあえず会うだけでも会えと言われて。

 

いざ会ってみたら、相手は幼いころに遊んだ親友ゆーくんこと烏丸唯華だった。

タイトルにある通り、かつては男子と思っていたけれど、再会したときには綺麗な女子になっていて……それでも、再会した場面で即座に見抜いたのは、紡いだ縁を大事にしていた証で良かったですね。

唯華もまた実家から結婚しろと言われているから、親友だった縁で結婚してしまえば、お互い幸せじゃない? という提案をされて。

 

秀一はあくまで親友の提案にのっただけ、っていう側面が強いですが。唯華の方は、かつての交流でがっしり心を掴まれて、彼の結婚相手になるべく準備し続けた重さを持っていた女でもあって……。

気心のしれた相手ということもあって、一緒に暮らすようになっても楽しそうな時間を過ごしていましたし。唯華も同じ学校に通うようになって、クラスメイトとの交流も増えてきたしで、少しずつ変わってきたなぁというところ。

唯華が迷い一度実家に帰ってしまったときに、秀一が踏み込んでいった終盤の展開は良かったと思います。

お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について

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「君とこういう関係になれてよかったな、と思ってね。……お見合いは面倒だったが、君と出会えたことは本当に良かったと思っているよ」

(略)

「そうですね。私も高瀬川さんと仲よくなれて、本当によかったです。一人ではああいう場所にも行きませんから」

 

結婚可能年齢が引き下げられたこと、名家の出身であることから早く結婚しろと祖父母から焚き付けられている主人公、高瀬川由弦。

何度も声を掛けられて鬱陶しがった彼は、友人と会話して「金髪碧眼のとびっきりの美少女を連れてこい」と無理難題を振って……。

しかし、祖父母の交友関係を侮っていたというべきか。条件をかなり満たしていたクラスメイト、雪城愛理沙が連れてこられることになって。

 

彼女もまた婚約話に困惑していたために、偽装婚約の関係を結ぼうじゃないかという協定を持ち掛けられて。

お見合いの際にちょっとしたトラブルから怪我をしてしまったことや、雪城と家族の関係について思うところもあり、由弦はその関係を了承することにして。

 

名家の由弦の婚約ではあるけれど、関係を公にするほど確定した話でもなく……現状では口約束レベルではあるようで。だから友人たちにも基本的には秘密にしているわけですが。

自分のせいで怪我をさせてしまったと気にした雪城から世話を焼かれたり、祖父に仲が良好であることを示すために写真を贈る必要が出てくっつく必要が出たり。

なんだかんだと交流が増えてきたことで、お互いの距離が近づいていく構図は微笑ましくて良かったですね。

異世界転生事件録 人見知り令嬢はいかにして事件を解決したか

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「あ、お嬢様が戻った場合、リンド―さんはどうなるのです?」

「それは……多分だけど、死ぬんじゃないのかな。今度こそ」

「あなたは、それを受け入れるのですか?」

「しかたないさ。こんな幼い子供が死ぬよりは、よっぽどいい」

 

警官として活動していた竜胆善次郎は、新人の暴走によって犯人に刺されて死亡。

異世界の公爵令嬢セラ・ウィマーは、毒によって意識不明の重体となった。

そしていかなる運命の悪戯か、意識不明のセラの中に竜胆の意識が宿ることになって。

警官としての意識がある竜胆は、自分がセラの記憶を汲みだせることから「彼女の意識は眠っているだけで、事件解決できる魂を呼んだのだろう」と推測。

 

セラが可愛がっていた侍女セシルに、竜胆は自分が異世界から来たという事情を明かして協力を仰ぐことにして。

身体能力に劣るセラの体で荒事に対処するために、トレーニングを開始した莉、錬金術師に顔を繋いで手錠や拳銃といった武装を開発してもらって。

セシルに必要な情報を集めてもらって、真相解明に向けた思考を深めていくことになったわけですが。

 

セラと竜胆、セシルの関係というのが特に重要視されているような印象を受けましたねぇ。

犯人は結構本気でセラを殺したかったみたいで、彼女が毒で倒れた後にも人を雇って襲撃を仕掛けてきたりして……。

危うい場面もありますが、想定できたことでもあるので対策を取っていたのは偉い。

全てが終わったあと、意識を取り戻したセラが竜胆時代の経験を活かして、変化したのが彼の行いが無駄ではなかった証になってて良かったですね。



僕らは『読み』を間違える2

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だがしかし、これは僕の描いた物語なんかではない。それがちょっと腑に落ちない。

僕だって僕也にこの物語を作ってきたのだ。勝手に書き換えられたのでは納得がいかない。

(略)

――やってやろうじゃないか。真打登場だ!

