気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

豆田麦

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる6

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「ご挨拶でした」

「……なんて?」

「またね って」

 

2630話を収録。

文官たちが姿を消した騒動もあり調査のためにやってきたアビゲイルたち。

しかし、そこでカガミニセドリを使った殺害を企む使用人たちや、それに怒った竜の行動などさらなる問題が発生したために、十日ほどの滞在予定だったところを切り上げることに。

……アビゲイルの奔放さに騙されず、才能があるのを見抜いているあたり第四王子もちゃんと王族としての仕事はしてるんですよね。

 

立場に見合った成果を上げようとしてるのは評価できるけど、アビゲイル達に厄介事持ってくるのとイコールなのでどうしたって好感度は上がらない。

もうちょっと遠くに行ってもらっていいですか。ジェラルドの奮闘に期待。

いやでも、好感度上がらない相手だから厄ネタの宝庫のロングハーストを押し付けても心が痛まないという考え方も出来るか。

 

ジェラルドがすっぱいハズの実だけど、アビゲイルが持ってきたら甘くても良いかと受け止めていたり。

川に雷魔法ぶっ放して魚取ったりしてるのを、護衛が受け入れて「魚獲ってきます」と言っていたり。順調に染まってきてるな……。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる5

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「……なあアビゲイル 行いは自分に返るものだ」

「ここの奴らに教えてやろうな」

 

2125話を収録。

金瞳のアビゲイルへの接客を拒む、高級宿とは名ばかりの従業員にタバサやロドニーが起こっていましたが。

ある程度は予想してジェラルドもしっかりと私兵伴って、守る姿勢を取っているのが偉い。

……でもこんな苦労する羽目になったの王子のせいなんだよなぁ……。

まぁジェラルド達も、アビゲイルの過ごしていた地下室の悲惨さを見て、思わず涙を浮かべるほどで、彼らの想像すら超えてくる状況を見る事が出来たわけです。

 

アビゲイル本人がいくら気にしていないとはいえ、あんな場所に案内させるような真似はさせたくなかったものですが。

ジェラルドたちも思わず涙を浮かべるような惨状を知る事が出来て、実行した馬鹿どもに仕返しする機会が出来たのは、不幸中の幸いか。

こんな厄介事ばかりの土地、王家に管轄投げられたのもラッキーと言える。

 

王家の派遣した文官を魔物に襲わせて、王子の同行者もまた標的にした上で「我々には勝ちがありますよ!」と言える男爵、増長が過ぎるけど……まぁ、小物悪役としては一貫してる。

人と魔物にはそれぞれ住む世界があり、その領域を侵した存在が死ぬのは自然の摂理だけど、魔物を無理やり連れだして利用するのは違うと、森のボスである竜がやってくることがアビゲイルより告げられて。

賊がやられるのは構わないけど、人の区別つかなくて巻き込まれたりしないか? というジェラルドの発言にびっくりしてるアビゲイル、可愛いですね! 状況は笑ってられないですが。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる4

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「私も旦那様が好きです 同じですね」

 

1620話を収録。

アビゲイルが誕生日みんなにお祝いされて、お料理ちょっとずつでも全種類食べられているの良かったですね。

ドリューウェットの方々も温かく見守ってくれてますし。ステラ様もユスリナの効果で安定してるそうで。ステラ様も、アビゲイルと同様に政略結婚ではありますけど……夫婦間良好なのが良い。

 

王家の預かりとなったロングハースト領。

しかしそこに派遣された文官との連絡が途絶し……女好きと言われ、ジェラルドが警戒していた第四王子が「ノエル子爵夫人が、ロングハースト出身だよね」とアビゲイルの力を借りようとか、余計なことを言い始めて。

 

元が豊かな土地とは言え、スタンピード直後の領地を復興できると思っている方が甘いとジェラルドは家で愚痴っていましたが。

流石に第二王妃から招待状が届いては、城に赴かないわけにもいかず。そこで拒否権のないお願いを突きつけてくるのがなぁ。アビゲイルの扱いについて知った気になっているのもむかつく。ジェラルドが可能な範囲で庇護して、干渉を排除しようとしてくれてるのが救いですが。

向かう途中の宿で、支配人がアビゲイルの金瞳に気付いて……それを聞いた従業員たちの表情がもうね……。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる3

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「うちの小鳥が持ってきた贈り物は 贈られた者が受け取ればいい」

 

1115話を収録。

結婚式を無事に執り行ったアビゲイル。11話冒頭の、いろんなドレス来ているアビゲイル可愛かったですねぇ。どの服でも食べ物持ってて、それが全部違うのが実によくわかっている。

