気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

角川スニーカー文庫

忘れさせてよ、後輩くん。

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「僕は……間違ってなかったかな」

「目の前で春瑠センパイが笑っているのが、その証拠じゃないですか」

 

主人公の白濱夏梅には、昔からずっと好きな人がいた。

広瀬春瑠。年上のおねーさんで、幼かった彼が憧れる存在だった。

しかし、春瑠は春瑠で片思いをしていて……しかもその相手は梅の兄である晴太郎であり……彼が一年前に亡くなったことで、成就することも思いに区切りをつけることもできずに引きずることとなった。

夏梅もまたそんな春瑠を放っておくことができず、なんとも言えない距離感での付き合いが続いていた。

 

春瑠が大学進学し上京した関係でしばらく会っていなかったようですけど、久しぶりに彼女が帰省してきたことで状況が動き始めることになります。

それは2人や、周囲の人々の関係によるもの……だけではなく。

陽炎の夏という不可思議な現象がかかわっていた。大切な人の幻影が見えるようになり、それにつれていかれるように死んでしまう。

春瑠は帰省してからその現象に遭遇した人のように「なにかを探してる」素振りがあって。

夏梅が引き留めようと奔走することになります。

 

……そんな夏梅相手に片思いしてる、部活の後輩少女・冬莉もいて。彼女からのアドバイスとかもあって、問題解決までたどり着けたわけですけど。

叶わない片思いに縛られていた夏梅と春瑠だけでも、2人にとっては大騒動となったわけですし。冬莉が思いを抱え込んでいる以上、またなにがしかの現象に襲われそうなのは怖いところです。

 

過去にとらわれていた少年少女が、それを振り切って前に進むことになる。構成が美しい作品だとは思いました。

ただ、夏梅たちがとらわれている原因である亡くなった晴太郎がどうにも好きになれなくて、モヤモヤする部分はあった。厳格すぎる父と反発して彼が家を出たことで、弟に重石がかかるようになったこと。

いざ対面したときに夏梅の神経逆なでするような物言いをしていたところとかは嫌いだなぁ。限界寸前の状況で連れ出しに来たり、弟を思う気持ちはあってそれの発露するのが苦手だったんでしょうがそれにしたってなぁ……みたいな気分になる。

エルフに転生した元剣聖、レベル1から剣を極める

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『虎丸、付き合ってくれるかね?』

『勿論ッスよ! ショージキに言うと、オイラはあの女、大っ嫌いッス! けど、そんなことカンケーないッス! 助けられたら助け返すッス! 意思ある生物として、当然のことッスよ!』

 
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。

刀に人生を捧げたとある老人。

彼は多くの強者と切り結び、勝利してきた日ノ本一とも呼ばれた剣士であったが……老いには勝てず、今にも死を迎えようとしていた。

その間際に彼の胸中を占めていたのは、「足りない」という気持ちだけだった。

老いの中でも自らの剣を高める光明を見いだしていたようですが、それを掴むには時間が足りな過ぎた。

 

そんな彼に超常存在が接触してきて、異世界に転生させてくれることとなって。

自ら命を絶ったエルフの少年の身体に老人の魂を移植する、という形なので身体は育った状態でのスタート。

超常存在さん、前世の自分の名前を忘れるだけで刀もボーナスで付けてくれる辺り太っ腹です。

 

魑魅魍魎、悪鬼羅刹が居る世界だという謳い文句でしたが、主人公の前世にはなかったレベルやステータス、スキルに魔法なんかが存在していて。

主人公の技量は確かなんですよ。ただ、この世界だとレベルとステータスの恩恵が凄くて、レベル1の主人公の斬撃が腹に直撃しても、服が避けて薄皮一枚切れたかなくらいの感じになってましたし。

レベル差が5以上になると、よほど相性が良くないと勝てない。10も差がつけば逃げられない。それぐらいの格差があるそうです。

 

常識に疎い主人公は結構困惑していますが……彼が身体を譲り受けた、エルフの少年の家系に長らく付き添っていた虎が、精霊虎へと進化したことで念話スキルでの会話が出来るようになって。