 

学園祭編が始まる第2巻。

まず最初は、最近発売されたライトノベルの「覆面美少女現役女子高校生作家」が、実はこの学校出身なんではないか、と疑いをもった先輩からの調査依頼。

元々は葵先輩へ持ち込まれた相談だったんですが、それを竹久が丸投げされることになって。

正体に迫ることには成功したものの依頼主には、なぜか竹久が作者なのではという誤解をされる決着となって……。

 

それがのちに響き、学園祭の際に演劇部の台本を書いて欲しいなんて依頼が持ち込まれてくることになるわけです。

演劇部の問題は演劇部で解決してくれよ、っていう気持ちが正直ありますが。

なんだかんだで引き受けるあたり人がいいというか。これまで読んできた物語や、友人の事情とかも織り込んで、それらしい形にまとめて見せたのはお見事でしたけど。

 

……葵先輩もまた思惑を巡らせて、介入してきて。

彼女にもまた考えはあるんでしょうけど、人に色々丸投げしてくるくせに、同時に引っ掻き回すようなことしてくるのは正直に気に入らない。不快感と不信感が募る。

いやまぁ大我と栞の関係が悪化してる中で、一緒に演劇をするにあたって思うコトはあるでしょうけど。なんだかなぁ……。

演劇部で起きた騒動の中心である城井先輩も、自分しか見えてない勝手さで。部の先輩の気遣いに気付かない『読み間違い』をしていましたし。

 

葵先輩や城井先輩の言動には引っ掛かりがありましたが。

演劇をすることになって、瀬奈や更紗が協力してくれて。普段と違う姿だったりが見えたという部分は良かったと思うんですけどねぇ。

瀬奈がある部活に入ることにしたり、更紗が生徒会入りしたりとか、いろんな変化が起きる中で、葵先輩の嘘がまた一つ明らかになって、本当に何考えてるんですかねあの人……。

竹久も自分の気持ちについて黒白つけたいとは思っている終わりでしたが、果たしてそれは誰相手なのだろうか。更紗応援したさはあるが、はたして。



僕らは『読み』を間違える

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『面白いわ。こういう考え方もあるのね。読書の感想や解釈にはこれが正解なんてものはないの。その人が読んで感じたことがすべて正解なの。(後略)』

 

中学時代に好きだった人に告白するも振られて失恋。

ひねくれた性格で青春を斜に構えてみている主人公、竹久優真。

読書が趣味な彼は、高校で廃部寸前の漫画研究部の先輩葵栞に気に入られ、よくそこで時間を潰すことにして。

入学以来妙に縁のある朗らかな少女、宗像瀬奈も交えて色々な話をしていきます。

葵が描いてる漫画を見せられたり、過去の名作や文豪について実はこういう説があるだとか、陰謀があったんじゃないかとか、適当なことを言って盛り上がったり。

 

竹久の解釈は、彼自身も自覚している通りひねくれていて、うーんってなる時もあるんですが。ある人に、ひねくれてる自分を肯定してもらえたことで、それを恐れなくなってしまったみたいですしねぇ。

良くとらえるならば、他の意見に流されない自分の芯があるってことですよ。

実際に竹久目線で物語を見ていると、イケメンクラスメイトの黒崎大我の事が気に食わなくて心の中で「リア王」って綽名つけたりして、僻んでるわけですが。

 

大我目線では、竹久の姿勢に自分にないものを見て羨ましいと思ってるのは、正直意外ではありました。

また、大河の恋人となっている笹葉更紗にも実は思うコトがあるようで……。

誰もが簡単に正解なんて選べずに、見えているものの解釈を違えて『読み間違えた』結果として、思いが交差しこんがらがっているの、ややこしいですねぇ。

一つの関係が終わることで、また新たに始まっていくことにはなりそうですけど、どう決着するのか気になるところ。

前半の解釈問答は正直しゃらくせーって感じだったんですけど、後半に行くにつれて盛り上がってきた感じで良かったですね。

隣の席の美少女をナンパから助けたら、なぜかクラス委員を一緒にやることになった件

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「あ、ありがと……修平くんってほんとストレートに言うよね?」