義母・義姉ともに満面の笑みになるのがよくわかる愛らしさでした。

婚家との関係は良好で、ジェラルドの上司から持ち掛けられた政略結婚で、その上司も出来る範囲で味方してくれることになって。

ロングハースト関係者が厄介者すぎますけど、そこから離れてアビゲイルが幸せに過ごしているのは喜ばしい。

 

それとは別にジェラルドもなんか、トラブルメイカー……ってわけじゃないけど、変なの引き寄せる才能ありますよね。

過去に拾って世話していた鳥が魔物だったりするし。ピヨちゃんと名付けられた鳥は、ジェラルドと別れてから、ボスになれるくらいに成長してとんでもないサイズになってましたが。

それでも変わらずに懐いていましたし。ピヨちゃんにも対抗するアビゲイルが愉快でしたね、あの場面。可愛いかよ。

 

他には、あんなに妻可愛さを前面に出しているのに、それでも「政略結婚なんてかわいそう」とアピールしてくる勘違い女がいたりするし。

ちょっとトラブルもありましたが。アビゲイルの特殊な感覚で、義姉ステラの妊娠が早くわかって、さらに魔力量の大きい子供だからステラが死ぬ可能性もあることに気付けたし。

人間に知られていなかった、魔力量の多い子対策につかえるユスリナの存在を伝える事が出来たので、差し引きプラスということにしましょう。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる2

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「私は旦那様の妻なので お仕事をお手伝いするのです」

 

6話~10話を収録。

ジェラルドの生家であるドリューウェットの収穫祭に参加したアビゲイルたち。

しかし、そこにロングハーストにおけるアビゲイルの義姉が、燃やすと魔物を寄せる花を持って祭りの場に紛れ込んでいて。

ジェラルド達が現場にでる中で、領主夫人として自分は現場に残りつつ義娘たちを逃がそうとする奥様、好きだなぁ。

貴族夫人をしている、というか。一般的な貴族の基準においては、アビゲイルに教育をしようと最初にあんなお茶会の場を設けようとするのも分かる。

周囲に期待する分、しっかりと自分も責務を果たしているのが伝わってきて良き。

 

義姉ナディアは問題なくとらえられましたが、風にあおられて花が燃えそうになり……アビゲイルが魔王時代のやり方で魔法を使い、鎮火。

元々虚弱なのと、人とは違うやり方で魔法を使ったからか鼻血を出す羽目になってましたけど。

ジェラルドが妻の可愛さに叱責もそこそこに「俺を助けるためにしてくれたことだし」とイチャイチャし始めてるの笑った。タバサ、もっと言ってやってくださいよ。

 

初手こそアレでしたけど、ジェラルドの家族の方々もアビゲイルの微笑ましさに魅了されて、可愛がってくれてるの良いですよねぇ。

結婚してから少し時間が経っているけれど、結婚式をやるべきだと言ってくれたのは良い仕事でした。

義娘の可愛いところみたかったのもいくらかありそうですけど……アビゲイルの生家であるロングハーストの関係者が、収穫祭で騒動を起こそうとしたのもあるから、ここで婚家に歓迎されていると示すべきだって言うのも間違いないですしね。

ジェラルドの変わりように家族や、上官が驚いているの何度見ても笑える。「見ていて面白すぎるから構わんよ」って言いたくなる気持ちも分かる。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる1

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「君の天恵に感謝を」

 

15話を収録。

コミカライズなんですが、キャラが生き生きしてて良いですね。

前世が魔王であり、人とは違う視点を持った令嬢のアビゲイル。故郷では金瞳を疎まれて、酷い扱いを受けてきて……悪女なんて噂も流れて、ジェラルドと政略結婚したわけですけど最初から「君を愛することはない」を言われてしまう始末。

 

噂を鵜呑みにしていたジェラルドでしたが……使用人には出来た人材が多くて。

しっかりとジェラルドに「噂に踊らされるな」と指摘してくれるの良かったですね。

まぁ、小鳥にも劣る量の朝食しか食べられず、それですら重くてぶっ倒れて。診察させてみたら栄養失調なんて言われる令嬢が、悪女なんて無理があるよな……。

ソーセージまるごといっぽん食べて良いと言われて目を輝かせてるコマ、可愛くて好きです。

 

そして失態を認めて、反省できるのがジェラルドの良いところ。

アビゲイルの持つ、悪女なんて噂を吹き飛ばす天性の明るさというか、純朴さというか。見ていて笑いが零れるような、そんな温かい部分をしっかりと見て夫婦になっていくのが良いですよね。

……突飛な行動もとるので、それ笑いを誘うことも多々ありますけどね。サーモンジャー気に躊躇なく噛みついて、義母と義姉を驚かせた流れが好き。ツボに入ってセンスで顔隠してるステラさん好き。