虎丸と名付けた相棒から、色々と常識を教わる事が出来たのは良かった。

そうやって色々と教わりつつレベル上げをしようとしていくわけですが。そんな折に、彼が拠点としている旧王都に暴走した龍種が攻めてくるんだから、引きが強すぎる。

即座に逃げられる者ばかりではなく……故に戦う選択をする彼の在り方は格好良かったと思います。


世界最速のレベルアップ3

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「お前にはここで、今から俺の糧になってもらう」

 

ギルド宵月のマスターは、凛の転移系スキルに可能性を感じていたこと。

直近に起きた事件などの情報などを加味して、彼が実力を隠しているのではないかと考えていた。

そこで彼を勧誘してみようと、自分の娘であるクレアを派遣することにして。

彼女は日本で12番目のSランク冒険者であり、凛が仕掛けるのに躊躇した相手を一瞬切り伏せられる実力を持っていた。

 

いざ会ってみたら宵月のマスターは凛のことを尊重して、仮入団とかも提案してくれたのでありがたかったですねぇ。

凛がスキルを悪用していたギルド職員を殺した一件も、表には出さないけど評価すると言ってくれてますし。ダンジョン関係で結構混沌としてる部分もありそうですし、清濁併せのめるトップなのはプラス評価では。

以前凛が助けて、華の学校の先輩でもあるヒーラーの由衣や零もここの所属になっているようでしたけど、安心感がある。

 

久しぶりにパーティーと一緒にダンジョンに潜る、とかもしてますが。

新規ダンジョンだったとは言え、窮地に陥った状況で逆転の手を打てたのが凛だけだったのは惜しいか。

でも、その前まで認めないみたいな態度だったところを、命を救われたと礼を言って切り替えられるのは偉い。人材の質はそこそこ良いのか。

 

終盤新しいダンジョンが現れ、異質なボスと戦うことになったわけですけども。

今回凛だけでは超えられず、クレアの活躍があったこその生還だったので、確かにレベルアップをかなりのペースでしているものの、道のりがまだまだ険しい模様。

そこでもたらされた情報が気になりすぎて困る。しかし、WEB版の更新も止まってますしもう読めそうなのは残念かなぁ。

 

世界最速のレベルアップ2

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『華から頼られて、俺が嫌だと思うことなんて絶対にないって。だからこれから先も、何度だって頼ってくれ。悲しいことがあった時、辛いことがあった時……助けを呼んでくれたら、俺が華を守るから――守れるための力を手に入れてみせるから』

 

BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
ダンジョンには早く入ったほうが有利。

だから若いうちからダンジョンに入れたほうが良い。ただ命がけになるからある程度の分別が付く程度の年齢はほしい、などの理由もあって年齢制限が世界基準の16歳に合わせられることとなって。

凛の妹である華もまた、冒険者になりたいとダンジョンに挑むことになるのでした。

 

まぁそもそもレベルシステムの恩恵を受けられる人が限られているから、数打つのが大事というのもあるでしょうけど。

華が無事にステータスを得ることができて、多少の自衛できる可能性が出たのは良かったですけど。

注目を集めそうなユニークスキルまでついてきてしまったのは困りもの。実際彼女に目をつける輩も現れましたしねぇ。スキルを悪用している事例を見ると、隠蔽とかの他人をだますことに使えるスキルの取得が原則として禁止されているのもよくわかる。

実際のところ他人の所有スキルを判別する方法がないから、犯罪をしたときに所持がバレたら罪が重くなるって形で対応されてるみたいですけども。

 

凛は冒険者の先達として、必要な時は華に付き添っていますが。

一方で自分のレベリングも抜かりがなく。システムから踏破判定……レベルアップ報酬をもらえなくなるまで周回する行為を繰り返して。

その結果として、前人未到の称号がついに効果を発揮することになったわけですが。ほかのダンジョンに比べて、かなり特殊でしたよね。

そもそもが再挑戦期間がある状態で「ダンジョン踏破」できる人材なんてほとんどいないだろうし。生成時に凛のステータス参照したり、通常の入り口がなかったり。

ダンジョンそのものがおかしいところだらけでの異物ではあるんですけど、なおのこと異質だったというか。最後のメッセージとかも気になるところだらけではあります。

 

しかし今回も結構ジャンプアップで成長してますけど、危ういシーンも多々あったし。まだまだ10万レベルは遠くて、本当にフロントランナーの皆さん、どうやってレベル上げたんです?