「誉め言葉はいくら言っても損はないからな」

 

異世界に勇者として召喚され、魔王との戦いに勝利し地球に帰還した主人公。

実に5年もの時間を異世界で過ごしていたみたいですけど、戻ってきたのは異世界に召喚されたタイミングだった。

元々はひょろいもやしっ子だったけれど、異世界での鍛錬がそのまま反映されたような、端的に言えば肉体的に若返った上に向こう側で身に着けたスキルも習得したままだった。

そうして得たものがあったことで、ナンパされてるクラスメイトを助けることも出来たりしてました。

 

高校1年生の夏休みが終わるだったので、少し遅れた高校デビューみたいになってますね。

学期の切り替わりで、委員も変わることになって。

そこでクラス委員に立候補したところ助けた少女――蓮見さんが、彼の変わりように興味をもって接点が増えていくことになるお話。

 

主人公は異世界で得たスキルの関係で、勉強も運動でも成果を示して。

さらに言語関係のスキルを活かして翻訳のバイトを始めたりして、高校生で収まらないスペックにはなってるんですよねぇ。

それでも平和な世界に帰ってきたことを喜び、リスタートした学校生活を満喫しようとする等身大の少年であるところは好感が持てます。

そして好青年な彼と一緒に行動する機会が増えた蓮見さんが、恋に落ちてしまうのもまぁ分からないではない。どっちも気持ちが相手に向き始めているのですが、主人公が高スペック見せすぎて、蓮見さんが一歩引いちゃってるのが今後にどう影響しますかね。



ラブコメ漫画に入ってしまったので、推しの負けヒロインを全力で幸せにする3

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「この世で一番好きな女性を彼女に出来て、それが自慢できるんだから。俺はとても幸せ者だよ」

(略)

「私も、司と付き合ってから、すごい楽しい日々を過ごせているし……司はとても地盤の彼氏だと、思うぞ」

 

聖とのデートで、今後出費が増えることが予想される。

そのため、司はバイトを始めることにして。マンガの世界に入ってくるまでは、バイトしていたみたいですが……聖ちゃんグッズの為に使っていたものが、今では当人に貢げる、ということに幸せ感じてました。

テンションバグって女神様呼びしたりもする、オタクらしいオタクではあるけれど。付き合うようになって、照れて可愛い姿を見せてくれるように変わっていった聖ちゃんもしっかり愛してるから、いいんじゃないですかね……。

 

司のなんでもストレートに言ってくるのにあてられたのか、妹の凛恵あいてに聖ちゃんも惚気たりしてましたし。

勇一とメインヒロイン2人の攻防をみて「あーん、とか良いなぁ」ってなった司の為にやってくれるし。司のバイト先に他人との距離感の近いお姉さんがいて、嫉妬しちゃったり。

聖ちゃんも本当に司のこと好きで、見ててウキウキしますね。お幸せに、というほかない。

 

そうやって幸せな日々を過ごす中で、近く開かれる花火大会に一緒に行くことになった2人。

司は「これ漫画のイベントだな」とは気づいたものの……あれだけ好きだったはずの漫画の展開が、ほとんど思い出せなくなってしまっていることにも気が付いて。

彼の介入によって、メインヒロイン2人が原作追い抜いて告白した上での大攻勢に出てるのもあって、原作のルートから外れつつあるからなんですかね?

とあるイベントが間近に迫ったタイミングでは思い出したので、完全に消え去ったわけでもなさそうですけど、どうなるやら。」

 

少しずつ2人の恋人関係について知っている人が増えてきて、ほとんどは「宝物を独り占めにしたいから、内緒にしたい」という意向を汲んでくれてましたが。

祭り会場でクラスメイトと鉢合わせた時に、「付き合っていない」と司が言ったときに胸が痛んだ。親友のアドバイスで内緒にしたいけど、嘘をつきたいわけではないと気づいたことで、また司たちの関係が進展したの良かったですねぇ。

このラノベの主人公は司で、彼の恋人は聖ですけど。ラブコメ漫画のメインキャラである彼らの友人3人も要所で出番あるのがいい感じ。……バチバチやってる2人も面白いけど、勇一くんは早く決断してあげなー。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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