気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

豚公爵に転生したから今度は君に好きと言いたい

豚公爵に転生したから今度は君に好きと言いたい5

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俺は、あいつに救われていた。

――だから、助ける。

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1130日まで。

スロウは原作知識を活かして帝国の斥候を追い払い、イベント条件を排したハズだったのに迷宮都市への攻撃が始まってしまったことに焦っていて……。

それでも出来ることをしようと奔走する辺り、真面目です。

振り回されてるシャーロットの事ももっと気にかけてあげてとは思うけど。……ちゃんと「約束も守れない悪いスロウちゃんなのだ」と自覚してるだけマシか。

 

自らを鍛えるために迷宮都市に踏み込んだシューヤ。エルドレッドの囁きを聞きながらも、先達に気に入られて、着実に腕は上げていたみたいです。

まぁ、他国の王女であるアリシアを伴ってやってきたのに、彼女をほったらかしにしてるのはちょっと頂けませんが。冒険者は都市防衛のために注力してたから無事でしたけど、もし目端利く人間いたら、害されててもおかしくなかったのでは?

 

スロウにちくちく言われて、多少叩きのめされても仕方ないと思ってしまう。

……まぁ、シューヤがスロウをライバル視してるみたいに、スロウもシューヤに複雑な感情を抱いてるようで、だから互いに引けずに喧嘩する羽目になったりもしてましたが。頑固者どもめ。

実質戦争の入り口だったわけで、かなりの被害も出ましたが、それでもスロウ達は生き延びた。とはいえ帝国に居るはずだった闇の大精霊とまで遭遇して、貸し一つ作る羽目になったのが今後どう影響するのやら。

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい4

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「未来を変えるために、君の命を貸して欲しいって伝えに来たんだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

アニメ『シューヤ・マリオネット』のターニングポイントとなるイベント。

魔物が占領するヒュージャックを足掛かりに、戦争に繋げようとする帝国の尖兵が居て。

厳密には、南方の国家の力を見極めるのが目的で、その結果として戦争になるかもしれないという目的があったようですけれど。

未来を知っているスロウからすれば、戦争を起こさせるわけにはいかず……

故に、南方には脅威があるという事を示さなければならなかった。

 

ダンジョンの一件と、黒龍騒動において彼は国宝を改竄するという埒外の手を取っていて。

諸国訪問中の女王が帰還して裁定を下すまで、王城で待機していたスロウ。

しかし、ヒュージャックに派遣されていた知人から、そのイベントの発生に気が付いて。

従者のシャーロットだけを連れて、魔物の領土となった国に踏み込んだ。

即座に戦闘にならないように、変装の手段も確保している辺りは周到ですね。

 

スロウは原作知識やらがあって、対策も完璧でしたが。

アニメ主人公であるところのシューヤ君は、無謀が過ぎるよなぁ。

怒るべき時に怒れる彼の事嫌いじゃないですけど、青臭さを押し通せるほどの力量が無いので、みていて不安になりますね。

まぁ、スロウの方は大抵の事に対処できてしまうので、シューヤがハラハラ要素を担うのは作品としてバランスが良いとは思います。

 

彼の傍にも大精霊が居るようですし、今後の成長に期待……と言ったところですが。

スロウの行動で回避できたはずの問題が、シューヤ達が足を運んだ迷宮都市で噴出しようとしていて、果たして無事に「今後」が訪れるのやら、という感じですが。さて。


豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい3

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「絶対に退くもんか! 今、君を行かせたら今までの全てが無駄になる!」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

裏切りの騎士を捕えた事で、ますます王室の覚えが良くなるスロウ。

あまり表に出てこなかったダリスの次期女王であるカリーナ・リトル・ダリスまで登場して、彼に注目しているようでしたが。

あらすじでは伏せられていた、彼女のもう一つの顔が口絵でバラされてるのには正直笑った。

 

学園近くに出現したダンジョン。

王室騎士たちも独自の目標を持って探索しようとしているし、軍はダンジョンを押さえた後制圧に学園の生徒を借りる事にして。

スロウの父親が学園を訪問する事も発表されたり、自国の王女が一緒に授業を受ける事になったりと、一般生徒からしてもイベント盛りだくさんで楽しそうですねぇ。

 

アリシアなんかは、ダンジョンの怖さを知っていて、更には直近で2度も危機に陥ってるので不安を感じていたようですが……

順当にフラグになったというか、見事に悪い予感が的中していて、ご愁傷様というほかない。

 