世界最速のレベルアップ

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「そのいいことっていうのは、ダンジョン関係?」

「ああ、今まで冒険者として頑張ってきて良かったって思えるくらいのことだったよ」

「そっか。なら、よかった」

 

BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
二十年前に世界中にダンジョンが登場した世界。

強大な魔物と強力なエネルギー源となる魔石、ダンジョンに挑む者の一部だけが獲得できるステータスの向上を図れる、レベルシステム。

そうした存在によって世界はどんどん変化していった。

 

ダンジョンの奥地にいるボスを倒すことでダンジョンを攻略し、難易度に応じてレベルアップ報酬を受け取ることができる。

けれど、一度どこかのダンジョンを攻略してしまうと、1週間ダンジョンに入ることができなくなってしまう制限がついていて。

この再挑戦期間があるせいで、先行者利益があまりにも大きいというのが弊害としてはあるようです。

 

そんな中で主人公の天音凛は、ソロで活動していた。

彼は「ダンジョン内転移」というユニークスキルを持っていて、一時期は注目されていたものの移動できる距離や発動にかかる時間、対象が自身のみなどの制限があったためにパーティーに誘われることもなくなった過去があって。

他の誰が無能と言おうが、凛にはこのスキルの可能性を信じていて。だからソロでスキルを鍛え続けていた。

過去に冒険者に救われた経験があり、同じようになりたかったという気持ちもあったでしょうけど。一年、伸びが悪いスキルをレベリングするの大変だったろうに。

 

それでも折れずに続けた結果、ダンジョン内で転移するだけではなく一度足を運んだことのあるダンジョン内部への転移まで可能になって。

つまり彼はほかの冒険者を悩ませる、再挑戦期間に縛られずダンジョンでレベル上げができる。それに気づいたことで、「最速のレベルアップ」をするべく駆け出していく話。

物語スタート時点で200レベルに到達したところだった凛ですが、トップクラスは10万レベル超えてるそうで、再挑戦期間あるなかでよくそこまで上げたな……ってびっくりしましたね。

 

今回凛も桁が変わるくらいには奮闘してましたけど、まだまだ先は通そうです。

でも彼があきらめずにレベルを上げて鍛え続けていたからこそ、終盤のトラブルの時に駆けつけることができたわけですし、努力が無駄になってないのはいい感じ。

マジカル★エクスプローラー6 エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

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「あなたは何の為に戦うの?」

何の為に戦うのかっていったら……。

「世界が好きだからハッピーエンドへ導くために、ですかね。だから俺は戦うんです」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

同居しているヒロインズと幸助の関係は良好で……良好過ぎるが故に、なんか秘密裏に幸助人形作って女性陣が持ってるとか、どうなってるんだ幸助爆発しろ。

素材にこだわってるとか非公式のクラウドファンディングしてるとか、ななみの発言なのでどこまで信じたものか分かりませんが、追及してた幸助が最終的に買収されてて笑った。

 

その後2章でまた新しいダンジョンに挑もうとした幸助でしたが……彼を心配してヒロイン達が駆けつけてくれた、絆はありがたかったですね。

……そこが服にダメージが入るエロダンジョンでさえなければね!! 思春期男子らしくエロに興味はあれど、常識を忘れてない彼は都度ダメージを受けることになるわけですが。

崩れ落ちる姿を見せたリュディといい今回は全方位が悲しいダンジョン攻略でしたね……。

 

