気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

転生したら剣でした

転生したら剣でした4

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(リンフォードから逃げてた時、私は何もできなかった。全部師匠に任せっきりで。いるもそう。だから、今度は私がやる)

『フラン……』

むしろ俺がフランの言葉を聞かなかったのに。もっと相談するべきだったのだ。なら、今からでもフランと話そう。

 

シードランのクーデターに巻き込まれる、なんて想定外のトラブルがあったものの、フラン達は無事にパルボラまで到着。

月宴祭を満喫しようとしますが……その途中で、料理ギルドを発見。冒険者ギルドとの兼任でもOKと言う事で登録したわけですが。

その際に腕を示すために出したカレーへ、厳しい評価を下した幹部が居て。フランはそいつを見返してやる! と祭に合わせて行われる料理コンテストへの出場を決意。

 

縁が出来た商会に調味料や、調理するスペースを提供してもらって。

フランの期待に応えるべく師匠も気合を入れて準備していきます。コンテストは屋台形式で、カレーをそのまま提供するのは時間がかかる。だったらカレーパンを作ろう! ってなる辺りは異世界の知識がある師匠ならではですが。

その腕前に惚れた冒険者からの協力が得られたりして、準備の方は概ね順調。

 

味に手を抜きたくないからって、魔境に赴いて魔獣肉をゲットして来るのは流石の行動力と言うべきでしょうか。

その帰り道では盗賊に襲われている人々を助け、ついでにアジトを殲滅。囚われていた人を救ったりもしていましたが。

例年入賞してるらしい孤児院にいる料理人に会いに行ったら、チンピラが横暴に振る舞っていたリ。いざ屋台を出した時も絡まれたり、準備をしてる拠点に乗り込んでくる輩まで現れたり。

 

どうにも怪しい、というか。この街で何かが起きているというのは明らかなわけですが……予期せずそれを邪魔しまくってるフラン達はとても良い事をしたと思います。

合間に黒幕どもの会話が挟まっているんですが、想定外の状況に困惑してる様は愉快でした。まぁ、規模が小さくなろうと計画は実行されてしまって被害も出たし、黒幕側の何人かには逃げられてしまったので、完全勝利とはなりませんでしたが。

それでもフラン達がいなかったらもっと悲惨な目になっていたので、ベターな結末とは言えるのではないでしょうか。

A級冒険者たちの活躍を見て、自分たちの実力不足を実感しつつもっと鍛えなきゃと思えるフランと師匠の道行きに幸あれ。

 

転生したら剣でした3

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『フラン、なんかゴメンな。色々邪魔しちゃったし』       

「ううん。師匠のせいじゃない。わたしが強ければ、わたしの力で勝てた。師匠の手助けが無きゃ勝てなかったのは、わたしのせい。それに、わたしと師匠は一心同体。わたしたしの勝利」

 

2巻まで読んだ後WEBの方にも手を出したんですが、今回は結構加筆されてましたね。

ダンジョン都市ウルムットを目指すフランと師匠。海路を選択し、無事に港町ダーズまでたどり着いたわけですが……。

パルボラで行われる月宴祭が近く、それに向かう人々が多いため宿はほぼ埋まり、船の方も余裕がない状態だとか。

その辺りしっかり手配出来てなかったのは、まぁ元奴隷の少女と異世界人でこちらの常識に疎い剣だと、仕方ないことですかねー。

 

なんとか安宿に一室を確保したフラン達でしたが、黒猫族を侮る青猫族に絡まれ撃退。尋問してみると、闇奴隷商の関係者で。

フランにとっても仇敵であるため、徹底的に潰す選択を取ったわけですが。いざ乗り込んだ先で、囚われていた双子。それが神剣を有する国の王族だったって言うんだから驚きです。

 

王子と王女に気に入られたフランは、護衛として雇われる形で無事に船に乗ることが出来たわけですが。

道中でトラブルがあり、王の代替わり以降荒れ果てているという島国シードランへと寄港することに。……連行された、と言うべきかもしれませんね。

実際そのままなし崩し的に、シードランの騒動に巻き込まれていくことになりますし。

フランと友人になった王族の双子、特にフルト王子の方が神剣を継承する一族としての格を上げてましたねー。新規エピソード、面白かったです。

転生したら剣でした2

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多分、届かない。

(中略)

ならどうする?