その上、ダンジョンの問題に加えて、別の脅威までやってくるんだからたまりませんけどね……

どんな障害があろうとも。スロウ・デニングはもう大切なものを選んでいるから。その為だったら無茶も出来る。

その在り方は、アニメ本編で人気があったというのも頷ける感じではありました。


豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい2

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「残念だったな守護騎士候補。既に勝負は――付いているんだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

学園に潜入していた凄腕のスパイを、見事に撃退したスロウ・デニング。

その活躍を聞きつけた王室から、守護騎士選定試験への参加要請が来て。

デニング家とは別勢力であるために、スロウも結構驚いていたみたいですけど。

彼が関与する以上、ただで済むはずがなく……またしても騒動に巻き込まれる展開に。

 

あらすじでは一気に人気者に? みたいに書かれていましたが。

確かに一部では評価が上がっている者の、かつての行状は未だに影を落としていて。

まだまだ距離を測りかねている生徒の方が多い模様。

腐っても公爵家の人間だ、と言うように少しずつ改善はされているのでそれで良い、と言える辺りは冷静ですね。

 

そして今回のキーパーソン。疎遠になった元婚約者、他国の姫君アリシア。

守護騎士選定試験の前に、騎士たちは前哨戦となる試練を課せられていて。

学園近くの街で行われる試練が、アリシアの祖国で王族を殺した盗賊団の壊滅、というもので。

スロウとアリシアも各々の事情から、それに関わっていくことになるわけですが。どっちも、退くという選択肢がなかったとも言いますね。

 

そして街でスロウが出会ったのは、アニメ原作において裏切りを働いた騎士だった、と。

原作知識と家の関係ゆえに、敵の事情にも詳しく。それ故に不信感を隠さずに接していたわけですが。

疑惑の目に騎士も気付いていて、劣等感を刺激されていたというんだから、救いがないというか。

 

実のところスロウ、原作知識あまり活用できてない疑惑有りますよね……

現地に居た事で騎士を止める事が出来て、終わり良ければ総て良しで何とかこなしてる感。

スロウは強いですけど、決して万能ではなくて。彼自身の打てる手が限られているのは、少し不安材料ですかね。

今回も2か所で騒動が起きて、なんとか対処できてましたけど……。

より規模が大きくなってくると、彼の手から零れてしまうものも出てくるんじゃないかなぁ、みたいな気になる。

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい

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「助けるよ」

(略)

「約束する」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

異世界転生モノ。気が付いたら、大好きなアニメの世界にいた主人公。

しかし主人公ではなく……豚公爵と呼ばれる、丸々と肥えた男児であった。

アニメでは気になっていたヒロインも主人公に取られたり、親から見放されたりとバッドエンドに至ってしまう。

 

幸いにも本編開始前の時間軸で覚醒したので、原作知識を活かして困難を超えようとする、王道WEB小説って感じの設定です。

……その為の第一歩が、太りすぎたためダイエットになる当たり、微妙に締まりませんけど。

 

問題児扱いされていたけれど、更生して。少しずつ友人を増やしていって。

先生方からも、見直して評価してくれる人が出て。順調に学園青春モノをしてる感じがしますけど。

アニメ本編でも主人公となるキャラは人気がなくて、豚公爵の秘めた事情故に人気キャラではあったとか書かれていますが。

 

主人公がまだまだ青い熱血君な感じがするのは確かですが。豚公爵の方が人気でるかって言うとどうなんだろう。どうもアンバランスに思えてしまいますが。

あと、「ぶひぃ」というおかしな声が勝手に出てしまうって言う下りは必要だったのだろうか。繰り返さると、ちょっと気になるというか。読書への没入感を阻害されて仕方なかった。

 

心機一転して、タイトルにある通り今度ヒロインに想いを告げる為に。

地道に努力できるのは好印象ではありました。豚公爵、スペック自体は最高峰なんですよね。ただ、その力を誰の為に振るうかを、彼はもうとっくに決めてしまっていて。

それ故にそれ以外の全てを切り捨ててしまえた。周囲の評価も気にすることは無かった。

 

だからこそ、アニメ本編では彼は失敗した。『豚公爵は賢く、強く、優しく、そして悲しい事に根性がありました』と監督が言ったそうですが。

キャラの軸はぶれてないんですよね。ただ、原作知識で未来を知って、違う道を進もうと決めただけで。

スロウ自身が強いので、割と安心して読めるシリーズではありますね。

読了後にカクヨム連載も軽く見ましたが、書籍版の方がブラッシュアップされてて読みやすく感じたのでこちらをオススメしたい感じ。


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