 

魔王としての経験から、人より察知できるものが多く、魔物にも詳しい。そしてその対処方法も的確と、世間一般とは違う形ですけどしっかり夫を支えている良い妻だと思いますよアビゲイル。

魔物とかの知識が特殊過ぎて、表に出せないだけで……。まぁ生家のロングハーストでは腫れ物扱いでしたけど、ジェラルドのところでは本当に大切にされているからこそ、その貴重さを知られないようにするための措置なので全然違いますけどね。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる6

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「苦しいのはおまえがこれから生まれるからですよ」

 

オルタでの日常が、おおむね穏やかに続いていました。

第四王子たちが訪問することになった原因、ソーヤ国という海向こうの国からきた使節団がやってきたわけですが。

使節の何人かは、ジェラルドの父母と一緒にドリューウェット城まで行って、そちらでもおもてなしがされることになって。

一部はオルタの迎賓館に残って、そっちの対応を第四王子とジェラルドが担当することになっていましたが。

 

そうやってジェラルドが不在の間に、神官たちが屋敷に訪問してきたりするのが面倒くさいというかなんというか。

神殿勢力、ソーヤ国相手にも縄張り争いとしてアビゲイルと仲が良いとアピールしてきたりするみたいで……増長が過ぎる、とジェラルドに叩かれることになっていたので、ざまぁとしか。

過去の戦火からも遠く、被害も薄かったことで私兵団が緩み切っていたのもありますし。あっちもこっちも締め直さないといけないジェラルドは大変だ。

アビゲイルを守るために過保護すぎる部分がジェラルドにはありますけど……それを抜きにしても、普通に規律が緩んでるのは良くないですからね。徹底的に叩いてもらいましょう。

 

今回、ジェラルドの義姉にあたるステラが出産するまでになってましたが。

懐妊にアビゲイルが気付いた描写から、ついに出産までに来たのかぁ、とちょっと生まれたばっかりなのに感慨深い。

アビゲイルが伝えたユスリナの効果もあって、産み月までつつがなく過ごせていたらしいのでそれも良かったですねぇ。

 

魔王の森を残して領地が水没したせいで、現地で証拠を集めることが難しくなったせいで、ロングハースト関係者の処刑は先送りになっていたみたいですけど。

時間が過ぎたことで、養母ブリアナの刑が執行されたりと動きもありましたが……終わり際に、それまで秘匿していた魔物寄せだとか色々情報が出て来たせいで、他国からの探りが入ったりしたので、死んでからもなお祟るか……という感じ。

 

第四王子と似た部分のあるソーン国の使節の一人、ソーヤリー卿。善性ではあるけれど、立場に見合った腹黒さというか、策謀も当然使ってくる人物で。

自分と違う考えの人間もいて問題が大きくなるから、次回以降の使節からはアビゲイルを隠した方が良いと言ってくれたのは、正しく助言ではあるんでしょうけど。

その時に「いつか自国にアビゲイルを招きたい」ってことも吐露してたし、アビゲイルの天恵について察してるの面倒すぎるなぁ……という気持ちもある。


愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる5

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「お前はボス失格です」

 

変わらずオルタで過ごしているアビゲイルたち。

若手が幅を利かせていた私兵団、可もなく不可もないながら大佐までなったはずなのに仕事嫌いな上官までいて……緩み切っていた現場を、ジェラルドは叩き直す恐怖政治に着手。

当人もあまり荒っぽくなるのは好んでないみたいですけど、「上官の怠惰は部下を殺す」と大佐から仕事と指揮権まで分捕って采配振るっているのは有能。

 

ロングハーストの土地、恵まれていたと思われていましたが……アビゲイルが再訪し、離れてからも凋落が続いていったそうで。

魔王の森を残して領都が水没したとか言うんだからとんでもないというか。前世魔王なアビゲイルがいたからこそ保たれていたんだなぁ……というのがよくわかる。

 

 

アビゲイル、魔王としての視点を持っているのもあって、なんだかんだ上位者としての振る舞いを心得ているんですよね。あちこち常識抜け落ちてるけど。

見るべきところはちゃんと見ていて、ロドニーがキッチンメイドと仲良しなところとか知ってるの、なんか好きですね。いっつも好奇心であっちこっち走り回っている小動物感もありますけど。

閑話でそのキッチンメイドのエピソードが挟まっていたのも嬉しかったですね。奥様に振り回されつつ、仕事をしっかりこなしている良い子でした。

調理風景見に来たアビゲイルが、目を輝かせて眺めているから料理長が興が乗って、オムレツめっちゃ高く挙げている場面とか、微笑ましくて好きです。

 