序盤でそんなアホな事してたのが嘘のように、本編は割とシリアス多めというか。

司書を務める桜さんが実は上級天使で、何か目的を持っているようだっていうのが示されて。伊織たちも、ダンジョン攻略の中で情報を獲得して、核心へ近づいていってるのが面白い。

 

まぁそこに至るピースは幸助や桜自身から与えられたものだったりするわけですが。

一体何を企んでるのだろうか、と幸助の真意を探ろうとする人も出てきますけど。親しい人達が「悪い事はしてないだろうけど、何かは画策してそう」って言われてるの草。

幸助、ゲーム知識ある事は公にしてないけど、活用してるから実質隠してないようなもんだしな……。

そしてかなり規模の大きな騒動になって、数の多いネームドキャラが協力して解決に当たるのは熱い展開で良かったと思います。

マジカル★エクスプローラー5 エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

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「……結局の所、人間というのはどんな選択肢を選んでも、大なり小なり後悔をするものだ」

(略)

「多分隣の芝生が青く見えるだけだ。なら一番後悔のない選択をする事が大事なのだろう。よく考えて後悔のない方が選べたのなら、それは良いことだと私は思う」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

表紙にも登場している新キャラ、ガブリエッラは式部卿ベニートの妹で……兄を慕うあまり、式部会に入会した同級生の幸助に突っかかってくることになります。

結花を助けた後に遭遇したせいで彼女ともバチバチやってるのは、予想外でちょっと面白かったですけど。

ベニートからすると妹は自分を見過ぎているから、巣立ってほしいと思っていたようで。幸助との交流で良い方向に転がってくれるのを願っていたみたいですけど、お目が高いというかなんというか。

 

シナリオの知識がある分、カトリナ達などの育成に役立つ情報を与えたり、ヤバそうな問題への対処方法を模索したりしてるからなぁ、幸助。

聖女様への態度もなにかがありそうという印象ですが……そもそも結花の件があるから、絶対大きなイベント待ち構えてるんだよなぁ……。

 

あとは自分たちの力だけ、と言ってましたが。最強への道は遠い。

でもガンガン進んで行く幸助の姿を見て、影響を受けた伊織が接近戦で結花に勝利するなど、順当に成長しているようですし。

通常プレイのゲーム1週目と比べると実力は上がってるんじゃないですかね。実際伊織はパーティーでツクヨミダンジョンの三十五層を超えたそうですし。

幸助のスペックも向上してるんですが……エロダンジョンによるメンタルダメージは刺さってましたけど。刺さらない奴はいないか……強く生きて。

マジカル★エクスプローラー4 エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

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「私を助けに来てくれて、ありがとうございますって事ですよ、実は惚けてますよね?」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

ソロ攻略で勝ち取った「可能性の種」。能力上限値が取り払われて、自由にステータスを上げられるようになる、限界育成用のアイテム。

存在の事を知っている人は誰しもが驚く価値のあるものだったようですが……5つ手に入れたそれを自分とななみ、リュディとクラリスに雪音先輩と親しい人に分け与えていて、かなり気前のよい事してますよね。

 

そしてダンジョン40階層踏破の実績によって、幸助は学園で権力を持つ組織・三会に勧誘されることになって。

規範を示す生徒会と風紀会、監査を担当する式部会は表向き対立してるようですが……その実、三会すべてが生徒の成長を促すための組織という所で一貫していて。

裏では協力体制というかかなり穏当な関係を築いているようです。どこの会長も副会長も癖が強いというか、実力者揃いだし最強を目指す人も多いという、良い刺激を貰えそうな環境ではありますね。

 

現実になった世界で幸助がゲーム主人公の伊織に勝っている点として「金と権力」を上げているの、あまりにも正直すぎて笑っちゃった。

RTAで自己鍛錬をする中で、金策に走らなくていいのはかなり大きいですよねー。学園長との血縁があるって言うのも、当人が言ってる通り根回しに便利ですし。

ゲームとは違う行動をとっている幸助自身の存在で、いくつかのイベントが発生しなくなるかもしれなくて、後々困る可能性もあるからそこはフォロー入れていこうと考えてるので、何だかんだ真面目な性質が窺える。