『限界を超えればいいだけだ!』

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで531日まで。

ダンジョンを中心に起きた、ゴブリンスタンピード。

それの解決に貢献したフラン達は、結構な臨時収入を得ることに成功。その一部で食料を買って、調理したものを次元収納に収めておくことにしたとかで、かなり便利だな師匠……。

フランもしっかり餌付けされて、特にカレーが気に入ったようです。スパイスとか平気なんだ、この世界の獣人。

 

そうやって諸々準備を整えつつ、次の成長のために調べ物もして。

とりあえずは別の街近くのダンジョンを目指すことになりましたが。

スタンピード終結後に絡んできた貴族がまたしてもちょっかいかけて来たりするトラブルが発生したり。

登録してから間もないのにランクDまで上がったフランへのやっかみがひどいから、見返りも容易するのでランクD昇格試験に同行してほしい、とギルマスから依頼を受けて。

いざ足を運んでみたら、そこでもトラブルに遭遇したり。

師匠とフランの道行きは中々にハードです。特にトラップで分断された時は危なかった。

 

問題をどんどん乗り越えていく2人ですが、そのペースが速すぎるのもあってギルマスはどうしても疑わなくてはならなかったようですが。

……まぁ「突然現れた魔剣と鑑定、鑑定阻害能力を持った口数の少ない実力者の少女」とか、あからさまに怪しすぎるからな……。地位ある立場なら、警戒する必要があるのは頷ける。

でも、フラン達は脇の甘い部分も多くて。何らかの事情はあるだろうけど、生い立ちなどが特殊な12歳の少女冒険者ってだけなのでは? って考えられるようになったのは偉い。

 

ダンジョンを目指して旅に出た2人は、道中でもまたトラブルに遭遇したというか。

浮遊縞という、この世界に特有の空飛ぶ島。それに興味を持った師匠が念動で空飛んでみたらモンスターに襲われて墜落。その先にいた先輩冒険者と出会い、当初の目的とは別のダンジョンに挑むことになったり、話題に事欠きませんなぁ。

その過程で師匠の中身に関してかなり気になる情報が出て来たりもしましたが……今回の戦闘で内部ダメージ蓄積してしまったようだし、秘密が明らかになる日は遠そうです。

転生したら剣でした1

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「ある。とてもある」

即答だった。俺を天に掲げるようにしてギュッと握るその姿は、凛々しくさえあった。

「私は、強くなる。絶対」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで531日まで。

タイトル通り、異世界に転生したら剣になっていた主人公。前世で事故に遭あったことは覚えているが、名前などの記憶はおぼろげで……。

混乱している中誰かから「これから大変だろうが、頑張れよ」と声を掛けられて。

 

剣の肉体に人の心。目なんてないはずだが、不思議と周囲の状況は把握できる。周囲に人の気配はなかったため、この世界がどんな世界なのかって言う情報は入ってきませんが。

そんな中で、出来ることをやって行くことになります。まぁ、剣ですから周辺の魔物を狩っていく、っていく形ですね。

スキルや魔法が存在する世界で、念動で自分を浮かせたりしてソロ討伐をする剣。……目撃者がいたら怪談にでもなってそうですな……。

 

そうやって魔物を狩っていく中で、魔石を得ると自分の能力が向上する事が発覚。

魔物を討伐し、特に格上相手に負傷しつつも生き延びて。ある程度自信がついたところで、最初にいた草原から出てみたところ、それが罠だった。

後に分かるんですが、草原の外に広がっている森は魔力を阻害する作用があって、うっかり刺さった後、自力で脱出できなくなってしまったのは脇が甘い……。

 

息抜きのソロ狩りも出来なくなり人恋しくなったある日。

彼の近くで魔物に闇奴隷商が襲われる事件が発生。その中に居た黒猫族の少女フランと剣が出会った事で、物語が本格的に動きだします。

人の心を持っているが剣であるから、戦いに使ってほしい主人公。

 

そして成長すると進化できるハズの獣人族の中で、進化した記録がない黒猫族は下に見られている。それでも進化方法を探す者はいて、フランもまたその一人だった。

元奴隷と異世界人と言う事で、常識に疎い部分はありますけど、戦闘能力に関しては中々のコンビが誕生することに。

戦闘に関しても過保護な剣と、前のめりなフランでは方針が異なる場合もありますが。戦場に身を置くなら厳しさも必要だ、と剣が覚悟決めたシーンは好き。あと、終盤の「勝利」って言ってガッツポーズ決めてる挿絵も。

 

巻末にはBOOKWALKER限定書き下ろし特典として「フランと出会った次の日の夜食~トルティーヤ風ハンバーガー~」を収録。

タイトル通り、出会った直後フランに解体を教えたら集中して作業を始めたので、待ち時間に料理をすることにした剣こと師匠の話。

今度は師匠が料理に集中してる間に、フランが近づいてきて。速攻で食べた後おかわりを要求されるって一幕もあったりして、ほのぼのしてて笑えた。

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