港町ということで、他国からの使節が訪問することが決まったり。その対応のために外交につよい第四王子がやってきたり。

海のボス争いがいったん落ち着いた……と思ったら、森のボスまで挨拶に来たり。あっちもこっちもバタバタしてましたが。

王子についてリックマンもやってきて、アビゲイルの天恵について以前よりも知ることになりましたけど。それでも変わらず友情を示してくれたのが、実に良かった。

どもりまくって挙動不審になってしまうけど、何だかんだ大物ですよねリックマン。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる4

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「ここはくるくるの町なので、とってもだいすきです。でもくるくるがなくたって、旦那様がいればそこがわたしのおうちなのです!」

「――君は本当に何倍にして返してくるな」

 

アビゲイルの養母ブリアナが軍への攻撃を行ったことで、多少のペナルティが課されることになりそうだ……という話でしたが。

敢えて左遷されて、アビゲイルが好きそうな場所に引っ越すことにしているあたり強かというか。

左遷と言いつつ、ジェラルドの生家であるドリューウェットの領であり、新婚旅行でも赴いたオルタへの配置なので、対外的な措置に過ぎないようですけど。

 

ジェラルドもアビゲイルには王都の喧騒よりも合ってそうだと思ってましたし、最初こそ政略結婚でしたけど、本当に仲睦まじくなりまよね。

出立に際してジェラルドの同僚と御夫人を交えた壮行会が開かれることになったり。オルタを訪れる前にドリューウェットの城によって、ジェラルドの家族に顔を見せたりしてましたが。

いやぁ、ロングハーストの馬鹿達を見た後だと、アビゲイルに優しい人が多い場所を見るとこっちまで嬉しくなっていますね。

 

そして港町であるオルタに着任することになったわけですが。

アビゲイルが何かしたわけではないですけど、ちょうど海の領域でボスの地位を巡って魔物の争いが起きていて……海の底で起きているので、人は気付いていないけど、余波で海が荒れていたりして。

それとは別に、領地内でのちょっとした派閥なんかも出来ていて……ベテランを追い出して、若い層がデカい顔をし始めているけど実力が伴っていないから、アビゲイル目線だと人と魔の境あたりが、魔物に脅かされているのが分かったりもして。

 

魔物の価値観やルールについて、常人には察知できない出来ないものではありますけど。アビゲイルから上がってきた情報を信じて、でもそれに頼り切りにならず「本来ならわからないものだから」と適切に扱おうとしてくれるジェラルドが彼女の番になってくれたのは本当に幸いでした。

若い層の伸びた鼻っ面叩き折ったり、ちゃんとやることやってますからね。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる3

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「俺がやるから。その力をそんなことにつかわなくていいから」

 

ロングハーストの領主館にいた、現地の思想に染まり切った使用人たち。

それらが居なくなった結果、アビゲイルたちはロングハーストに十日滞在する予定だったのを切り上げて帰還することになったわけですが。

アビゲイルに子供が石を投げるなんて事件も起きて……王族の連れて来た相手への投石。それはつまり貴族や王族が舐められているということでもあって。軽薄な態度をとっていることも多い第四王子も、厳しさを見せるべきだと思うようになったみたいです。

……なんというか、今更どうしようもない土地だと思うけどなぁ、感がある。

 

ある程度見切りをつけている部分はあれど、現在の統治を任されているのも間違いなくて。

とはいえ、ロングハーストの書類とかはかなりハチャメチャで管理が難しく……アビゲイルの助言を欲してくることに。

ジェラルドは大分渋っていましたけど、ジェラルドの執務室で、第四王子の部下に教えるという形でひとまず決着して。

そうやって派遣されてきた文官の一人、リックマン男爵令嬢。緊張して挙動不審になっちゃう部分はあれど、城で働けるくらい処理能力の高い女性で……不思議とアビゲイルと波長が合って、仲良くなっていたのは瓢箪から駒ではありましたが、良かったですね。

 

 

ジェラルドの幼馴染であり、ちょっかい出しまくってる令嬢ウェンディが登場したりしてましたし。ジェラルドはかなりバッサリ切り捨ててましたけど……昔魔王においもをくれた子と同じ魂ということで、ちょっとアビゲイルが気にしてる部分があったりしたし。

逃げた養母ブリアナが懲りずにまた変なことしでかして、アビゲイル怒らせることになったりするし。

トラブルが尽きない日々でも、「旦那様」がしっかり愛を伝えてくれることで、アビゲイルは幸せそうですけど。リックマンという友人が出来たことで、彼女の世界が少し広がっていくと、良いですね。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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