 

そして今回は転校してきた伊織の妹、結花との縁を深めていくことになります。

彼女がトラブルに巻き込まれた時に迷わず助けに行く選択をしましたが、自分一人では厳しいと先輩に助けを求めに行けるのは潔くて良かったですね。


マジカル★エクスプローラー3 エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

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「正直に言うと、結構キツいことなんです。失敗するかもしれません。それくらい難度も高い。でもどうしても必要な事で、必要な物なんです。今こんな状況になっているのもそれのせいだと思ってます。だから、見ていてください」

(略)

「今後の俺を、世界最強に至る俺を」

 

BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
幸助の劣等生と言う噂はますます広がり、そのくせファンクラブまで出来たリュディの傍にいることを面白く思わない輩も多くて……。

ついには直接悪影響を与えてるだろう、と難癖をつけてくる奴まで出てきて。それでもなお、自分の在り方を曲げずに目標に向かって進む彼は、中々に主人公してるなぁと思います。

 

あくまで設定的にはエロゲ世界の友人枠、モブよりな存在なので幸助視点で言うとどうしても伊織というゲーム主人公や、最強クラスに育つヒロイン達の事を考えざるを得ないみたいですけど。

今回も原作知識を活かして、サブキャラを助けたりしてましたが……ルイージャ先生、なにしてるんですか本当に……。

 

エロゲらしい設定のダンジョンにヒロインと挑んだり、雪音のトラウマ克服の手助けをしたり、各種イベントをこなす日々の中……試験期間が近づいてきて。

幸助は通常の試験はサボって、その上で1位を取るべくダンジョンに挑む決意をします。一応、保護者の毬乃とかに根回ししたり、知識を活かして念入りに準備してるのは偉いと言うべきか。

それでもなおソロでの攻略は厳しい道のりで、途中でキツさに折れそうになる場面もありましたが。ヒロイン達から渡されたお守りに触れて、進む勇気を取り戻したのは良かった。

マジカル★エクスプローラー2 エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

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「それでさ、思ったんだよ。リュディを、先輩を、姉さんを毬乃さんをクラリスさんを……皆を守れるぐらい強くなりたいって。だから最強になりたいんだ」

 

BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
ついにツクヨミ魔法学園に入学することになった幸助。

ゲーム主人公である聖伊織と遭遇して速攻で仲良くなっている辺りは、コミュ力高いというか。

最強になるために駆けあがっていくことを決意した幸助にとっては、彼もまたライバルの一人であって……それはそれとして仲良くなり、ヒロインの情報だったりを教える友人キャラ的な振る舞いをしたりもしてるので、幸助本当に現状を楽しんでるなぁと言うのが伝わってきます。

 

ゲーム『マジエク』において、主人公の瀧音幸助は劣等生とされていた。

遠距離攻撃が出来ない……だけならまだしも、脳筋で学力も低いしエロスに忠実過ぎる性格が響いたものだった。

転生したことである程度矯正はされてますが、魔法関連の学問に関しては知識不足が響いていて、劣等生コースに入りかけていたようです。

まぁはつみ姉さんに頼る事を考えていたり、ダンジョンがある学園でその攻略状況も加点される成績制度であることを加味して、自分なりに奮闘するつもりみたいですが。

いくら色々知識あるとはいえ現実となった世界でダンジョンRTAするんじゃないよ。

 

親しい人達はまだしも、遠巻きに見ているだけの人には彼を低く見る人も多い模様。

ヒロインの一人、カトリナ相手との模擬戦イベントで既に実力の片鱗を見せてると思いますがねー。

分かる人は分かってくれてるので、本来なら5人で初心者ダンジョンに挑むイベントで、幸助とリュディと雪音先輩がパーティー組むならもう戦力過剰だから3人で行っておいでとか言われますしね。

悪評が流れた中でも味方してくれる人が多いのは、これまでの彼の行いの成果でしょうから誇っていいと思う所。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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